「どこまで行けるか!!東海道五十三次散歩」by id:tough


以前ウォーキングが話題に出た時に、歩数計と地図を使ってのバーチャルツアー、たとえば東海道五十三次走破など、ということを書いたことがありましたが、
http://q.hatena.ne.jp/1207285150/154759/#i154806
実はこれ、子供のころに父と一緒にやっていたことだったんです。父が歩数計を買ったのを機会に、一緒に散歩した時の距離を「歩数×平均歩幅」で計算して、その距離を東海道五十三次に当てはめていきました。


子供との散歩なんてそんなに長い距離を歩くものではありませんが、それでもぶらぶら歩いていれば2kmや3kmは歩いてしまいます。日本橋からスタートして最初の品川宿までは約7.9kmですから、2〜3回の散歩でもう到達。私は壁に日本地図を張って、すごろくのように、今日はここまで歩いたぞーとやっていました。


五十三次の宿場はどこも数里で行ける距離にありますから、お散歩のペースと、とても相性がいいんです。一部区間は一里に満たない所もあります。
「平塚宿から大磯宿までは2.9kmだぞ」
「だいたいどのくらい?」
「ん〜、○○駅まで行って帰ってくるとそのくらいかな」
「楽勝だね!」


実際の五十三次には山もあれば川もあり、一部船を使う区間もありますが、徒歩しか移動手段がなかった時代に、こんなに旅がしやすいルートが整っていたのかと、それだけでもとても勉強になりました。


だんだん旅が佳境に入ってくると、少しでも距離を稼ぎたくなります。父の買い物に付き合ったり、休日出勤の父の後を追いかけて駅まで一緒に歩いたりと、少しでも距離を稼ごうと一生懸命。父も結構嬉しそうで、途中でアイスを買ってくれたりしました。ソーダ味のアイスをガリガリ食べながら、昔の人は峠の茶屋で買ったお団子か何かを食べていたのかなぁと想像しながら歩く散歩は、本当に楽しかったです。何より、親と一緒に歩くことが稀になる年齢になっても、こうして親子で目標を持って歩けたことが、とてもいい思い出になっています。


もちろん散歩の相手はお父さんとは限りません。お父さんお母さんがそれぞれ手分けをして時間の空いている時に一緒に歩き、子供が主役の旅がらすでいいですよね。走破出来ても出来なくても、きっと思い出に残る散歩になると思います。


今ならネットで簡単にその土地の様子が分かりますから、到達した宿場の今昔を色々調べて旅情に浸るのも、きっと楽しい経験になると思います。


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