「人生と暮らしに大切なことは何?〈家族の口癖&名言集〉」を教えて下さい

#054 お題
人生と暮らしに大切なことは何?〈家族の口癖&名言集〉」を教えて下さい


“ルポ・タイトル”
「可愛いねぇ、お前はどうしてそんなに可愛いの? by 母」
by ハザマ


毎日毎日、膝の上で頭を撫でながら、まるで呪文か「赤ずきんちゃん」のオオカミさんのように(笑)繰り返す母の言葉…。ってこれ、私の頭を撫でているわけではないんです。そう、我が家の話にしばしば登場する猫たちに言っているんです。実家の初代の猫、鎮太(キンタ)くんがチビの頃から、今の銀次くん、銅瑠(ドール)くんと、言い続けて二十数年。うちのミューとイプも、まだ小さくて実家に連れて帰省していた時にはいつも言ってもらってました。「可愛いねぇ、お前はどうしてそんなに可愛いの?」。


そしてこの問いかけの言葉に、いつの頃からか、答えのセリフが付くようになりました。「“それはね、かあちゃんのこと愛してるからだよ”。うん、そうか、そうか」。


もちろん、セリフのところは猫の声真似。他人が見たら、恥ずかしくないですかぁ?と言いたくなるような、私も顔負けの猫バカ振りですが(笑)、これを初めて聞いた時にはちょっとハッとするものがありました…。そっか、動物はもとより可愛いけれど、こんなに安心しきって可愛い顔を見せてくれるって、この子たち、私のこと愛してくれてるんだ! いやはや、こんなふうに感激している私もどうかしていると思われそうですが、これはきっとホント。母も猫たちに日々問いかけながら実感した答えだったのでしょう。


それからというもの、父まで「銀次くんはどうしてそんなに可愛いのか? とうちゃんのこと好きなのかぁ、そうかそうか」と撫で撫で。私も、母や父を笑えません…。すっかり私の口癖にもなっています。これは母の口癖であり、そのひとり問答は名言(!)だとも思いますが、それより「幸せの呪文」と言った方が当たっているかも知れません。猫を膝に抱いてこのひとり問答をやっているときの、何て幸せな心地。思えば、これが自分の子供だったら、気絶するほどの幸せなんだろうなぁ…。うっとりしている私たちの姿を今は横目で見ている弟ですが、そうのち照れる歳でもなくなれば、きっとやっていると思います。「可愛いねぇ、お前はどうしてそんなに可愛いの?」と。そして我が家の幸せの呪文は受け継がれていくことでしょう。願わくは、猫と一緒にそろそろ自分の子供たちを抱いて(^^)。


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