自治会の副会長になってしまった父」by id:Fuel


なんと父が自治会の副会長です。我がマチの自治会の規模はちょっと大きいですから、これは大ニュースです。


はじまりは地区当番をやっていた父が、年度納めの慰労会から困った顔をして帰ってきたことからでした。どうやら新年度の役員改選に向けて、副会長に推薦されてしまったらしいのです。昔は自治会や町内会の役員というとマチの顔役で、それを足がかりに議員バッジも夢ではない時代もあったようですが、今や引き受け手がいなくて困ってしまう時代です。頼まれると嫌とは言えない人のいい父が恰好の標的になってしまったようです。


困った困ったと言っていましたが、結局役員選挙に新たな立候補者は現れず、父を含めた現役員会の推薦候補が新年度を待たずに無投票当選。会長は現会長がそのまま留任とのことでしたが、だいぶご高齢でお体の具合が優れないため、実質的にはほとんどの実務を副会長が代行することになるようです。副会長は二人ですが、どうやら父が筆頭になるようで、4月から仕事も忙しくなるってのにどうしようと、半ば本気で青い顔をしていました。


まいいじゃないと、イエでビールを抜いて当選祝賀会を開催しました。マチのために働けるなんて、めったにないことです。私も地域活動は嫌いではありませんから、できるだけ協力するよと約束しました。


しかしおそらくこれから本当に大変になるのは母でしょう。昼間仕事でイエにいない男に代わって様々な連絡などを受け持つのは、たいてい奥さんと相場が決まっています。父は、これから負担をかけることになりそうですまん、なんて言っていますが、いいえ二人で頑張りましょうなんて見つめ合ったりして、二人のいい絆の強化になりそうな雰囲気です。


そうしている間に、私にも広報委員長というお役が回ってくることになりました。PCで自治会報を作ったり、会議資料をまとめたり、夏祭りなどのPR活動を行ったりする役目だそうですが、まだ前任の人と十分な引き継ぎができていないので、具体的な活動内容はよくわかっていません。自治会のスポークスマン的な役割として、役所向けの連絡事務なども担当するみたいです。


でも、順番が回ってきたからと嫌々地区の当番をやらされるより、やり甲斐を持って地域のために活動できる立場がいただけるというのはうれしいことですね。私も父をサポートして、ひとつ頑張ってみようかと思っています。今年の我が家の話題は、マチ作り一色になっていきそうです。


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