「イエはてなのお陰で最近ちょっと変わってきた朝の光景」by id:Fuel


最近、わが家の朝の風景がちょっと変わりました。一番変わったのは朝の香り。今まで朝は白米の炊ける香りがしていたのですが、それがちょっと香ばしくなったんです。そうです、玄米です。


以前からイエはてなには玄米のすばらしさを教えてくれる書き込みがありました。
例:
http://q.hatena.ne.jp/1187758044/111265/#i111265
http://q.hatena.ne.jp/1187844576/111727/#i111727
などなど。
極めつけは"イエコトミシュラン" #035「美味と栄養バッチリ!菜食メニューコンテスト」に登場した、たくさんの玄米食の実例でしょう。
http://q.hatena.ne.jp/1242017671
食生活に玄米を取り入れることで、こんなにもヘルシーで栄養バランスに優れた食生活が可能になるんですね。


しかしわが家では、玄米食への完全な切替は、なかなか家族の了解が得られませんでした。たまにならいいけど、毎日はちょっとヘビー。そういう印象が強かったんですね。
そこで、週末だけ玄米、というようにしてみました。週末なら食事にゆっくり時間がかけられますから玄米でも大丈夫です。炊き方にも少し工夫をしてみました。
まず炊く前の浸水時間を長く取ることで、玄米のモソモソ感を少なくするようにしてみました。玄米は、軽く洗って(玄米はといでも白濁した水は出ないので下水処理の負荷も少なくていいですね)約8時間を目安に水に浸けておきます。
そのままの水で炊いてしまってもいいですが、炊く前にもう一度ざっと洗って新しい水で炊くと、玄米特有の糠臭さが軽減されます。
さらに玄米には白米にない栄養素が豊富に含まれますが、慣れないとそれが若干の苦味というかエグ味につながりますので、軽く塩をひとつまみいれることでその軽減を試みてみました。
こうした工夫で、今まであまり玄米を喜ばなかった父にも、こりゃおいしいと大好評。
「そうだろ、父さんの好きな蕎麦だって香り高い蕎麦粉は挽きぐるみ、つまり玄米と同じ状態の蕎麦を挽いたものだからね」
「うん、その通りだ。挽きぐるみの蕎麦粉は打つのが難しい。玄米も炊くのには工夫が要る。でもどちらもていねいに作業すれば最高の味わいが引き出せるってわけか」
「いよっ、さすが穀物グルメ」
「わっはっはっ」
こうして最難関の父が玄米ファンになって、わが家の朝は日常的に玄米食になってきました。玄米の仕込み(洗米から浸水まで)は主に私の役目。私がそれをさぼると、翌朝は、ごめん、今朝は白米で我慢してと言わなければならないほど、わが家の朝の主役が変わっていきました。


もう一つ変わってきたのは、朝の母の様子です。うちの母は体が強い方ではなく、時々朝が辛そうなこともあったのですが、最近の母は朝からいい顔色をしています。父は、なんだか最近母さんの色つやがいいな、昔は糠で柱を磨いたりしたものだったけど、玄米の糠が母さんを磨いたのかな、などとうれしそうです。
ちょっと主食を変えただけで色々変わったわが家の朝。「思い出の」朝の光景の話からは外れてしまいましたが、きっと十年後には、わが家に健康を運んでくれた記念すべき変化の記憶として、「今」がきっと感慨深く思い出されるに違いありません。


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