鴻巣市コウノトリ伝説と卵のお守り」by id:MINT


埼玉県に鴻巣市というところがあります。中山道の宿場として栄えた町で、さらに6世紀の昔に遡ると、朝廷から武蔵国造の任を受けた笠原直使主(かさはらのあたいのおみ)が一時この地に住んで、ここを武蔵国国府にしたという話もあるそうです。そこで「国府の州」が「こうのす」の地名になったと言われていますが、「鴻巣」の字が当てられるようになったのには、もうひとつの伝説があったのです。
昔、この地に木の神と呼ばれる大木がありました。この大木は強い神通力を持ち、機嫌を損ねるとたたりをなすので、人々は恐れ、お供えを欠かさないようにしていました。・・・続きを読む