「卵は泡立てて使うことでさらに料理の世界が広がる」by id:Fuel


最近恥ずかしながら彼女がおりまして、彼女もネットでここを見ているものですから、電話でしゃべっているうちに、テーマの卵が話題になりました。
卵といえば泡立てる、たとえばメレンゲ。パンのふわふわは酵母の発酵によるものだけど、ケーキのスポンジなんかは泡立てた卵の泡が主役なのよとのこと。
へー、じゃタマゴパンてあるけどあれは何なの?と聞くと、もしかしたら違うタマゴパンもあるかもしれないけど、私(彼女)が作れるのは卵を泡立てるタイプ、とのこと。
じゃそれ作り方教えてよ、その話題で投稿するからと言うと、残念ながら今週末は予定が入っていてうちに来られないとのこと。口頭で教えてもらってもなかなか作り方がわからないので、似た流儀のレシピをネットで探してもらうことにしました。それで紹介されたのがこれ。
http://cookpad.com/recipe/407890
ふむふむ、全卵を泡立てて、低スピードで牛乳を混ぜ入れるということは泡を潰さないためだろうな。
あとは、オーブン予熱は230度。それで15分焼いて、その後190度に下げて20〜30分。この温度調節がキモだなとだいたいのあたりを付けて作業に取りかかりました。
普通のパンと違って発酵工程がないので、未経験の私でもほとんど迷うことなく混ぜ合わせたタネを寝かせるところまで漕ぎ着けました。
オーブン予熱開始。予熱までの時間がもったいないので、ウインナーを入れて予熱中に焼いてつまみ食い。これが男の料理ってもんです(笑)。
予熱完了。型に流し込んで書いてある通りに焼き始めると携帯に電話がかかってきて、タマゴパンどう?と聞くので、今焼きにかかった所というと、予定が変わって早く帰れたから今からそっち行くねとのこと。約40分の焼き上げタイム内に師匠(笑)到着。焼き加減を見てもらうと、上出来とのこと。オーブンの方は彼女に任せて、私はコーヒーを淹れることにしました。
見事焼き上がって、私が独占していてキッチンから締め出されていた母も呼んで試食会を開催です。
うまい!外はこんがり、中はふんわりしっとり。卵と牛乳と小麦粉だけでこんなにおいしいものが作れるなんて思いもしませんでした。このおいしさの主役は、やはり卵です。卵の風味と、そしてふんわりと空気を抱き込んだ泡。卵は味だけでなく、この泡立つという物理特性がすばらしいということがよくわかりました。
先日のいわしにあったムースのレシピでも卵白の泡立て方が口当たりを決める、それさえうまくいけば成功するとありましたが、
http://q.hatena.ne.jp/1254113424/234526/#i234526
卵を泡立てる使い方をおぼえると、卵の活用法が何倍にも広がることを体験しました。卵と空気が織りなす料理世界。イエコトは奥深く、興味が尽きませんね。


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