「カクテルの元祖はニューオリンズの薬屋が作ったブランデー卵?」
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カクテルの語源には様々な説がありますが、その中の一つに卵に関係する説があります。アメリカで独立戦争がはじまったころ、ニューオリンズの薬屋が作っていたブランデーに卵を混ぜた飲み物が評判になり、店の主人がフランス系だったものですから、彼はみんなから親しみを込めてcoquetier(フランス語の卵屋さんの意)と呼ばれるようになったのだとか。それが転じて、今のCocktailの語になった、という話です。
本当か嘘かはわかりませんが、でもカクテルの世界には、卵を使ったものも存在します。ではいくつか、西洋卵酒(笑)をご紹介してみましょう。


まずエッグノッグ。これはアメリカ南部が発祥と言われる、伝統的なクリスマスの飲み物なのだそうです。ですから各家庭ごとに作り方があり、氷片と共にシェイクする作り方もあればミルクパンで温めながら作るものもあり、さらに子供向けのノンアルコールバージョンも存在するなど、かなりバリエーションの多いカクテルです。ここでは晩秋にうれしいホットバージョンでご紹介します。
材料(1人分)
◆ダークラム 15ml
◆ブランデー 30ml
◆牛乳 50ml
◆卵黄 1個分
◆シナモンスティック 1本
◆砂糖 ティースプーン1〜2杯
作り方
1.小さなミルクパンに牛乳、卵黄、砂糖を入れてよく混ぜ、シナモンスティックを入れて、弱火にかけて沸騰させないように注意しながら混ぜ続けます。
2.湯気が立ってきたら火から下ろし、カップに注いでラムとブランデーを加えてステア。好みでカルダモンやナツメグを少量振って完成です。
材料に生クリーム30ml程度を加えても濃厚な美味しさが味わえます。この場合、牛乳は量を少なめにしてください。
またカップに注いだ上にバニラアイスを乗せても美味しくいただけます。これはパーティーなどにもお勧めです。


続いてフリップです。フリップにも多数のバージョンがあり、「お酒の名前」+「フリップ」で呼ばれます。
まずブランデーを使った、ブランデー・フリップ。
材料(1人分)
◆ブランデー 45ml
◆卵黄 1個分
◆シュガーシロップ ティースプーン1杯
作り方
1.シェーカーにブランデーとシュガーシロップ、卵黄を入れてリズミカルにシェーク。
2.大きめのワイングラスやシェリーグラスに注ぎ、好みでナツメグを振って完成です。


続いてポート・フリップ。
上の材料のブランデーをポートワイン60mlに変えるだけ。アルコール度10%くらいの穏やかなカクテルになります。これならお酒が苦手な人でも大丈夫ですね。口当たりがよく、ほんのりワイン色に染まった色合いもきれいなカクテルになります。
パーティーの席では、ゲストの好みでブランデー・フリップとポート・フリップの両方が選べるようにしておくといいかもです。


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