「街道と歌碑・石碑〜美しい花々や木々、先人を魅了した美しい景色〜」
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私の住むマチ・沼津は古くから東海道の宿場町として知られ、広重の画にも描かれている当時から大きなマチです。
現在では、東名高速道路や国道1号線、旧国道1号線、電車では東海道本線。さらに、隣の三島駅になりますが東海道新幹線も通る交通に便利なマチです。
しかし、交通が便利になったからと言って、これまでの生活と比べ豊かになったのでしょうか?
知り合いの交通工学の先生に聞いてみると、電車や自動車で通勤時間が短くなっても、生活の質の向上が認められなかったというのです。
単純に、主観的な判断に基づく集計結果なので断言はできませんが、電車や自動車内での生活の質は上がったでしょうが、本来の目的は生活にかかる時間を減らして、家庭あるいは仕事場での時間に充てることが目的だと思うんです。
そのためにも、普段の通勤・通学の時間はなんとか大切にして、生活の質を意識した時間にしたいですね。
私の場合、通勤ですと隣(?!)の市まで自転車でおよそ40分程度。これを1年、2年、5年と続けていったらバカになりませんよね?


そこで、私の提案は単純で、もっと道や街道をマチの資源として活用することです。
道の駅があるように、歩こうの駅、すなわち歌碑や石碑、あるいは一里塚で歩みをいったん停め、その土地土地を愛でると言うことをしたいのです。
歴史を貴重な観光資源と認識しているマチですと碑が建っていたり、どことなく昔の通りの名残が隠れています。
私たちのマチといいますと日々の生活するためのマチばかりが強調されますが、実は隣のマチともつながっています。現代では交通の手段が多様化になり、特に自動車の出現は多くの連絡路を作りました。
しかし、歩くことやツーリングの楽しみも同時に再注目されています。自分の足で、当時の人とと同じ視線で。そんな思いが碑や史跡を残そうと私は考えついたわけです。


街道あれば、史跡あり。史跡あるところに歌碑・石碑あり。碑あるところに生活あり、です。
街道や歌碑・石碑の周りには、美しい花々や木々、先人を魅了した美しい景色があります。それを私たちは守っていきたい。
先人の生活や労苦が積み重なった上に、いまの私たちの生活が成り立っていることを自覚し、貴重な観光資源としての(再)活用を望みます。
街道と歌碑・石碑が、私が将来にバトンとして遺したい、未来に残したいモノですね。


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