イエコト・ミシュラン

「フードマイレージを意識した買い物でキッチンから時代を変える!!」
by id:TinkerBell


フードマイレージというのは、
「生産地から消費地までの距離×食品の重さ」
で算出される数値です。
この値に交通輸送手段別のCO2排出係数というのをかけ合わせると、
輸送にかかった二酸化炭素量も計算できます。
食料の6割以上を輸入に頼っている日本は、フードマイレージでも断トツ世界一。
すごく不名誉なことになっています。
そこで、フードマイレージを少しでも減らす買い物をみんなで実践しよう!!と呼びかけたいと思います。
輸入食材の需要を減らす。
逆に地産地消の食材の需要を増やす。
みんながそういうふうに変われば、すごく大きな省エネ効果が現れます。


実際に食品の輸送にどのくらいのマイレージがかかっているのかは、
あおぞら財団というところが作った「買物ゲーム」で学べます。
これはカードを使ったお買い物シミュレーションで、
お買物結果から環境負荷が調べられるようになっています。
安さ、美味しさ、鮮度、栄養、安全性。
キッチンを預かる者ならそういうことに気を使った買い物をするのは当たり前ですが、
環境負荷のことまで考えた買い物が出来る人はどのくらいいるでしょう。
でもこのゲームを経験すると、ちゃんとそういうことも考えた買い物ができるようになれるんです。
ゲームに必要な物は、
http://www.aozora.or.jp/foodmileage/index.html
こちらに申し込むと貸してくれます。
地域のグループなどで勉強会を企画して実施してみると、とても反響があるのではないでしょうか。


個人的に勉強してみるなら、フードマイレージが計算できるWebページもあります。
サンプルをクリックしているだけでも、輸入と国産ではこんなに違うのか、なんていうことが実感できると思います。
◆フードマイレージ・キャンペーン
http://www.food-mileage.com/
◆フードマイレージ電卓のページ
http://www.food-mileage.com/calculator/


一人では世の中は変えられません。
たった一人がマイレージの高い食品を拒否しても、物は相変わらずたくさんのガソリンを撒き散らしながら運ばれていきます。
でも一人が二人になり、二人が四人になり、四人が八人になり…と輪が広がっていけば、
いつかきっと町にはマイレージの低い食べ物ばかりが並ぶようになるはずです。
そういう世の中を作りましょう。
キッチンから時代を変えていきましょう!!