「ライバルは父」by id:aekie


多くのマンガでもあるように、私のライバルは父です。
マンガのように、体力や知力といったので競っていません。
競っているのは人格や人間性といった性格そのものです。


父が幼い頃からの目標でした。父のように何でも実直で温厚でありたい。
父のようにいつか周りの人に安心感を与えられる人になりたいというのが目標でした。
父のように仕事がどんなに忙しくても、定時には帰ってきてくれて、
ご飯を食べるときも家族を第一に。食卓は賑やかであり、充実した時間でした。
休日は仕事で疲れているはずにもかかわらず、ドライブに連れて行ってくれたり、
塾の送り迎え、レジャーに行ったり、大忙しです。


父をライバルに感じるようになったのは就職してから。
自分を大学まで送り出してくれて、遠慮無く家に帰ってこい、と言える優しさ。
了見の狭いいまの自分にはとうてい及ばない父です。
いま、「ともだち親子」などという言葉が流行っていますが、
気さくに何事も話すこと、尊敬することをきっちり分けるべきだと思います。
尊敬することは押しつける必要もなく、自然と子どもは感じるものなのです。
私の場合はだいぶ遅れて感じたように思えますが。


目指す理想像、あるいは尊敬する人がいたら両親(特に、父)と答えています。
少しでも両親のように、父のようになれたら・・・と思います。
そんな父も「立派になる頃にはこの世にいないよ」と横で軽口を叩いています(笑)
家族が私を育ててくれた。特に、私にとっては父の存在は越えがたい壁です。


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