「新緑を愛でる」「初夏の味覚」「衣替え・模様替えに」

#033テーマ
新緑を愛でる」「初夏の味覚」「衣替え・模様替えに


“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”フレーズ
「re・re・re・リメイクの日本の心に学びたい!」by ハザマ


“メッセージ”
今、私がとても関心を持って楽しんでいる昔着物。時代の背景や季節ごとの装いや意匠など、惹かれる点がたくさんある中で、とりわけ私の生活感覚を変えたコトがあります。それは、1世紀を超えるような古くも美しい布物が大切に残されてきたその思いと、普段着物のリメイク三段活用の術と心です。


かつて普段着物は、着物として着古したら襦袢(下着)や半纏に仕立て替えられ、それも着古したらおしめや台拭きになり、さらに雑巾やはたきにと、どんどんリメイクされていくのが普通だった…そう聞いて、何てよく出来たre・re・re・リメイクの豊かな知恵なんだろうと感動してしまいました。


布が貴重なものだということもあるでしょう、でもそれより、暮らしのモノへの愛着の生み出し方を教えられた気がしたのです。古い長襦袢など見ると、とても下着とは思えないほど美しい柄で、あぁこれはとってもお気に入りの着物だったんだろうなぁ、それを今度は袖や裾よけなどちらと見える部分に活かして襦袢にはぎ合わせたんだなぁ、なんて素敵な心なんだろう!ってうっとりするほどです。
私の世代だと少しそんな心に触れたこともあって、母は古い着物をねんねこ半纏に仕立て直して私をおぶってくれていたそうですし、祖母は親戚じゅうみんなの半纏作り・修繕係でした(笑)。今になって思うと、すごくあったかいw


今年も夏の衣替えをして、冬物をしまう時に、やはり来年も着るかどうかと悩むものがいくつか出てきました。洋服でも、そんなre・re・re・リメイクの発想を上手に活かせないかな…と、一つひとつ考えてみました。
古着屋さんで気に入って買って、よれよれになったマスタード色の厚手のコートは、きつめの袖と長い丈を調整して、余り布で前に結び紐を付けて、ゆったりの冬の部屋着、うわっぱりに。朱赤の色が好きだった厚いウールのスカート、これは状態のいいところをとって手提げカバンにするときっと可愛いw 毛玉とシミの不織ウールのジャケットは、裏を活かして小さなクッションにするか、猫たちの冬のぬくぬくトンネルを作ってもいいかも♪ …なんだか楽しくなってきました。リサイクルにも出せない洋服でも、ワタシ的に楽しいものに生まれ変わりそうです! まずはこうして第一段活用、あとはまた考えるw


モノは使いながら時間を経るごとに物語を帯びてくる。それが愛着。これまでに〈イエはてな〉でも教えてもらってきたコトを、洋服re・re・re・リメイクでも挑戦してみようと思います。みなさんも、衣替えの時期にぜひひとつ素敵なリメイク、いかがですか?


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※今回の「いわし」ご投稿は6月1日(月)正午で終了とさせて頂きます。
※今回のピックアップ賞は6月2日(火)に「イエはてな」にて発表いたします。
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