「春から新しい勉強を始めます」by id:TinkerBell


この春から新しい勉強を始めることにしました。
ですから、ぴっかぴかの一年生です♪
といっても学校に入学するわけではありません。
手話通訳の講座を受けるんです。


手話通訳の資格や立場には、
厚生労働大臣認定の手話通訳士、
都道府県認定の通訳者、
市町村の登録通訳者と色々あり、
活躍できる場も様々です。
私が目指すのはとりあえず自治体の登録通訳者。
そこから最終的には厚生労働大臣認定の手話通訳士の受験も目指します。
これは合格率一割の難関資格らしいですから腕が鳴ります。ばきばき(笑)。


でもそれは手話通訳を仕事にするためではないんです。
そうではなく、みんなが普通に手話を使ってコミュニケーションする社会を作ること。
あらゆる人の暮らしの中のおしゃべりに手話が使われる時代を作ることが目標なんです。


よく「言葉が不自由」「耳が不自由」という言葉を聞きます。
でも不自由の原因は、個人個人の身体能力の違いではないと思うんです。
どこに原因があるのかといえば、手話の普及率の低さです。
日本語しか使えない人が海外で感じる言葉の不自由さ。
手話を必要とする人が感じている不自由さは、それと同じことなんだと思います。


障害者自立支援法」という法律の中で、
手話通訳が地域生活支援事業のひとつとして正式に位置づけられました。
しかしこの法律は何にでも受益者負担を求める法律ですから、
手話通訳にもこの制度が適用されるようになると、
会話にお金を払わなければならない変な時代がやってきてしまいます。
そんなの変でしょ。絶対ににおかしいです。
そういう変な時代を作らないためには、
みんなが当たり前の会話の手段として手話を使うようになること。
国語の本読みと同じように手話での言葉の表現を練習し、
文字の書き取りと同じように指文字の練習をする。
そういう社会を作らないとだめだと思うんです。


小学校で英語の勉強が始まるらしいですが、
なんでその前に国語の一環として手話や点字を勉強しないかなぁ、
こういう制度を決めるお役所の人や政治家の人の考えには、
手話や点字が思い浮かんでこないのかなと不思議に思います。
でもあれこれ言うより自分から始めた方が早いので、
この春から手話の勉強を始めます。
そしてゆくゆくは、誰でも普通のおしゃべりの手段として手話を使う、
そんな社会作りを目指したいと思ってます。
どうか皆さん、応援してくださいね♪


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