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「突っ張り棒式で和の雰囲気を楽しむ〈仮設柱〉の工夫」by id:tough


最近は、柱が見えない家が多いと思います。昔は柱の傷で背比べ。猫も柱で爪を研ぎましたし、昔のマンガではイタズラ坊主は柱に縛り付けられてエーンと泣くのが相場だったと思います。しかし今の家屋には、露出した柱がないのです。そこで、磨き丸太などの上下にツッパリ棒式のネジを取り付けてどこにでも仮設できる柱を作り、それを立てて和の風合いを楽しみます。
こういう用途に使えるネジは「アジャスター」などの名称で売られています。アジャスターベースというネジ穴の付いた金具とセットで使います。
http://www.monotaro.com/c/000/331/


突っ張り棒は上下にアジャスターネジが付く物が多いですが、仮設柱は下が床にピッタリしていた方がいいので、ネジは上のみにします。ネジの上端には、圧力を分散して天井の傷を防止するための適当な板を取り付けてください。もちろん板の天井側にはフェルトなどを貼っておきます。
私はきれいな磨き丸太を見つけたのでそれを仮設柱にして、仮設柱と壁との間にきれいに磨かれた板を敷き、インスタント床の間にしてみました。
http://q.hatena.ne.jp/1214973884/173284/#i173284


そのほか、磨き丸太は価格が高いですが、安価な竹を柱にしてみるのも面白いと思います。竹の場合はアジャスターベースの取り付けがちょっと難しいですが、竹の内径に合う木の丸棒などを差し込み、そこにアジャスターベースを取り付ければOKだと思います。太い青竹の柱のインスタント床の間などというのも、風情があってすてきだと思います。柱のない家の皆さん、ぜひこんな突っ張り棒式仮設柱の自作で、和の空間の演出を楽しんでみてください。