「死にたいといったとき」by id:haruyo_koi


学校にいってもいじめられるし、成績よければカンニングだとか騒がれるし(他に満点を取っている子がいなくても、カンニングペーパーがあったんだとか何か言われていました。)

先生にあてられても私には答えられる問題だから、わからなさそうな子ばかりあてていると

えこひいきだといわれ、

とにかく、やることなすこと全てがいじめの対象だった。

学校に行く道もイヤで、人に会わないように路地裏を通っていた。

学校に行っても挨拶運動とかいうけれど、話しかけられたと大騒ぎされるので何も言えず学校からは悪いとの評価がつく。

 
耐え切れず母に泣きついた。

「死にたい・・・生まれてこなければよかった」

母は

「それでも私は産みたかった。毎日話しかけていい子になりますように、優しい子になりますように。元気な子になりますように。いろんなお願いをして大事に大事に育ててきたの。あなたを産んだのは私のエゴかもしれないけど、生まれてきたときにはすごく感謝したのよ。ありがとうって。あなたはみんなに笑顔を見せてくれて、みんなを幸せな気持ちにさせてくれた天使なの。私のわがままを聞いてくれてありがとう。でも、死にたいというのはどんなときでもいっちゃいけない言葉だよ。みんなのあなたを思う気持ちがあってこそここまで大きくなったのだから、人の気持ちを無にするのは良くない。いろんな人から見守られた分、恩返しをしなければ。将来どんな子になるのかな、どんな花嫁さんになるのかなと楽しみにしているおじいちゃんやおばあちゃんの願いはどうなるの?自分が辛いのはわかるけど、周りの人のことも考えられる優しい子に育てたはずだから、お母さんやお父さん、みんなの気持ちも考えてね。」

といいました。

 
結果的に、学校でなにかあったらこんなことがあった、こんなことを言われたと今まで誰にもいえなかったことが、家族に打ち明けることが出来

そのたびにみんなでこんな風に考えるといいよ、こうしてみたら?と、アドバイスをしてくれました。

母も学校の先生に相談をしてくれて、そのおかげで卒業する頃には普通に楽しく学校に行くことが出来ました。

母の行動にも感謝していますし、自分は誰かにこんなにも必要とされていたのだと気づくこともできましたし、本当にいい結果になったと思います。

このお母さんの下に生まれてきてよかった。あれから毎日母に感謝しています。


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