「お月見団子は家族全員で丸める+うさちゃん団子の作り方」by id:TinkerBell


お月見の行事が庶民に広まったのは江戸時代といわれていますが、
その頃のお月見団子は、家族みんなが参加して作る物とされていたそうです。
作る量の違いはありますが、お正月を迎える時のお餅つきと似たような感覚だったのかなぁと思います。
わが家ではお正月のお餅は買って済ませてしまいますので、
かわりに家で簡単に作れるお月見団子は、家族みんなで作ることにしています。
作り方は簡単です。
材料は団子粉などとして配合されて売られている粉が一番楽かと思います。
これはうるち米の粉ともち米の粉が配合された物です。
家庭のお供え物にするなら、団子粉は150gくらい。
これで大人が一人で全部食べたらお腹が一杯になるくらいのお団子が作れます。
粉をボールに入れ、ちょっとずつ水を加えて、耳たぶくらいの固さに練ります。
この時水でなくお湯でやる人もいますが、私は水です。
練れたら上に濡れ布巾などを被せて少し生地を休ませます。
こんな休養時間は取らない人もいますから、時間は適当。
全体に生地が落ち着いてきたらよしとします。
あとは、家族みんなで丸めます。
私の家では15個のお団子を作りますので、
まず全体を3等分し、それぞれをさらに3等分し、さらにそれを2等分した物をお団子一個のサイズにしています。
これじゃ18個できちゃうって?
そうなんです。お団子として丸く作るのは、このうちの15個だけ。
残りは再びまとめて二等分してちょっと大きなお団子にして、それを雪うさぎ型にします。
言い換えれば小さなオムライスのような形のお団子ですね。
それを15個の丸いお団子にプラスして作ります。
できあがったらたっぷりのお湯を沸かしてお団子を入れます。
お鍋が小さい時はいっぺんに入れずに、小分けに茹でていってください。
火が通ると浮き上がってきますから、そのまま2〜3分。
茹で上がったら冷水にさらし、冷めたら取り出して水を切り、軽くうちわで扇いで水分を飛ばします。
これでつやつやお肌の美味しそうなお団子のできあがり。
雪うさぎ型の方は、ハサミでちょんちょんと切れ込みを入れてお耳を作るか、
洗った小さな笹の葉をお耳としてさし、梅酢などを爪楊枝の先で塗ってお目々にします。
そして丸いお団子をお盆の上にピラミッド型に飾り、左右にうさちゃん団子を飾ってお供えセットの完成です。
もしも家族の中で団子作りに参加していない人がいたら、
その人には最後のうさちゃんのお耳作りなどで参加してもらいましょう。
家族みんなで作ることで絆も深まるお団子作り。
ぜひ皆さんの家でもやってみてくださいね。
お月見が終わったら、あんこや抹茶、きなこなどお好きな物を付けて食べてください。
一部を残してお汁粉に入れてもいいですね。


»このいわしのツリーはコチラから