★★(二ツ星)

「飲茶でおもてなしなんてどうでしょう」by id:TomCat


お茶と点心でおもてなし。ただの冷食の中華まんや小籠包などでも、湯気の立ち上る本格的な蒸し器でお出ししたりすると、うおーー、となります。


そして、ちょっとこだわりの美味しい中国茶。一口に中国茶と言っても色々ありますよね。香港で飲茶をすると、プーアル茶か烏龍茶が定番ですが、菊花茶や寿眉茶なんていうのも出てきます。日本だとジャスミン茶なども好まれますね。湯を注ぐとパアッと花が開くお茶もありますから、そんなお茶でちょっとしたパフォーマンスを添えるのも楽しいと思います。

輸入食品は何かと心配という向きには、お茶は緑茶にするという手もあります。実は、清代から続く歴史ある茶店「富春茶社」のある揚州では、なんと飲茶には緑茶が主流なんです。そんな蘊蓄を一言添えれば、日本の誇る国産緑茶で飲茶をしても全く不自然ではありません。


点心は食べる時間帯によって「早点(朝)」「午点(昼のおやつ)」「晩点(夜)」があり、おもてなしの時間を時間を選ばないのも嬉しいところです。


また、「点心」の語源は「空心(すきばら)に小食を点ずる」であるとする説がありますから、本格的な食事としてお出しする物から、ちょっとしたお口のお友達としてお出しする形式まで、幅広いおもてなしに適用できる強みもあります。


デザートをお出しするなら杏仁豆腐や芒果布丁(マンゴーのプリン)などが手軽でしょうか。点心との組み合わせなら、市販品をちょっとお洒落に盛りつけてお出しするだけでも豪華に見えると思います。


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★★ ミシュランコメント

ランチでもディナーでも、飲茶の楽しさはぜひおもてなしに取り入れたいです!冷凍のシュウマイや中華まんを活用しながら、蒸し器でごちそう感満点というのもいいアイデア。春巻きやぎょうざの皮を使って簡単な手作り点心をいくつか仕込んでおくのも、お手軽で美味しそうじゃないですか?ちょこちょこと色んなものを並べて見た目も楽しいw