「質素を楽しむ!!」by id:TomCat


私の今年の通年サプリは、「質素を楽しむライフスタイル」。これでいってみようと思っています。


今の私達の暮らしの豊かさは、大量生産・大量消費の経済構造によって成り立っています。物に恵まれた豊かさ。それが現代社会の暮らしの根幹です。


でも、それは暮らしに個性が失われてしまうこと。どこの家にも同じブランドの家電品が並び、同じ大型チェーン店で服を買い、同じ外食チェーンで食事をする生活。それじゃそろそろ、つまんないじゃないですか。


そういう大量生産によって供給される「物の豊かさ」から一歩引いた所で、自分オリジナルの暮らしを作ってみたい。たとえば工業的生産物より、自然の恵みを喜ぶ暮らし。あるいは「買う」ことから「作る」「直す」「使い回す」「古い物や捨てられる物を活かす」といった工夫への転換。さらには物が無いからこそ得られる精神的充足感を楽しむ暮らし。そんな自分オリジナルのライフスタイルを追求してみたいなあ、なんて思ったりするわけです。


さて、今年から、京都議定書の「約束期間」が始まっています。今年から日本は、国際的義務として「温室効果ガス6%削減」を本気で達成していく必要性に迫られていきます。


ところが日本の今までの実績は、「6%削減」どころか、逆に2006年統計で基準年比プラス6%の増加。これは産業界が京都議定書の目標についてこられないからなんです。国民のニーズが「削減」をさせてくれないんですよね。


あらゆる生産品には必ずその生産流通にまつわる温室効果ガスの排出が伴います。つまり、私達の豊かさを支える大量生産大量消費社会そのものが、二酸化炭素排出のカタマリで成り立っている、ということなんです。こういう社会のありようを変えていかない限り、日本が京都議定書の目標を達成していくことは不可能です。一人一人のライフスタイルのあり方が、地球の未来を握っているということなんです。


そんな意味も含めて、大量生産・大量消費社会から一歩引いた所で自分オリジナルの暮らしを作ってみようと。質素=貧乏くさい、ではなく、質素を追求していくことで、今よりずっと楽しく面白く、本当の意味で豊かな暮らしが実現できるはず、と。そんなコンセプトで、今年一年やっていこうと思っています。


»このいわしのツリーはコチラから