「実証!!帰宅困難になった時に徒歩で帰れるか実験」by id:YuzuPON

何かあった時、男はたいてい外で被災してしまうのではないでしょうか。そうなったら家、あるいは避難所で母が一人。夫や息子は何としてでも家か最寄りの避難所にたどりつかなければなりません。
しかし、交通機関が完全にストップして復旧の見込みが無い時に、はたして家に帰り着けるのか。無理して帰宅を考えるより、職場の付近で復旧を待った方が現実的なのか。それを検証する実験をやりました、実施したのは昨年です。
まず、私と父のそれぞれの職場から家までの地図をプリントアウトしました。そして帰宅ルートを確認。休日の朝、それぞれ職場の最寄り駅まで出かけて、携帯で連絡を取りながら、せーので両者、徒歩で帰宅を始めました。
時々父から携帯に連絡が入りました。困った、このルートではトイレがない、などと言っています。公園など、使えるトイレのチェックも重要だと痛感しました。平常時ならコンビニのお世話になることができますから、父は通りすがりのコンビニで用を足したようでした。
途中、私はいい公園を発見。震災時に使えるかどうかは不明ですが、一応水の補給とトイレの場所としてチェックをしておきました。
父は約2時間ほどで帰宅しました。母にご苦労様と迎えられて、お茶を飲んでいると連絡が入りました。私はまだまだ行程の半分ほどでした。結局私は4時間あまりで、やっと家にたどり着きました。やっと自分の住む町に入ってほっとしてから、さらに20分は歩きました。徒歩の困難さを痛感しました。
結局、万一帰宅困難となった場合、母のことや家のことは2時間ほどで帰れる父に任せる。私は職場付近にとどまって復旧を待つということになりました。
こういう実証実験も、貴重な体験として、いい防災対策になると思います。それをきっかけに話がはずんで、家全体の対策がずいぶん進みました。

このいわしのツリーはコチラから