「裏庭の隅にあるバス停の標識」by id:Fuel

わが家の裏庭の隅には、
セメント台付きのポールの上に丸い行き先表示板の付いた、
お馴染みのバス停の標識(正式には何というのでしょう?)が置いてあります。
路線が変更になって廃止されたバス停の物で、
路上から撤去された後、なぜかバス会社が持っていかず、
近所の土建屋の資材置き場に放置されていた物でした。
その土建屋が倒産して空き地になったので、
しばらくうちの車をそこに置かせてもらっていたのですが、
なぜかバス停の標識だけはそのまま放置されて、
隅っこの地面に転がされたままになっていました。
それを当時高校生だった私がなぜか欲しがって、
地主さんの許可をもらって家まで転がしてきたという次第。
多少錆びてはいますが、まだちゃんと文字は読めます。
こんな物、何の使い道もないですし、
かといって捨てるにもどう捨てていいのかわからないので、
いまだにずっとそのままになっています。
このまま保存しておいたら、将来何か文化的に価値が出るでしょうか。
とりあえず存在を思い出したのを機会に、
明日にでも錆止めとして車のワックスでも塗っておこうかと思います。