「サツキを見に来てくれる人をもてなす」by id:Catnip

以前も書きましたが、わが家の自慢といえば、父が丹誠込めて盆栽に仕立てたサツキです。毎年花の季節になると、何人もの人が花を見にやってきてくれました。そして同じ趣味を持つどうしの話を、飽きることなく楽しんでいました。
今は私がサツキを受け継いで世話をしています。代が変わっても、毎年変わらず花を見にやって来てくれる人達がいます。私はそういう人達のためにサツキを並べ、花の季節の休日を、父に代わってサツキ談義で過ごします。
お茶をいれ、お菓子をお出しして、これからどう世話をしていったらいいのかなどを教えてもらいます。ご高齢の人達ばかりなので、普段の生活では得られない、色々な貴重なお話も伺えます。
もう少し慣れたら、サツキ展への出品も勧められています。父は毎年出品していました。私の代になってうまく世話が出来ず、ちょっと人前にお出しできる状態ではなくなってしまいましたが、最近段々良くなってきました。もうすぐ父の時代のもうひとつの恒例行事も復活できそうです。