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「使い古しの座布団カバーを収納に活用」by id:SweetJelly


わが家は父も母も伝統芸能に携わっている関係で、日常生活もかなり和風です。ですから、居間でも他の部屋でも、常に座布団が使われています。普段使いの座布団にはカバーがかかっていますが、それは消耗品。毎日のように使っていれば、そのうち生地が傷んだりしてきます。頻繁に取り替える物ではありませんが、それでも長い間には、使い古しの座布団カバーが貯まってきます。


そこで、このカバーを収納に活用。用意する物は、カバーのファスナーの90度となりの辺の長さと同じ細い棒。篠竹などが生えていたら、それを取ってきて使えばいいですね。とにかく、カバーのファスナーの90度となりの辺に、用意した細い棒を太めの糸でくくりつけ、ハンガーのように掛けられるフックを取り付ければ完成です。


これを、押し入れの左右の、ちょっと空いたスペースなどに吊り下げます。あとは何でも好きな物をこの中に入れていきます。出し入れは手前のファスナーを開ければいいので、とても便利。これで押し入れの中のわずかな空間が、新しい収納スペースに早変わりです。


ただし、押し入れの壁は結露することがありますし、通気の余裕がないほど物を詰めすぎると湿気でカビが出たりもしますから、下にはスノコを敷く、壁面にも適当なメッシュを壁からやや離して立てかけるなどして空間を確保するようにしましょう。


話を座布団カバーを使った収納袋に戻しますが、洋服掛けにもこれを活用すると、小物の整理にとても便利ですよ。


似たようなファスナー付きの袋物に枕カバーもありますね。これはそのまま、押し入れの整理袋に使えます。押し入れ引き出しの横などに上手に押し込んで使いましょう。ここでちょっと一手間、手前に紐を縫いつけておくと、押し入れの奥の方に押し込んでおいても取り出しやすくなって便利です。


以上、とても簡単な収納の工夫のアイデアですが、物を大切に使う再利用も兼ねてご紹介してみました。現代は物があふれている時代ですから、収納を考えると、どうしても同時に不要品の整理も考えなければならなくなります。捨て上手が整理上手といわれる暮らし方になっていきます。が、そんな現代でも、物を捨てずに再利用していくことは大切ですね。たとえ座布団カバー一枚でも、それを収納というテーマの中で再利用していけたら、とても素敵なことだと思います。


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