2012.1.11 〜 2012.1.16


1月11日
鏡餅を健康長寿のゴマ餅に」by id:Oregano


わが家では毎年、近所の和菓子屋さんで五寸の二段重ね「鏡餅」を作ってもらっています。五寸の鏡餅に使われる餅米は、なんと一升だそう。3人家族にはかなり大きいので、「鏡開き」の後は「お汁粉」にし、一部を「揚げ餅」に、残りは「水餅」にしておきますが、さすがにお正月にお餅が続いた後ですから、水餅にした分はあまり人気がないんです。そこでこの鏡餅を美味しく再生する工夫を考えてみました。


固まってしまった表面部分は揚げ餅用。今回の「ゴマ餅」はまだ少し水分が残る内側の部分を使います。お餅は適当に割り、蒸し器で蒸します。この間に、臼代わりの木の捏ね鉢と、杵代わりのすりこぎを、お餅が貼り付かないように水に浸しておきます。お餅が柔らかくなったら捏ね鉢に入れ、あらためてつきます。なめらかになったら、片栗粉を手に付けながら丸くまとめ、片栗粉を振ったバットの上に並べていきます。


次にこしあんを用意し、金ゴマをバットの上に広げます。丸くなったお餅をあんこで包み、ゴマの上で転がすと、これで「縁起のよい鏡餅が、あらためて神器の鏡を現すとともに円満を現す丸に再生され、家運隆盛を現す金色の衣に包まれた姿になって、ゴマの持つ豊富な栄養と共に再登場!」。縁起のよいゴマ餅のでき上がりです。


ゴマは古くから生薬としても扱われていたそうで、さまざまな栄養素と酸化作用にすぐれています。また肝機能を強める効果やコレステロール抑制の効果もあるそうですから、飲み食べ過ぎのお正月の後には最適な食べものですね。鏡餅やお正月の残りのお餅で、ぜひこの縁起のよいゴマ餅を作って味わってみてください。



1月12日「餅御膳」by id:vivisan
1月13日「冬のことわざ、いま、むかし」by id:Fuel
1月14日「小正月といえば、どんどん焼き」by id:iijiman
1月15日「小正月家庭行事・男が炊く小豆粥」by id:watena
1月16日「食卓を暖かな色で彩る」by id:TinkerBell