「わが家にお部屋に、ずっとありつづけるモノ」

#006テーマ
「わが家にお部屋に、ずっとありつづけるモノ」


さて、今日は“ディア・ライフ”#006の語らいのスタートです。イエと暮らしのなかにある物語、今回のテーマは「わが家にお部屋に、ずっとありつづけるモノ」。お部屋の家具でもインテリアでも、キッチンツールやデスクまわりのモノでも、毎年の季節のしつらいでも……。とりわけ思い入れの深いイエのモノを、エピソードとともに書き綴って下さいませんか? 子どもの頃からお部屋で毎日を見守りつづけるテディベアや、リビングで家族の歴史の語るメモリアル・アイテム、そんな特別な思いを秘めたモノ、みなさまのイエのシンボルになっているモノ、ぜひお話を聞かせてください。“ディア・ライフ”第6章、今回もみなさまそれぞれの愛しい物語を、楽しみにお待ちしています!


“アイデア・タイトル”
「いつか私も……母の晴れの着物」
by hazama


“メッセージ”


母から譲り受けた着物。そのひとつのエピソードを書いたことがありますが、もうひとつ。今うちにある母の晴れ着。母が結婚の披露宴で身にまとったものです。


実はこの着物、結婚の日に合わせて誂えたものと知らずに、お正月にでも着ようと、お手入れのために実家から持ち帰っていました。ところが先のお盆休みに帰省した時、昔のアルバムを家族で見ていてはじめて知りました。父と母の結婚式のアルバムのなか、披露宴のお座敷で母が着ているではありませんか。「あ、この着物!」。「そうよ、あなたが持って帰ったでしょ」。母はあえて私になんにも言わなかったみたいです。


振袖として誂えたものを、結婚後にお祝いの席で着られるようにとお振りを短く直して、若い頃に何度か袖を通したそう。「袖もお直ししていたし、あまり言うとプレッシャーになるでしょ(笑)」。「なるほど、それも母の愛ですか(笑)。それに振袖じゃなかったから私も気づかなかったよ」。
でもそんなに特別な着物なら、たとえお正月だってちょっと着られない。友達のお祝いの日だってだめ。それはやっぱり、自分の晴れの日にとっておかなきゃ。婚約や結納の日でもいいなぁ〜。


つまりわが家が生まれるちょうどその日から、わが家にありつづける母の晴着。近い将来きっと、私も身にまとえるように、大切にお手入れしたいと思いますw


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※今回の「いわし」ご投稿は10月18日(月)正午で終了とさせて頂きます。
※今回のピックアップ賞は10月19日(火)に「イエはてな」にて発表いたします。
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