「輪」「触る」「おやすみの前に」

#004テーマ
」「触る」「おやすみの前に


さて、今日は“リブ・ラブ・サプリ〜KIDS”#004の語らいのスタートです。子どもたちと一緒に楽しむ暮らしのサプリ、今回のテーマのひとつは「輪」。輪にして・輪になって遊ぶコト、輪を作るハンドメイド、人の輪を感じて心を育むコトなど、思い思いに考えてみて下さいね。そして「触る」テーマでは、五感のひとつである手や肌の触覚から生まれる創造やふれあいを。また「「おやすみの前に」テーマでは、子どもたちの暮らしと夢見のサプリになる小さな時間を教えてくださいませんか? 子どもたちとの対話は私たちの未来! 子どもさんがまだいない方も、どうぞ素敵な未来を思いながらメッセージくださいませ!


“リブ・ラブ・サプリ〜KIDS”フレーズ
「輪回しで遊んでみたい!」by hazama


“メッセージ”
みなさま、「輪回し」という遊びをご存知ですか? 日本でも古くから伝わる子どもたちの遊びです。今でも、自転車のリムを外した車輪の枠に、木などの細い棒を添えて走り、追っかけて遊ぶことが出来ます。


日本でその歴史を遡ること戦前。かつて日本では木桶のタガの輪を棒で押して、倒れないようにバランスを取りながら走り回って遊んだそうです。そこから、自転車の錆びたリムを磨いて遊び道具に使うようになり、二つ三つ、三人四人とぶつかり合って「チーン」と音を立てながらスリルも楽しんだそうです。


竹や鉄で、その目的に応じて遊具として作られていた記録もあります。けれど、かつてのようにマチで子どもたちが走りまわる場所がなくなってしまった70年代頃から、すっかり「輪回し」は姿を消してしまったそう。そんな話を聞いたり、絵描きの友達が少女とともに描いたりするたびに、今さらながら憧れ誘われる遊びのひとつでした。


西欧の絵本でもその姿を見たことがあります。竹馬などと比べると少しやさしく、うんと小さい子でも大人でも、本当に夢中になって追っかけてしまう車輪の「輪」。実は私もまだ経験したことがないのです。残念ながら、私の世代では「輪回し」も「フラフープ」もすでになかった(笑)。かろうじて、まだ走り回れる草原はあったのですが……。


大人になった今の私のように、子たちにも「輪回し」に憧れる子がたくさんいるのではないでしょうか。なぜ憧れなのかは……ちょっと定かではありません。でもきっと、銀色に光る輪を自分で転がしているという感覚、地上の小さな天使になったような気がするからかも知れない、そんな気がします。今度機会があればぜひ、子どもたちと一緒に天使になって、「輪回し」して遊びたいと思っています。


(参考サイト)「あそび教室のホームページ」
http://45web.net/wamawasi.htm


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※今回の「いわし」ご投稿は9月27日(月)正午で終了とさせて頂きます。
※今回のピックアップ賞は9月28日(火)に「イエはてな」にて発表いたします。
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