いわしの回答(転記)
実験といいますか、カーエアコンが壊れまして。
こないだパワーウィンドウが動かなくなったのを修理したばっかりで、エアコンまで修理する費用がキビシイのですよ。
エアコンが聞かなくなる原因は何種類も考えられるようで、ガスを入れるだけで済めば数千円で治るんですが、中には20万円もかかる不具合も存在するようで、修理の見積もりさえ恐ろしくてまだもらってない状態。
うちの車は出勤には使用しておらず、家内も運転しないので主に週末に市内をチョコチョコっと走るのに使用するだけ。
ならば乗る時間帯を工夫などしてなんとかカーエアコンなしでこの夏を乗り切れはしないか。
さて、イヤもおうもなく実験は開始しています。
現在のところの結論は、カーエアコンナシでも何とかしのげる、です。
まず乗るのを早朝か夕方に限定する。
といっても朝6時前に車で出かける用事はそうそうないですから、実際には夕方になるまで使用を控えるということですね。
どうしても昼間に車で出かけるときはペットボトルの水筒持参で、うちわも用意して乗り込みます。
うちわ、持ってきてよかったなあって思います。
それからショッピングモールの駐車場ではできるだけ屋根のある部分に停めます。
こういう努力で、なんとかやっていけています。
あ、「昔はクーラーなんかなかった」と呪文のように繰り返すのも効果があります。
この実験を始めてから気付いたことですが、夕方に車で走っていると結構な数の自動車が窓を開けたまま走っています。
まさかみんなエアコンが壊れているわけではないでしょうから、意識してエアコンの使用を控えているんですね。
冬場に窓を開けたまま車を走らせる実験はナンセンスですが、夏場のエアコン我慢は環境にも優しい、精神力も鍛えられる、いい実験ではないかと自分に言い聞かせる8月を過ごしています。
今年の夏ではないですが、以前の長期休暇にパソコンを自作しました。大人になって以降の工作としてはパソコンを自作することが一番夢中になって取り組めますね!もしかしたら、小学生などもリアルに自由研究として作っていたりして・・・。最初に自作に取り組んだのが遅かったのですが、マザーボードやHDD、CPUなど、言葉としては知っているけど実際に触ってみたことがなかったものに触れて試行錯誤をしていくという経験は非常に興味深いものでした。それ以降、「調子が悪くなったら修理に出さなくちゃ」というのではなく、どこがまずいのかを調べて調節をしてみたり、OSを再インストールしてみたりと時間と手間をかければかけるほど、PCへの愛着は強くなりました。また、OSが新しくなるので是非とも新しいマイPCをこさえたいものです。
モグラ退治とからす除けをかねて、半分遊び気分でペットボトルで風車を作ってみました。初めは軽い気持ちで作っていたのですが、作ってみると思ったように回らなくて、どうやったらよく回るだろうと夢中で作っていました。
初めは簡単に作れるタイプ、次は良く回るように改良するという風にして、一見簡単そうに見えるものですが、奥が深いのだな、と思いました。作り方はインターネットに掲載されている作り方で作るのですが、その材料を使って説明通りに作るのが意外と難しかったです。例えば、針金にハンガーと使うのですが、それが意外と太く、それを通すだけの大きな穴をペットボトルに綺麗に空けるにはどうしたらいいだろう、と説明書に書かれていないところで工夫をする必要がありました。
完成した風車を回してみて、ハンガーで作った物と、もっとやわらかい針金でつくったものを比べてみて、堅いハンガーを使って作ったものが安定して回っているのをみて、なるほどと感心したのでした。昔、モグラ退治用の木製のプロペラが家にあったのをみたけれど、古いせいかほどんど回るのをみたことがなかったので、よくまわるペットボトル風車は安くて簡単で、なかなかすぐれものだな、と感心しています。
今年は久し振りに、家族揃って父の実家に行くことが出来ました。そこで、とても貴重な物を見せてもらいました。父の子供時代の夏休み工作です。それは怪獣のソフビ人形
例:http://no190.exblog.jp/5099174/
をベースに、中に電池とモーターを仕込み、スイッチを入れるとモーターの軸に付けた歯車がブリキ片を擦って「ガーー」と鳴き声を立てるというものでした。目にも当時「麦球」と呼ばれていたという、麦粒くらいの極小の豆電球が仕込まれていました。父はそれを見て照れくさそうに、しかし懐かしそうにしながら、こんな話をしてくれました。
「本当はスイッチではなく、光線銃で撃つとガーと鳴くようにしたかったんだ、でもその方法が分からなくて断念した」
そこで私は、子供のころの父がやろうとして出来なかったことを、その当時のパーツで実現してみようと思い立ちました。父の子供時代にタイムスリップしての、親子二代の合作です。
光線銃で撃つとガーと鳴く。これを実現するためには、何らかの光に反応する素子が必要です。これには何種類かの素子が考えられますが、父の子供時代なら、おそらくCDSと呼ばれる物が一番ポピュラーで、なおかつ安価だったと思われます。
CDSとは、クレジット・デフォルト・スワップのことではもちろんなく(笑)、硫化カドミウムを主成分とした光導電素子のことです。小型で、可視光線(0.4〜0.8μm)に対して感度が高く、そして安価なので、カメラの露出計などに盛んに使われました。
CDSは光が当たると電気抵抗が下がるという動作をしますから、その変化をトランジスタに与え、トランジスタにリレーという電磁石で機械的スイッチを入れたり切ったりするパーツを制御させる。これがおそらく父の子供時代の典型的な回路構成だろうと思います。
帰ってからさっそくパーツの買い出しに出かけました。回路は大ざっぱに、CDSと感度を調節するボリューム、それを受ける小信号用トランジスタとリレー駆動用の少し大きなトランジスタ、そしてリレー、といった構成だけを頭に入れて、あとは入手できたパーツによって細かいことを考えることにしました。特に今回は、どんなCDSとリレーが手に入るかがキーポイントで、それが確定しないことには、回路構成は決められても、各種の定数が決められません。
あちこち回って、まずCDSは昔のカメラに使われていたと思われる、小さな筒の中に仕込まれた物が入手できました。これなら正面からの光しか受け付けませんから、今回の用途にはピッタリです。こういうCDSなら、明るい室内でも正面から当たる「光線銃」の光にだけ選択的に反応してくれそうです。
リレーも小型のいい物が手に入りました。電磁石に流す電流が少なくて済むので、比較的小さなトランジスタで制御できます。リレーに流す電流と加える電圧が決まれば、使うトランジスタに要求されるスペックが決まります。あとは、それを満足させるトランジスタの中から、父の子供時代に存在した物を選ぶだけです。トランジスタには「2S△○○○」などの型番が付いていますが、「○○○」部分は登録順に付けられる番号ですから、この数字が小さい物ほど昔からあった物、ということになります。これで父の子供時代から存在していたトランジスタを探すことが可能になります。
と、こんな感じで主要パーツの買い出しを済ませ、家に帰って最終的な回路を決定。ソフビ人形の中に内蔵するので、電子回路部分は極力小さく組み立てました。
CDS取り付け位置、つまり怪獣が光を受ける位置をどこにするかは、父に決めてもらうことにしました。決まった場所は「お臍」です。怪獣のお臍のあたりに穴を開けて、そこにCDSの筒を裏側から差し込みました。デベソ怪獣になりましたw
私が組み立てた回路を、父が昔に組み込んだ音を出すモーターや目を光らせる麦球と接続し、これで親子二代の合作が完成しました。
「光線銃」は現代風に、高輝度の発光ダイオードで作りました。光を当てると、怪獣の目が光って、ガーと音を立てます。父に見せると、
「これだよ、こういうのを作りたかったんだよ、長い時を隔ててこの怪獣は進化したな」
と本当に嬉しそうにしてくれました。時空を超えて結実した親子の夏休み。なんだか本当に昔にタイムスリップして、子供時代の父と、同じく小学生に戻った私とで遊んだことがあるような錯覚をおぼえました。よくおぼえていませんが、その夜、そんな夢を見た気がするんです。もしかしたら怪獣も一緒に遊びの輪に加わっていたかもしれません。
我が家の幼稚園児の宿題に時計作りがあります。
一昨年は長女の希望と私の案でフェルトの原毛を買ってきて
フェルトをくるくると巻いて羊の時計を製作しました。
aekie3pt
夏休みの宿題や課題が帰ってきた後、捨ててしまうことがほとんどですよね。
しかし、どちらの時計も人間的なぬくもりや温かさが感じられる。
いつまでも使い続けたい!と思わせる優しさが、canorps さんから感じられます。
私だったら、こんなかわいらしい時計を捨てることができないと思います。
こういった優しさから格好よさへ目が移ってしまうとき、親御さんの気持ちだけは忘れないでもらいたいですね。
リスの時計がとてもかわいらしい!私も1つ欲しいくらいです。
それにしても子どもさんの一言一言が本当に可愛らしい。私にもそんなほほえましい瞬間があったはずですが。。いまのひとときを大切にして下さい。
子どもの工作を要求するときの基準ってテレビで専門家が作るレベルを平気で求めてくるので、気に入ってくれないときは少しこちらも腹立たしいときがありました。
子どもの要求がコロコロ二転三転するときには本当に作る方としては迷惑です。
でも、一生懸命に作っていると子どもの方から手伝ってくれるんですよ。それがうれしい。親子の絆を感じたときでしたね。
どうぞ、自宅での工作でうまれる会話を大切にして下さい。きっと、お子さんの人格や興味を形成することになると思います。そして、このときに話す一言一言が私自身の愛情だったり、家族の団結をもたらすと信じています。
世界陸上でジャマイカのボルトが男子100メートルで出した世界新記録に衝撃を受けました。
200メートルも世界新記録でしたが、やっぱり100メートルが衝撃でした。
記録はいつか塗り替えられるものだけど、じゃあどこまで伸びるの?という興味も沸いてきます。
極端なことをいえば、自分が生きているうちに8秒台という記録が出るのか?とか。
将来は7秒台が出るのか?とか。
今では非現実的ですけど、そうやって記録は伸びていることを考えると、長い年月を考えればあながち夢物語でもないのかな、と。
これって技術の進歩もあるけど、人類事態の「性能」が上がっているということでもあるんでしょうか?いずれはチーターと競争する時代が・・・さすがにそれはないか。
でもこの続きをいつまでも見ていきたいです。
記録が塗り変わるって素晴らしい!
園芸ショップなどで見掛けた人も多いと思いますが、
ハイドロカルチャーとは「土」を使わない水耕栽培みたいなものです。
球根などを水だけで育てるものとは少し違います。
「土」の代わりに「ハイドロコーン」「ハイドロボール」「発泡煉石」(呼び方が違いますが同じモノです。)
と呼ばれる「茶色をした多孔質の素焼きボール」を使います。
これは、粒状の粘土を1200℃程の高温で焼成して発泡させたものです。
室内で観葉植物を楽しむ場合、居間や食卓などのテーブルなどの上に
土を そのまま利用して置くのは衛生的に悪いです。
その点、「ハイドロカルチャー」は、
土を使わないため雑菌や害虫などの影響が少ないので、室内の観葉植物には適しているのです。
園芸ショップなどで既製品を買って来てもいいですが、
ここはひとつ「DIY」でオリジナルなものを自作してみませんか。
atomatom3pt
なるほど、土を室内に入れると衛生上の問題があることもあるのですね。
ふむふむ。
そうでなくても小さな容器で観葉植物を育てるには土よりも、人工の土代わりのものを使用した方が見た目もいいかもしれませんね。
この見た目がいい、という点が室内でのインテリアも兼ねた観葉植物の育て方の重要なポイントでしょうね。
うちではヤシの実の繊維をチップ状にしたものや、もっとこまかくおがくず状にしたものを使って観葉植物を育てていたことがあります。
ヤシの実チップは安いし軽いし、水を含ませると何倍にもふくれて量が増えるし、水持ちがいいので便利に使っていました。
使用した後は土に混ぜて自然に戻せるので、こちらもお勧めです。
家族で買い物に出かけた時、てぬぐいが目に止まりました。
まぁ、夏らしいてぬぐいね。母がそう言いました。
私も、すてき!と声を上げました。
すると父が、三角巾と同じ木綿の平織りのてぬぐいは、応急手当用にも使えるなど、アウトドアでの使い道も広いんだと言って、
みんなで好きなのを一本ずつ買って、それで夏を楽しみに出かけようかと提案してくれました。
私も母も大賛成で、それぞれ気に入った柄のてぬぐいを買いました。
そうして過ごしたお盆休み。
それぞれのてぬぐいは、すっかりそれぞれのトレードマークになっていました。
この愛着あるてぬぐいを使い続けてぼろぼろになるまで愛用していくのもいいですが、
楽しい夏をありがとうと手洗いしているうちに、このまま使い倒してしまうのは惜しくなってきてしまいました。
そこでまず洗い終わったてぬぐいたちに、糊をきかすことにしました。
糊の濃さは、シーツに糊付けする時より薄目です。かなり控えめ。
そして軽く脱水し、一点の曇りなく拭きあげた清潔なガラスに貼り付けました。「洗い張り」ですね。
布地がゆがまないようきれいに張って、乾かしている間にホームセンターに走りました。
何を買いに行ったのかというと竹です。
竹を割って1cmくらいの幅にした物が売っていたので、それを買いに出かけたのです。
品名は「竹 小割」と書かれていました。
一緒に銅の針金も買ってきました。
竹の小割は、手拭いの短辺の長さの3倍+αの長さに切ります。全く同じ長さの物を二本作りました。
洗い張りしたてぬぐいがパリッと乾いたら、三枚並べて端を竹の小割で挟みます。
小割の左右端に銅線を巻き付け、キュッと締め上げて固定。
てぬぐいとてぬぐいの間の位置にも銅線を二巻きくらいしてキュッと締めて固定。
かわいい紐を付けて吊り下げると、すてきなのれんに変身しました。
夜、気に入らなかったらすぐ分解して元のてぬぐいに戻せるからと父母にそれを見せたところ、
夏の思い出ののれんだねと、とても好意的に見てもらえたので、部屋に飾ることにしてみました。
そろそろ秋風も感じられる季節に入っていきますが、秋になっても夏の思い出が鮮やかによみがえるのれんです。
使うだけでなく飾る楽しみもある日本のてぬぐいは本当にすてきなアイテムですね。
洗い張りをしている間の、てぬぐいが貼り付いた窓も、光を透かしてすてきでした。
手ぬぐいのれんとはすばらしい!近所のそば屋さんにかかったのれんも手染めらしいです。
染め物の魅力は落ち着きや長続きできること。古人が長い時間を掛けて育ててきたものには何かありますよね。
風を感じるのものれんのおかげ、日射しを弱めつつも感じさせてくれるのれん、洗えば洗うほど味が出てくるのが染め物の魅力。
マンションに住む友人は玄関ドアにのれんを掛けています。それが素敵!私もドアにのれんを掛けたくなってきました。
一度作ってみたいとずっと思っていたもの。
「うちわ」
今年の夏はちょいと作ってみました。
私もこの夏、うちわ作りにチャレンジしました。
雑誌の手作りうちわ特集を見て以来、ずっと気になっていたんですよね。
材料は、その昔お祭りでもらったうちわと、誕生日プレゼントが包まれていた包装紙とリボン。
柄が好きで買ったけど使う機会のないペーパーナプキンに、10年前からあったボンド。
私の場合は立派なキットを使用してではなく、家にあるものを寄せ集めての作成です。
工程はとっても簡単。
うちわを水に浸し、紙をはがして骨組みだけの状態にして
骨組みに水溶きボンドを塗ったらその上からお好みの紙を貼り付けるだけというお手軽さです。
型紙は特に作らず、ボンドが乾燥した後にカッターで余分な紙を切るだけなので、面倒くさがりの私でも簡単にできちゃいました。
大きい方がペーパーナプキン使用、小さい方は表は包装紙、裏は不織布と裏表で材質を変えてあります。布で作ることもできるようなのでそっちもチャレンジしてみたい!と思っているのですが、ちょうどよい布が見つからず断念しています。
どんな材質の、どんな柄を選ぶかで個性が出そうですね。今年は突発的に作ろうと思いたったので家の中にあるものだけで作りましたが、来年の夏は画材屋と布屋をまわってこだわり抜いた一作を作ろうと思っています。
私は昨年、扇子づくりに取り組みました。イエはてなでのエントリがあったおかげで、修学旅行時の体験学習が懐かしくなったからです。
色づけし、豪華に金の粉をまぶして、そして骨を入れる。
構図も大切ですが、繊細でたゆむ竹の木の強さを感じました。
来年は絹の扇子を造れたらいいな〜と思っています。
カボチャは、種類によって異なりますが、開花後25〜50日で収穫期を迎えます。もう収穫を楽しんでいる家庭菜園も多いと思います。しかし今年は天候に恵まれず、走りのカボチャはちょっと甘味に欠ける感じですね。そこで、そのあたりも踏まえて、今年のカボチャを最大限に生かす調理法を考え、実験してみることにしました。
さて何を作ろう、せっかくだから何か変わった物にチャレンジしてみたいと同僚に相談した所、ソパイピージャはどうよ、とのアイデアをもらいました。これは南米チリのポピュラーな食べ物で、簡単にいえばカボチャを練り込んだ揚げパン的食べ物なのだそうです。チリの人たちは、なぜか雨が降ると、このソパイピージャが食べたくなるのだとか。
さっそく検索して調べて見ると、チリの人は揚げたままの物を食べることが多いが、ケチャップをかけ、マスタードや唐辛子系のペーストで辛味を添えて食べてもおいしいとのことです。これなら、やや甘味に欠ける今年のカボチャでも、十分美味しい物が作れそうです。
作り方はこちらのサイトを参考にさせていただきました。
http://www.e384.com/recipe/081007.htm
材料を引用すると、次の通りとなります。
■材料(12個分)
●小麦粉 500g
●ベーキングパウダー 25g
●塩 25g
●蒸かして潰したカボチャ 250g
●常温マーガリン 150g
※好みにより、牛乳を加えても良い。
このレシピのうち、マーガリンは全量をバターに置き換えました。マーガリンは脂肪分子の結合を人工的に変化させて、室温で固体を維持するようにしたものです。こうして作られるのがいわゆるトランス型脂肪酸という物ですが、この形の脂肪が体に悪いのです。
トランス型脂肪酸は、自然界で食物となる物にはほとんど含まれない、極めて人工的な形の脂肪です。ですから、これが体内に入ってくると、体はどう対処していいのか迷ってしまうらしいのです。そこで、毒性とは別の作用で、本来なら有り得ない結果をもたらして体を害してしまう。これが、毒ではないのに体に悪いと言われるマーガリンの正体だということです。
実際問題としても、金属触媒を用いて高温処理されて作られる油なんて、もはや工業製品の部類だと思いませんか。マーガリンは食べ物とは言えない。それが最近の私の考えです。
話を本題に戻します。まずカボチャを蒸かしますが、緑の皮は剥きました。剥いた皮は甘辛く煮付けて、晩ご飯のおかずにしました。
蒸かし上がったカボチャはボウルに取ってマッシャーで潰します。熱いうちにバターを加え、小麦粉、ベーキングパウダー、塩を振るいながら加えて混ぜていきました。最初はポロポロして、ちょっとこれ失敗じゃないかと思う状態でしたが、次第に馴染んで、いい感じの生地になってきました。
うどんなどの場合、ここでいったん生地を休ませます。チリ風カボチャの揚げパンの場合、その効果があるのかどうか不明でしたが、慣れない料理でくたびれたので休みたいという理由だけで、生地を休ませることにしました(笑)。
一時間ほどネットで遊んで、続きの作業を開始です。寝かせた生地を取り出すと、いい感じにしっとりしていました。寝かせた価値有りです。まな板に打ち粉をして綿棒で生地を伸ばし、厚さ3〜4ミリにして、パイナップル缶詰(3号缶)の空き缶を型にして円形に抜いていきました。ちなみに3号缶の内径寸法は83.4mmです。
丸く抜いたらフォークで4〜5箇所刺して穴を開け、190℃の油で返しながら揚げて、両面がきれいな金色になったら完成です。
油の190度というのは、天ぷらを揚げる時で考えると、だいぶ高温の部類です。菜箸を入れるとジューッと全体から勢い良く泡が出ます。このように高い温度で揚げますから、かなり早い時間で揚げ上がりました。上がったら良く油を切って、アツアツの所を食べてみます。
感想は、我ながら大傑作でした。もう少し塩を入れてもいいかなという気もしましたが、今回のバランスも悪くありません。食感は、生地を寝かせたのが良かったのでしょうか、日本人好みのもっちり感が程よく出ていて、とてもいい感じでした。本場の人が食べたらどう思うのでしょう。
飲み物はネスカフェです。なぜインスタント?と思われるかもしれませんが、チリでコーヒーというと、ひたすらネスカフェなのだそうです。今回はカボチャの甘みを生かすため、ただインスタントコーヒーをお湯で溶いただけの「インスタントブラック」(w)にしてみました。うーん、チリの味(笑)。
ふと思いました。これはお祭りのメニューにいける!市民祭りに合わせてカボチャを栽培し、それを使って作る。生地はあらかじめ作って持ってくればよい。伸ばして型抜きして揚げて、はいお待ち、熱いですよ!!
今回は12個分のレシピで作りましたが、この10倍、120個なら楽勝です。市民祭りの模擬店で120個売れれば上等ですから、十分実現性があります。そのようなわけで現在、さらにカボチャの比率を高めてみたり、小麦粉の種類を変えてみたり、さっくり混ぜたりしっかり練ったりして、色々なバージョンを実験中ですが、自分で作ると全てに愛着が湧いて、全部美味しいと言いたくなって困っています。
カボチャは、細胞の老化を防ぐβ-カロテンは言うに及ばず、ビタミンC、ビタミンEといった抗酸化作用を持つ成分が豊富で、さらに腸を快調にしてくれる食物繊維もたっぷり。健康の維持増進に、そしてアンチエイジングにも最適な食べ物です。このように栄養豊富で、手軽に抓んで気軽に食べられるソパイピージャは、食欲の落ちる暑い季節にも最適な食べ物だと思います。家族にも好評でした。
かつてツユクサの押し花、色水を作ったとき、紙に残った鮮やかな色がだんだんと退色していく変化に気づきました。
始めは派手ともいえる濃い青色が少しずつ徐々に徐々に赤紫そして茶色へ変わっていくのです。
その色の変化、またその押し花を何年も持っていて、しおりに使っていると、これは草木染めに使えるかも・・と思いつきました。
草木染めの経験は、地方での宿泊時に体験程度にしかありません。草木染めの歴史や適したもの、そして使う布などを染め物の専門家の方に伺いました。
この夏、染め物をしてみよう。そんな決意が私の胸を揺り動かしました。
染め物職人の方の自由時間を利用させていただき、1泊2日。
お手伝いを条件に自分の作りたい染め物を作りました。
使ったのはツユクサと藍です。
まずはツユクサから紹介いたします。
1)ツユクサをガーゼに包んで木槌で十分に叩きます。
2)ガーゼに包んだ状態で優しく漉します。
3)色素に満ちた物に水を少しずつ加えます。
4)ハンカチや手ぬぐい(←オススメ)それぞれ個人の好きな布地を加え、5分程度浸します。
5)布地を自然乾燥(←大切!)で十分水気を飛ばし、そして再度30〜40分程度浸します。
6)薄めた過酸化水素水(←薬局で買えます)で色を留めます。
そうすると、布一面にツユクサのおぼろげな青が現れます!
次に、藍。藍は染め物でもメジャーで、古くから染め物と言えば藍と言われ、浴衣やのれんの濃く色あせにくい青は印象的です。
もう、説明の必要はないと思います。基本はツユクサと同じやり方です。
1)ミキサーにかけて、色素と繊維を分離します。
2)木綿でこし、水を加えます。
3)布や糸を10分浸して乾かし、再び20分浸して、薄めた過酸化水素水や酢で色止めをします。
4)葉を布の上に置き、当て布をして金づちで叩(たた)くと、葉の形をした濃い青緑色の染め模様が出る。
5)これを水で洗うと薄い青になる。
布地は、お手ふきやのれんくらい大きくてもよいとおもいます。
エントリを書くとき、私の体験したことが世間一般から外れているのではないかと参考になる記事やWebサイトを調べました。
すると染め物に関する素敵なサイトが見つかったので、染め付ける時間データとしても役立つと思います。
下の記事では、藍とクサギを使っていますね。こういう記事が文化としてだけでなく、環境という意識の啓発に役立てられたら・・・と思うのですが。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/culture/article.aspx?id=...
草木染め/涼しげな夏の色楽しむ
私が忘れていたことは、染め物をするためには草木や花を育つ環境を作っておかないと染め物はできないと言うこと。
幸いにして、染め物をした職人さんの家の裏は山なので、素材の入手には事欠きませんでした。
何もせずに材料となる植物を手に入れることができるのは、雨や気候に恵まれた日本のおかげ。
砂漠化、水不足に悩む諸外国にとってはすべての自然が貴重な資源なのです。
私たち日本人も農工業に用いることのできる水質に、そして澄んだ水を与えてくれる山林に感謝ですね。
ただ、植物を育てるのはたとえ一年草であっても、藍を例に取ると少なくとも半年先を考えて、種を蒔かなければなりません。
タネを蒔く、蔓が伸びる、根を張る、花が咲く、実をつくる。自然の変化に敏感であると共に土壌にも気を配らないと行けないのですね。
たかが、布地のためだけに植物、さらには木や土壌、そして水など環境への配慮が必要なんですね。
私は下の本で、体系的な自然利用のすばらしさや日本の恵まれた気候を知ることができました。
自然にある植物の染色は昔から利用しています。
着物の染色は殆どですね。
食べ物の色付けも出来ますね。
夏にとれる長期休みには、こういった貴重な体験を組み込むには、ベストシーズンでしょう。
やはり、初めての何かを体験し続けることは、とても大切ですよね。
染め物も、夏の日差しでしっかりと乾かすことができて、よさそうです。
子供の頃、理科の実験でpHを測ったりしませんでしたか?酸性[H+]とか中性、アルカリ性[OH−]とかを調べる実験です。実験室で学んだpH測定は、危険な化学物質も使用していました。そこで、今回のSummer House Laboratory 2009、「楽しいアイデアと創意で暮らしをつくろう!」のベースプランは次のようにしました。
私たちの身近な食品などを使って「安全に楽しめる化学実験」にトライ。
実験で得られた結果を、食卓に応用してみる「デザート作り」。
実験1:身近にあるモノのpH値を調べよう.
実験1では[H+]などの正確な定量を目的としません。手軽に各材料がどのようなpH値、つまりおおよそ酸性よりかアルカリ性よりかを調べます。
器具・紙薬:綺麗に洗った透明卵パック(又はペットボトルのキャップ10個位)
pH試験紙(pH1〜14まで測れるタイプ)、あればスポイト
結果1−(1)の材料は、理科の実験などでも紹介されている例を中心に集めました。
>http://www.horiba.com/jp/process-environmental/features/water-qu...
各pHは、レモン汁pH2、食酢pH3、シソ抽出液pH5、牛乳pH7、石けん水pH10と石けん以外は酸性よりの結果が、資料同様に得られました。意外なこととして、レモン汁はかなり強い酸であること。食品でもシソが酸性よりで、牛乳が中性だったことでしょうか。 よく胃酸過多の人が牛乳を飲まれますが、胃粘膜を守るタンパク質の補充だけでなく、胃酸に酸を加えない食品としても合理的なのが分かります。他にも多くの食品がありますので、興味のあるものは試してみてくださいね。
結果1−(2)
結果1−(2)はお茶類でも、発酵の度合いでpHが異なるという資料がありましたので、試しに実験してみました。
>http://www.asahi-net.or.jp/~hi2h-ikd/chemistry/experiment/phtoka...
目視で見る限り、紅茶がpH4、ウーロン茶と緑茶はpH5程度と、明確な違いが得られませんでした。
推測の域を出ませんが、今回使った緑茶が新茶でない、つまり若干は発酵していた可能性もあります。また、各お茶にはかなり多数の茶葉があります。その選び方によって、pHの違いも鮮明に出るかもしれません。
結果1−(3)
結果1−(3)は(2)の延長で、カラフルで香り豊かなハーブ類を調べました。酸味のあるハイビスカスは、はっきりと強酸性でpH1。ローズレッド、ラベンダー、マローブルーはpH5で、味も酸味はちょっと強めなくらい。カモミールティはまろやかな味ですが、若干酸性よりでpH6.5程度になりました。
さて、マローブルーは理科の実験でも使われるハーブで、酸やアルカリを入れることで、色が変わり試薬にもなります。入れたての時は青ですが、時間が立つと青紫色になるので水色の変化に注意が要ります。応用編として、マローブルーに酸やアルカリを加え、どのように発色するかの実験も面白いですよ。
>http://www.1101.com/kasoken/2003-09-12.html
実験2:プラスαでマジックカラー作り.
実験2では実験1で使った材料を基に、抽出液にプラスαをしてpH値と色の変化をみていきます。材料には実験1にハチミツを加えています。
例1 シソ抽出液+食酢
例2 紅茶+レモン汁
例2 紅茶+ハチミツ
例3 マローブルー+レモン汁
さて、どんな変化が起こるでしょうか。どの例も天然の食品ですので、まぜ合わせて飲んでも大丈夫ですよ。※写真では例1にクエン酸とありますが、食酢の間違いです。
例1の結果 シソ抽出液+食酢 = 赤黒⇒ワインレッド (pH2)
例2の結果 紅茶+レモン汁 = 紅茶色⇒薄い紅茶色 (pH2)
例2の結果 紅茶+ハチミツ = 紅茶色⇒黒めの紅茶色(pH4)
例3の結果 マローブルー+レモン汁 = ブルー⇒ピンク(pH2)
実験2の解説をしていきます。まず、pHの変化ですが酢とレモン汁を入れたものは、色の変化とともに強酸性になりました。一方、紅茶とハチミツは水食変化があっても、pHはほぼ同じ4でした。
水色の変化について。例1のシソと例3のマローブルーですが、このハーブにはアントシアニン系の色素が入っています。アントシアニンはpHの変化によって色が変わる色素。よって、酢やレモン汁といった酸性の液体などに反応し、色が変化します。他にも紫キャベツやナス、ブルーベリーにアントシアニンが含まれています。
>http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q07.html
例2の結果の一つ目。レモン汁を加えて色が薄くなったメカニズムは、アントシアニンと似た物質、テラフラビンに酸が影響しています。
>http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q12.html
一方、紅茶にハチミツを加えて黒っぽくなった方は、メカニズムが異なります。原因はハチミツ内の鉄分が、紅茶のタンニンという物質に結合したためです。なお、水道水でも鉄分が多い場合、紅茶を入れると黒っぽい色になります。
>http://www.kurashi.pref.saitama.lg.jp/kurashi/chishiki/colum23.h...
応用:マジックカラードリンクを使って、デザート作り!
実験2で得られた結果を応用して、天然のカラフルデザートを作りましょう☆
例1:シソジュース+シソ味かき氷シロップ およそ900ml
材料:シソ3〜5束かボウル一杯
酢の代わりにクエン酸大さじ3杯(癖のない酸)
砂糖200g
水900ml位
道具:ザル・ボウル・漏斗・ジュース濃縮液を入れるワイン瓶など
1.鍋にワイン瓶一杯分の水を入れ、お湯を沸かす。
2.お湯が沸いたらシソを投入し、お湯に浸るように箸で混ぜる。
3.15分ほどで、次のように黒っぽい赤になる。
4.ザル・ボウルにあけ、シソと液を分ける。
5.液を鍋に戻し、砂糖を加えてひと煮立ちさせる(暗い色合い)。
6.クエン酸(またはお酢)を入れると、鮮やかなワイン色になる↓
最後に味見をして、砂糖とクエン酸で調節。ドリンク用は甘さ控えめ。かき氷用はお好みで、砂糖をさらに追加して下さい。シソと言う割には癖のないお味ですよ。
例2:紅茶の3カラーゼリー 4個分
材料:紅茶 2g×10パック
ゼラチン 5g×7パック
レモン汁(ポッカレモンでも良い)
ハチミツ 100g
砂糖 大さじ4杯
ミント 適量
レモン 1つ
道具:ゼリーを入れる透明な器4つ、ボウル、タッパー
1.粉ゼラチンを水でふやかす。
2.お湯が沸いたらティーバック4つを長めに浸す
(鉄分と反応させるため、タンニンを多めに抽出する)。
3.ハチミツを入れる(紅茶が黒っぽくなる)↓
4.ハチミツ味にゼラチンを入れ溶かし、氷水でボウルを冷やす。
5.ハチミツゼリーに、とろみが出てきたら器の1/3まで入れ冷蔵保存。
6.紅茶4パックと砂糖を使って、普通の紅茶ゼリーをジュレ状にボウルに作る。
7.紅茶2パック+ポッカレモン多めで、色の薄い紅茶を作る↓
8.レモンティ味は水分が少なめなので、タッパーで固めになるまで冷やす。
9.ハチミツゼリーが固まったら、紅茶ジュレをカップ2/3まで入れる。
10.レモンティゼリーが固まったら、サイコロ状にカットして器に盛る。
11.4つにカットしたレモンとミントをのせて出来上がり。
何とか3層には分けられましたが、レモンティゼリーはもっと薄くしたかったです。また、2層目のレギュラー紅茶の色が混濁してしまいました。これは短時間に紅茶の温度を下げたため、クリームダウン(クリーミング現象)というのが生じたせいです。
もっとクリアに紅茶の色を出すコツとして、粉ゼラチンでなく板ゼラチンを使うことが一つ。そして、クリームダウンしないようゆっくり冷ましていくことです。
例3:フルーツのマローブルーゼリー添え 3皿分
材料:マローブルー 2g×6パック
板ゼラチン 1.5g×10枚
多めのレモン汁(ポッカレモンでも良い)
カルピス 200cc
砂糖 大さじ5
好みのフルーツ:巨峰・キウイ・リンゴなど
道具:ゼリーを入れるプレート(皿)、ボウル、タッパー
1.粉ゼラチンを水でふやかす。
2.お湯が沸いたらマローブルーティーを入れる。
3.ハーブを除いて、砂糖大さじ1、レモン汁、カルピスを加えて煮る。
4.ゼラチンを入れ、氷水でボウルを冷やす(ピンク色)↓
5.とろみが出てきたらタッパーに入れ、冷蔵保存。
6.同様の過程で、普通のマローブルーゼリーを作る。砂糖は大さじ2(青紫色)。
7.この間に、果物のカットをする。
8.ゼリーが固まったら、マローブルーゼリーを細かくカットしてプレートにしき、カルピス入りゼリー、カットしたフルーツを盛る。
※青紫色の時のマローブルーは不安定な状態です。ブルーゼリーを作成中、温度差・時間経過で透明になってしまったので別作戦をとりました。
マローブルーで水出しハーブティを作ります。そうすると煮出した時より、鮮明な青になります。砂糖大さじ2をゆっくり溶かして、マローブルーティ・シロップとしてお皿に少量注ぐと、淡い青色がしばし楽しめます。
他の食品でも、化学反応で色が異なるものもあります。化学実験から入った今回のルポタージュ。錬金術や科学というのは、台所から始まったという逸話もあります。科学の実験から創意工夫して、オリジナルのカラーデザートやレシピを考案してみてください♪
以上で、身近な食品などのpH試験から、食品の色の変化の紹介、および応用として、同じ原料(シソ・紅茶・マローブルー)から作れる数種のカラーデザートの紹介を終わります。
理科の実験+お料理 両方楽しめる自由研究ですね!
お料理の横に添えてあったレモンを絞ったら
料理の色が変わったりしたらビックリしちゃいますね。
あとは、製氷器に色々な色のマジックカラードリンクを入れて
一口サイズのシャーベットを作るのも楽しそうですね。
ちょっとしたホームパーティーとかに出しても喜ばれそう!