いわしの回答(転記)
幼児期の私は、なぜか桃太郎にハマっていました。猿と犬とキジを連れて歩いたらどんなに楽しいだろうと、それが憧れでした。このすてきな仲間たちを集めるには、どうしても必要なアイテムがあります。それはきびだんごです。私は母に、きびだんごがほしいとねだりました。しかし私はきびだんごがどういう物かを知りません。母も知らないようでした。
母は、なんと図書館まで行って調べてくれました。私も一緒について行きました。そこで岡山の名物「吉備団子」について書かれた本が見つかりました。吉備団子とは、基本的に求肥を団子状にした物です。昔は黍で作られたのかもしれませんが、母は写真を見る限り明らかに餅米粉だけで作られていると思ったそうです。Wikipediaを見ると
最近の製品は黍の割合がかなり低く、使用していない商品もある。
と書かれていますから、その時の母の判断は正解だったようです。
帰りにスーパーに寄って、白玉粉を買ってくれました。そして和菓子用のお砂糖である和三盆と水飴。私はただ帰りにスーパーに寄った記憶しかありませんでしたが、母に聞いてみたら、そういう買い物をしたということでした。私はこれがきびだんごになるのかと大喜びで、いいというのに自分で持つと言い張って、スーパーの袋を抱えて意気揚々と歩いていたそうです。まだお団子になっていないのに、今にも猿や犬やキジが出てきそうに思えました。
家に帰ると早速きびだんご作りに取りかかってくれました。求肥の作り方には何種類かあるらしいのですが、母は、桃太郎のきびだんごは日持ちするお団子だったに違いないからと、最も食べ頃の状態が長く保てる蒸し練りという方法で作ってくれたそうです。これはまず白玉粉に水を加えて練り、一度蒸してから、砂糖と水飴を加えてさらに練り上げていく方法です。
こうして作られた求肥の生地を取って丸め、そのままではベタベタしますから、普通はここで餅取り粉でもまぶすところでしょうが、母は栄養価を高めようと、きな粉をまぶしてくれました。桃太郎は強い男の子ですから、優良なタンパク質が欠かせないというわけです。
できあがったきびだんごは、それは見事な物でした。私は、これなら誰が見てもきびだんごと言うに違いないと思いました。さっそく試食してみました。それまで食べてきたお菓子に比べると地味な味でしたが、きなこがおいしくて、それなりにいけるという印象でした。
母が、白い布を細長く折って鉢巻きにして、おでこの所に桃の絵を書いた紙を貼ってくれました。鏡を見ると、どこから見ても桃太郎です(笑)。私は犬のぬいぐるみと、干支の猿の置物と、キジに関する物は見当たらなかったので、鳥なら何でもいいやということだったのでしょう、なんとお風呂アヒルを持ってきてテーブルに並べ、このきな粉味のきびだんごを大喜びで食べていたそうです。
後日またこのお団子を作ってもらい、小さなお弁当箱に入れて風呂敷に包んで腰に結びつけてもらって、お散歩に行ったこともありました。犬とすれ違うと、一つ下さいお供しますと言われないかとドキドキしていたのを覚えています。
お団子は公園で食べました。きびだんごで強くなった気がして、滑り台の上で「うぉー」と叫んでいたような気がします。これでは桃太郎ではなく怪獣ですね(笑)。
懐かしくなって、即席にご飯をお団子大に丸めて、それにお砂糖を入れたきな粉をまぶして食べてみました。優しい甘さと香ばしさが郷愁を誘いました。
子供の頃、CMを見てすぐに、近所の駄菓子屋へポッキーを買いに行ったことを覚えています。
やりたかったのは、ワイングラスに氷水を入れて、パスタをゆでるように、ポッキーのレイアウトです。
子供心に少しだけリッチな気分になりました。ちなみに気分だけです。
私もCM見て母親にポッキーをねだったクチです
大人の食べ方・・・!!!と興奮したのを覚えています
確かポッキーをマドラー代わりに使っていたような
実際氷水を混ぜて食べると、チョコの周りに水がついててあまりおいしくなかったです でも、これが大人・・・!とうっとりしてました アホですよね・・・
きっかけは、買い物に付いていった先で、シュークリームとプリンが特売だったことでした。しかしその時私は乳歯がグラグラで口の中が落ち着かず、おやつを食べる気にならなかったんです。後になって、シュークリームとプリンというこの魅力的な二つのおやつを逃したことをとても後悔しました。
後日そんな愚痴をポロリとこぼしたら、母が「いいこと考えた」と立ち上がって台所に行ってしまいました。待つことしばし、出てきたのは、カスタードクリームにカラメルがかかったシュークリームだったのです。カスタードにカラメル。この組み合わせはプリンその物です。しかしプルプルのプリンではなく、ふんわりクリーム。そこにほんのりほろ苦いカラメルシロップ。この組み合わせは全く新しいお菓子でした。
後日このシュークリームはさらに進化し、カスタードクリームの上にカラメル、そしてカラメルが流れて食べにくくなるのを生クリームを被せて抑えるという、まるでプリンパフェのようなシュークリームになりました。
これはお店では買えないよ、この家でしか食べられない特別なシュークリームだよと、母はとても自慢そうでした。実際、おいしさも豪華さも、スーパーの特売のシュークリームとは比べ物になりませんでした。また家で作ると、作りたてのサクッとしたシューが何とも言えませんね。
私はお菓子作りの経験が無く、詳しいレシピは、聞くには聞いてみたのですが、ちょっと理解しきれませんでした。でもとりあえず普通にシューを焼いてカスタードクリームを詰め、ちょっと凹ませてカラメルをかけ、そのままだとカラメルが流れて食べにくいので軽く表面を掻き回してクリームとカラメルを混ぜ、その上を覆うように生クリームを絞り出せばOKだと思います。
この書き込みのために話を聞こうと家で話題にしたら、近々また作ってもらえることになりました。母が言うには、子供が大きくなってしまうとこういう物を作る機会が無くなって、ずっとつまらない思いをしていたというのです。
時々思い出して、また食べてみたいなぁと思ったことがありましたが、今さらこんな手間のかかる物をリクエストはできないと自主規制していました。しかし私が色々な工作を趣味として楽しんでいると同じように、母もおやつを手作りするという楽しみを、幸せなことと考えていてくれたのですね。これからはもうちょっと気軽に甘えてみようかと思います。母の作るみたらし団子も絶品です。
色んなおやつがありましたが、楽しかったのはお煎餅作りでした。お煎餅といっても、普通のお煎餅とはちょっと違います。わが家では白煎餅と呼ばれていた、何の味付けもしない真っ白なお煎餅です。その白煎餅に、胡麻味噌や柚子味噌を挟んで食べます。焼きたてのアツアツの白煎餅と香り高い味噌。大人好みの味に思えなくもありませんが、私はこれが大好きでした。
材料は、おそらく上新粉だったと思います。餅米でない、うるち米の粉です。水で練って、蒸し器で蒸して生地を作ります。それを小分けにして平たい丸に伸ばし、油を引かないホットプレートで焼いていきます。焼いていると膨れてくるので、ヘラで押さえながら両面をカリッと焼き上げます。2枚重ねて食べますから薄焼きにします。
味噌の方は、まず味噌と砂糖を混ぜて火にかけて、酒を少しずつ加えながら溶き伸ばしつつ、焦がさないように練り混ぜます。これに香ばしく煎って摺った胡麻を加えれば胡麻味噌のできあがり。胡麻の代わりにみじん切りしたクルミなどを加えてもおいしいですよ。冬は、お酒の代わりに柚子果汁で摺り伸ばし、胡麻の代わりに刻み柚子皮を加えてもいいですね。
焼き上がった白煎餅にこうした色々な味の味噌を塗り、もう一枚の白煎餅で挟んで食べる。これが楽しくて美味しかったんです。家族でわいわいやりながら食べられるのが最高でした。
ところで3年ほど前のことになりますが、まんが「クッキングパパ」に、これとほぼ同じお煎餅が登場していて驚きました。まんがでは、たしかピーナッツを混ぜた味噌を挟んで食べていたと記憶しています。
わが家の白煎餅は、父が大学時代に友だちのアパートに集まって焼いて食べていたのが始まりとのことでしたが、もしかすると味付けをしない白い煎餅に味噌を挟んで食べるというやり方は、どこかの郷土料理なのかもしれませんね。書いていて、懐かしさが込み上げてきました。またやってみたくなりました。
石油ストーブの上でモチを焼き、たまり醤油につけて食べる。
すごく美味しかった。
なので自分は餅を食べる時はたまり醤油派ですが
世の中は砂糖醤油派が大半を占めていることに最近気がつきました。
母がやたら凝っていました。基本は、単にホットケーキミックスを溶いてレンジでチンするかオーブンで焼くかのどちらかだったと思うのですが、それに様々なバリエーションが加わるんです。
まず簡単な所では、ドライフルーツやナッツなどが混ざる物。ほぼあらゆるドライフルーツやナッツが順繰りに使われました。チョコチップや、甘納豆なんていうバリエーションもありました。
ドライ苺も登場しましたが、これは手作りでした。まず苺を砂糖漬けにします。二日もたつとすっかり水が上がってきて苺の砂糖水漬け状態になっています。それを煮て、シロップと苺に分けます。このシロップがおいしいんです。炭酸で割ったり牛乳で割ったりして飲みます。苺の方はごく低い温度に温めたオーブンで乾かして、半生くらいの状態で使われました。ケーキの生地に混ぜて使われたり、カップケーキの上にホイップクリームを絞り出して、その上に乗せられることもありました。
ドライいちじくも作っていましたが、こちらは単純に干して作っていました。皮をむいて半分に切ったものをザルに乗せ、昼間は天日に干し、夕方取り込んで、翌日また干してを繰り返していたと記憶しています。いちじく部屋に入れておいて、はーい、なんていうやりとりが懐かしいです。
話をカップケーキに戻します。生地にカボチャやニンジン、サツマイモといったものを練り込んだタイプもよく登場しました。きなこを生地に練り込んだものもありました。面白かったのは野菜ジュースケーキです。水の代わりに野菜ジュースを使って生地を作ります。
さらにデコレーションのバリエーションも色々ありました。たとえばサツマイモを蒸かして潰してバターを混ぜて練って、それをモンブランのようにカップケーキの上に絞り出します。カボチャを蒸かして潰して蜂蜜を混ぜて練った物が使われることもありました。
今思うと、野菜や芋など、おかずっぽい材料がずいぶんたくさん使われていましたね。この様々なバリエーションのカップケーキのお陰で、私はニンジンやカボチャなどはお菓子の材料であるという、とても良いイメージで受け止めていたように思います。これって好き嫌いの無い子供を育てる、うまい方法かもしれませんね。
男の子は、お上品なお菓子より、空きっ腹が満たせるオヤツを欲しがります。母が心を込めて、工夫を凝らして作ってくれたであろうカップケーキを、私はろくに味わいもせずにガツガツ食べていました。でも母は、それを微笑みながら見つめてくれていました。もっと味わいながら食べれば良かったですね。
【材料】2人分
粉寒天・・・3g(小さじ半分強)
水・・・300cc+100〜150cc
白砂糖(黒砂糖でもよい)・・・小さじ半分程度
黒砂糖・・・適量。大さじ2〜3くらいあれば充分、水に溶く。
きな粉・・・お好みの量。1人あたり大さじ1〜3くらい?
【作り方】
1.水300ccに粉寒天3gを入れ、火に掛けて沸騰させて寒天を溶かします。白砂糖(黒砂糖でもよい)小さじ半分程度を加え、僅かに甘みをつけます。
2.寒天が溶けたら火から下ろし、水100〜150ccを加えます。プラスティックの容器(タッパーなど)に流し込み、室温に冷めるまで放置します。
3.黒砂糖は、同量程度の水で溶かして、黒蜜(のようなもの)を作ります。要するに、濃い砂糖水を黒砂糖で作ります。
4.冷めた寒天を、さらに冷蔵庫で冷やします。
5.寒天が固まったら、ナイフか包丁で1〜2cm角に切ります。
6.器に盛りつけた寒天に、3.の黒蜜と、きな粉をかけて食べます。
【ポイント】
寒天の説明書には、寒天3gに対して水300ccが適量と記されていますが、ちょっと緩めに作るのがポイントです。固めが良ければ2.で加える水を100ccに。軟らかめが良ければ150ccに。
最初から400〜450ccの水に寒天を入れても良いのですが、あとから水を足す方法を取った方が、早く室温に冷めます。
【味】
なんとなく懐かしいような気がする、素朴な味わいのおやつです。くず餅に、似ているといえば言えなくもないような。
【応用】
1.の段階でインスタントコーヒー適量を加えると、コーヒーゼリーのようなものが出来ます。この時には、砂糖は少し多めに入れた方がよいです。
これは、黒蜜ときな粉ではなく、コーヒーミルクを掛けて食べます。
給食で出る冷凍ミカンが美味しくて、自宅で作ろうと試みた記憶があります。
手順が悪いのか、何かこつがあるのか、なかなか上手くできないものなんですよね。ガッチガチになってしまったり……
給食に出る感じのちょうど良さができなくて、物足りなかった記憶があります。
わが家には、ちょうど家庭用タコ焼きプレートのような、今川焼き用プレートがありました。ずっしりとした鋳物製で、ちょっとサイズも大きく、やたら重たいのです。したがって、細腕の母がそれを使っていた所は見たことがありませんでした。
しかし、その家庭用というよりイベント用じゃね? みたいなプレートが、時々大活躍するのです。それは何かの用事で母が出かけている休日でした。
まず父はタマネギとニラを粗いみじん切りにします。何ができるんだろう。続いてフライパンの登場です。ゴマ油で、切ったタマネギやニラを炒め始めます。いい香りが立ち上ります。
続いて登場するのは挽肉です。ボウルに入れて、塩、コショウ少々。ここで私は待ちきれなくなって、何を作っているのかを訪ねます。
「今夜の夕食?」
「いや、例のやつ」
「例のやつ?」
「そう、三時用」
「うわぁい!!」
父は夕食の準備ではなく、おやつの準備をしてくれていたのでした。父はボウルの中の挽肉を軽く混ぜていきます。男の作るおやつは、甘い物ではありません。でもこれが美味しいんです。
具はたまねぎなどを炒めていたフライパンに移され、軽く炒められます。炒めるといっても、これは衛生のための下ごしらえとして火を通すといった感じで、かなりあっさりです。軽く炒められた具はポロポロになる前にボウルに戻され、粗熱が取れたところで、つなぎとして片栗粉が加えられていきました。片栗粉は多めです。タマネギやニラと片栗粉によって、だいぶウエットな感じの具になっています。
続いて別のボウルが登場です。こちらは皮用。まず水と、そして少量のサダラオイルが入ります。これを泡立て器でシャッシャッと手際よく混ぜていきます。ちょうどドレッシングを作る雰囲気です。
続いて小麦粉とべーキングパウダー少々、砂糖少々を混ぜた物がふるい入れられていきました。このあとだまがなくなるまで混ぜていきますが、父はこの時必ず菜箸を使っていました。ヘラを使った方が楽なのに、当たり前のように箸を使ってしまう所がダンディです(笑)
ちなみに砂糖は味としては余計な物ですが、焼き色を綺麗に出すために必要な材料なんですね。もちろんそんなことを私が知るのは、もっとずっと後になってからの話です。
さー、これで材料は揃いました。ずっしりと重い今川焼きプレートがコンロに乗せられ、シュボッと火が点けられます。巨大な筆のような油引きで油が引かれると、皮用の生地がプレートのくぼみ半分弱ほど注がれます。こちらをAとします。
別のくぼみにも生地が同程度注がれ、しばらく焼かれた後そちらには具が乗せられます。こちらがB。焼けてきたら千枚通しでAをひょいっと取り出して、Bの上に被せて合体させます。お好み焼きのコテでちょっと押さえてしっかり合体させて、しっかり火が通ったら完成です。
ほい、出来た。焼きたてのアツアツがお皿に載って手渡されます。皮には今川焼き独特の巴の紋様が鮮やかに。しかし皮を割ると、中から出てくるのは中華まんのような具。
「ほら、今度はカレー味」
具にバリエーションが付いてきます。
「今度はピザ味だ」
具にピザソースが混ざっています。チーズも入って、子供はこういうの、大喜びです。
焼きながら父も食べています。父の具には、別に用意しておいた椎茸が入ります。今なら私も椎茸入りがいいに決まっていますが、子供の頃の私は椎茸がちょっとだけ苦手だったのでした。
子供の体では3つも食べるとお腹一杯ですが、これには作っている所を見る楽しみも加わっていましたので、ただ食べるだけではない満足がありました。おやつでたっぷり一時間以上楽しめるなんて、めったに出来ることではありません。
外は今川焼き。中は肉まん。甘い物ではありませんでしたが、父らしい、本当に楽しく美味しい特製おやつでした。
えびせんといっても、カ○ビーのではありません。
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ああ、大きいえびせん。
うちもマヨネーズとソースでベタベタにしたのを食べていました。
そんなに何枚も食べられるものではないんですが、おいしいんですよね。
もっとも、マヨやソースを塗るのはこどもだけで、おじいちゃん、おばあちゃんはそのままえびせん本来の味を楽しんでいました。
やはり、それが大人のアジというものでしょうか。
母が楽しそうにパン生地を仕込みます。私もそれを見てわくわく。この後は、粘土細工のような楽しいパンの形作りと、そして焼き上がったパンで迎えるおいしいおやつの時間が待っているからです。発酵には時間がかかりますが、その間、私と弟は、いつもの五倍くらいニコニコして過ごしました。もちろん発酵を待っている間は姉弟げんかなんかしません。これから迎える楽しい時間を想像したら、けんかなんかする気が起きるわけありません。
今思うと、母は中種法でパンを作っていましたので、本当は前日からのていねいな準備があったわけですが、子供の私にはそれは知るよしもありませんでした。
私はそわそわしながら、もういいかなぁ、ふくらんだかなぁと聞きます。仕込んで10分くらいから聞き始めますから、いつも答えは、まぁだだよ。かくれんぼみたいです。
やっと一次発酵が終わりそうになると、指に粉を付けてフィンガーテスト。最初のころは母がするのを見ているだけでしたが、そのうち私にもやらせてくれるようになりました。生地の中心をそっと押して、穴の様子で発酵の進み具合を確かめます。「酵母の声を聞くのよ」と母が言います。時にはわざと最適な状態を通り過ぎさせて、これが過発酵よと教えてくれることもありました。
最適な発酵具合になったら、生地を分割して休ませます。その間に、どんなパンを作るか相談です。私はロールパンのようなパンらしいパンが好きなのですが、弟はあんパンを欲しがります。それも、粒あん、こしあん、白あん、うぐいすあん、色んなあんこをレインボー状に仕込んだ特別製です。弟は最初、お絵かきでこのアイデアを考え出しました。それを私が母に見せたら、これはすてきと採用になって、本当にレインボーあんパンが実現したのです。それ以来、弟はこの材料を揃えるだけでも大変な特別あんパンを、いつも欲しがりました。
ベンチタイムが終わったら、私と弟も参加しての形作りです。この時が一番楽しい時間。弟はいつもこの時に凝りすぎます。ガンダムみたいな精密なロボットの顔を作ったりしますが、二次発酵で膨らんで、せっかくの造形は見る影もありません。
弟のガンダムがアンパンマンに変わるころ(笑)、オーブンがいい感じに予熱されています。さぁ焼くわよ。うわぁい!つや出しの卵水を塗ってオーブンへ。しばらくするといい香りが漂ってきて、それは家中に広がります。温かな、幸せの香り。家中がパンの香りに包み込まれると、まるで母に抱かれているような気持ちになってきます。私は椅子に反対向きに座って、背もたれに頬を当てて、うっとりとその幸せを味わいました。弟はパンだパンだとはしゃぎながら踊っていました。
母は今も現役でパンを焼いてくれます。私もパン作りが好きでよく焼きますが、やはり母のパンはどこかが違います。同じ酵母を使っても、食感が違うんです。種の仕込み方、発酵の見極め方、酵母との語らい方が違うのかなぁと思います。今も母のパンは私のパン作りの目標です。
小さい頃に眠れなかったりして・・・
夜中に起きて、お母さんのところにいく。
するとお母さんが用意してくれたものです。
牛乳を温めて、その中にメイプルシロップ。
時には、コンデンスミルクを少しだけたらして出してくれました。
ミルクの優しい香り。
砂糖ではなくて、メイプルやコンデンスミルクの優しい甘み。
これを飲むと、気持ちが落ち着いて、ぐっすり眠ることが出来ました。
今でも眠れないときにはホットミルクを飲むようにしています。
大人になってからは、練乳やメイプル以外にも、
シナモンを入れてみたり・・・
黒蜜を入れたり・・・
蜂蜜を入れたり・・・
小豆を入れたり・・・
キャラメルシロップを入れたり・・・
色んな味を楽しんでいます。
牛乳の味で落ち着くのはやっぱり、母乳を飲んでいたころが本能的に人間にはあるからなのかな。
ホットミルクの優しい味で、眠りにつくときはこの上ないほど幸せな気持ちになります
本当にシンプルで誰でも食べられるおやつですけど、暑い夏にせみの声だけしか聞こえなくて、塩を振ったスイカにかぶりついて、きゅうりには味噌をつけて、トマトには砂糖をつける子供もいました! ハウスで栽培したものより旬のものは味や香りが強かった!
ミックスの箱にそれも出来ると書いてた気はするけれど
ドーナツは、作ってもらった事なかったなあ・・
(ホットケーキ位で。、)
手作りのドーナツ、おいしそうだな・・
これも良い!畑から家族が獲ってくるわけです、または知り合いから頂きます。もうまるかじりです。私の家では砂糖をかけて食べてました、嫁がビックリしてましたが、自分の母親もそうしていたようで二度ビックリした笑い話もあります。良いおやつですね〜
私の家ではなぜだか白玉が一時期ブームになりました。私もしょっかんはともかくお汁粉のように適度に甘いあんこの汁と甘酒でほんのり気持ちいい気分に。ウチへ遊びに来る友だちにも母は一生懸命にふるまっていました。ただ、あれだけ小麦粉を丸めただけのお菓子にもかかわらず、これほど愛されてきたんでしょうね?白玉がひっかからないほどの食糧難を過ごした、さながら「小麦粉の汁」すら飲めないと言っていた祖母の時代とは大きな違いを感じます。
パフェやゼリーのような白玉独自の食感をもう少し生かした新しいデザートを作ることができたら、イエでも簡単に作るのことのできるおやつになることでしょうね。何か工夫はないものか・・・
いつも母はどこからかお菓子のレシピを手に入れてきて飽きるまで毎日作ります。私たち姉妹が「もう飽きたー。違うの食べたい。」と言っても聞き入れてくれません。そして自分が飽きるとぴたっと作りません。どんなに頼んでもレシピをなくしたとか言って作ってくれません。
そんなお菓子がいくつもいくつもあります。
その一つが簡単にできるチーズケーキ。毎日食べました。作るたびに味が良くなっていくのが分かります。しかしある時、パタッと止まりました。これまでの経験からもう作ってくれないのは分かっています。この前聞いたら作り方も忘れたし、自分で作ろうにもレシピもなくしたそうです。
もういちど食べたいなぁ。
近所のお友達のお母さんの得意レシピでした。
まず、ホットケーキミックスを用意します。
そこに牛乳を加えます。
ホットプレートを用意して、その上でお好みの大きさに焼きます。
生地が出来上がって冷めた頃に、小豆を挟みます。
私の好きなのは、ホイップクリームに小豆を混ぜ込んだものを挟むのがとても好きです。
ミルクの甘みに餡子の優しさが合わさって凄く美味しいです。
ホットプレートを使用すると、子供達みんなで自分で作ることが出来るので盛り上がって楽しく親子で作ることが出来るんです。
また、今回のようにホットケーキミックスを使用することでとっても生地作りも簡単に出来ます
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ホットケーキミックスは使いませんでしたが、私も小麦粉に砂糖をいれて水で溶いて焼いたものにアンコをのっけて食べていました。
でもアンコをのっけれるのは、めったになかったです。正月か、桃の節句、あるいはお彼岸か。あんこもちかおはぎをつくるときに余ったものしか、うちの冷蔵庫にあんこはありませんでしたから。もしかしたら母が私達のことを考えて、多めにアンコを焚いていてくれてたかもしれませんけど。
おやつにも、朝ごはんにも・・・
よく食べていました!
食パンの上に練乳をタラーっと沢山染み込ませて。
トーストするだけです。
こんがり香ばしくなった練乳とトーストの表面が絶妙に美味しかったです。
バリエーションとして
練乳+苺ジャム
練乳+小豆
練乳+バター
バター+苺ジャムなどなど
気づくと練乳だけ舐めてこっそり食べていたことも^^
一枚では物足りなくて何枚も食べれてしまう恐ろしいほど美味しいです。
今でも練乳トーストは大好物です。
大人になってからは少し大人目線で、シナモンをプラスしたりします。
4枚ぎりの厚いトーストにしっかりと染み込ませた練乳が本当に美味です。
焼かないでそのままでも美味しいです
手頃なゼリー。
冷凍庫で凍らすとヌルっとした食感が美味しいです。
小さい頃のオヤツは手頃にこれが必ず冷凍庫にありました。
学校帰りにいつも食べていました。
お友達の家に遊びにいってもコレが出てきたりして^^
色んな家庭で必ずあった気がします。
チューペットの次に人気だったのかな!