人生が変わった?!あの時の家族のひと言

#019 お題
人生が変わった?!あの時の家族のひと言」を教えて下さい


“ルポ・タイトル”
「人生を変えなかった?!父の折々のひと言」by ハザマ


ルポルタージュ
私は大学進学の時から、ずっと実家を離れて暮らしています。電話ではしょっちゅう話をしてますが、家族に会うのはたいていお盆とお正月。半年ごとなので、帰ると毎回父に何か言われるんですよね。バスッとくるひと言(笑)。


たとえば私が30歳を迎えた年のこと。父があらたまった顔で言いました。「N子、三十になれば少しシリアスにいくことも大事だよ」。な、何だ突然?! ちょっと驚きましたが、これは考え方を落ち着けなさいという意味よりも、あんまり私がおちょけているので、クールな(まさにカッコいい)面も少しは持った方がいいんじゃないかというご指摘でした。急にインパクトのあることを言われて、またそれを語り草にした私が悪かった。友達に「これからはシリアスでいくんだからね」と言うと大笑いされて、やがてみんなから「シリアスさん」と呼ばれることに。ブ〜(`‐′)/。


またある夏、私が少し太って帰ると、イエでTシャツ姿で寝転がっていた私を見てひと言、「N子、トドみたいだね…」。エ…そんなにヒドイ?…愕然。この夏も言われたことのないひと言が飛び出しました。「N子、その丁稚どんみたいな服、もう少し考えたら…」。いい歳をして、Tシャツとブカブカの吊り半ズボンに長靴下、ハンチング帽をかぶって意気揚々と出掛けようとする私を見て言ったのでした。見るに見かねたという顔で…。


父親というものは、娘の女性としての姿がやっぱり気になるらしく。ちょっとは女性らしくあって欲しいようです(笑)。でも、今となっては私も「何々らしい」っていうのはみ〜んな関係ない! あら、そうですか〜ってなもんで。


しかし、こんな奔放なまま私を大きくしたのは、ほかならぬ父のせい。幼い頃に父に言われたひと言が私の人生のモットーになってしまったんです。大きな星空を眺めながら、父は言いました。「N子、あの億光年の宇宙の中では、お前が生きる時間はほんの一瞬、一刹那なんだよ。だから思い切り好きなように自由に生きればいいんだよ」。


はい、そうします、これからもそうさせて頂きますw 今さらいろいろ言われたって、好きなようにいかせて頂きますからね〜!



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