「甘く酸っぱいセーシュンの思い出がある坂」by id:Oregano


出身中学の校門の前の道を私の家の反対方向に行くと、やがて長く続く上り坂になります。それを上った先に、ちょうど私が中学生だった時に売り出された分譲地の一帯が広がっています。
クラスに、ちょっとかわいい女子が転向してきました。その子がその分譲地の住人だったのです。クラスの男子は、もうその女子の噂で持ちきりです。私は当時はまだそういうことに奥手でしたので、ちょっと離れた位置にいたつもりでしたが、いつの間にか巻き込まれて、その女子の家を探してみようというストーカーみたいなツアーに同行することになってしまいました。・・・続きを読む