「友達に押しつけプレゼント:携帯に付けられるくらいの小さなドリームキャッチャーby id:TomCat


もう皆さんご存じかとは思いますが、ドリームキャッチャーというのはネイティブアメリカンに伝わる装飾品で、元々はオジブワ族という単独の部族に独特の物でしたが、1960年代から起こったパン・インディアン運動の中で他の部族にも広まり、異なる部族同士をつなぐ象徴のようなアイテムになっていったものです。


構造は、丸い輪の中に網を張り、それに鳥の羽などを飾っていくといったもので、ひとつの形にはこだわらず、様々なバリエーションで自由に作られていきます。使い方は「夢のアンテナ」あるいは「夢のフィルター」のようなもので、枕元に下げておくと、いい夢を捕まえてくれたり、悪い夢を選択的にスルーしてくれたりすると言われています。


で、私はこれを、ちっちゃく、ちっちゃく作るんです。輪の部分は伝統的には柳の枝で作りますが、私の場合はそれを銀線で作ります。そして中に網を張ります。これは同じく銀線を用いますが、一回り細いゲージの物で編み、ごつくならないように銀ロウで輪に付けます。直径1cmから1.5cmくらいです。


そして輪の左右と上下に小さなU字型の銀線を4個所ロウ付けして、左右と下の3個所にふわふわした小鳥の羽根を飾ります。で、上の部分に根付けみたいに組んだ紐を付けて完成です。


これを私は、部族同士をつなくアイテムとしてのドリームキャッチャーにあやかって、友情の印として友達に押しつけます(笑)


携帯やカバンなどに付けておいてもらえると、夢のアンテナ効果でいつも心がつながるアイテムにもなります。


ネイティブアメリカンの皆さんから見ると、民族の伝統を勝手に流用していると取られてしまうかもしれませんが、そこはご勘弁願いたいと思います。


時々小鳥を飼っている友だちの所に行って、材料を仕入れてきます。インコの羽根など、とてもいい材料になります。素材をもらうお礼に、フードやイカの甲羅などを持参します。


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