「父の遺してくれた若き日の本とノート」by id:TomCat

父はたくさんの本を遺してくれました。多くは安い文庫本ですが、それだけに古典や名作と呼ばれる本が多く、人生の中で一度は触れておくべき作品が広く網羅されています。

そんな古い本の中に、一冊の諺・格言集があります。父は本を大切にする人でしたから、ほとんど本の中に書き込みをするということはなかったのですが、この本にはたくさんの書き込みが遺されています。古い言葉の数々から何を学んできたかということが克明に記されています。

ノートは、父の学生時代の物です。特に後世に遺そうとした物ではなく、単に自分の記念だからと持ち続けてきた物だったのでしょうが、若き日の父の思索の道筋が様々に綴られています。

父の遺してくれた本やノートには、父の青春が詰まっています。真面目に、一本気に、誠実に生きようとしてきた足跡が、まるで昔の青春ドラマを見るような「熱さ」が伝わってきます。

父の青春満載の本とノート。これが私の、子孫に伝えていきたい宝物です。

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