イエコト・ミシュラン #031 PickUp3
みなさまこんにちは、ハザマです。先程終了した“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”#028では「春の野草」テーマで季節ならではの美味しいお話がいっぱいでしたね! そして今頃、3月はちょうど春〜夏野菜の植え付けシーズンなのだそう。レタス、小松菜、水菜、トマト、ナス、キュウリ、ピーマン、ししとう、春撒きのホウレンソウやニンジン…。お庭やベランダでも育てられる野菜がたくさん。毎年、ナスやプチトマトが鈴なりです!という声を聞かせて頂くと、採れたては美味しいだろうなぁ!と挑戦してみたくなります。今年は育てやすいものをプランターに植えてみようかしら。みなさまのイエでも今年もそんな話題が出ているのでは? 春の成長エネルギーが日々を元気にしてくれそうでいいな♪ 私もまずは園芸店にタネや苗を見に行ってみようと思いますw
さて、今日は“イエコト・ミシュラン”#031のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介! 今回の「木&竹を暮らしに活かすアイデア」テーマ、いつもに増してハイグレードなご提案メッセージが満載で、このいわしそのもがまさに★★★級でした! 木と竹の恵みの実感、楽しさとオドロキ多彩であるばかりでなく、当然のように環境にも配慮した書き込みを読ませて頂いて、自然を愛するココロもよりふくらんだ気がします。本当に思いのこもったメッセージの一つひとつに感激です。手元で上質な暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドがまた高まる語らいを、みなさまどうもありがとうございました!
イエコト・ミシュラン #031 ピックアップ賞・ノミネート賞
#031は「木&竹を暮らしに活かすアイデアコンテスト」のテーマでご投稿頂きました。
話題多彩なメッセージから、まずは心も和む手作り品のお話からご紹介。「竹馬、竹とんぼ、剣だま」「竹ひごで〈やじろべえ〉」「竹の器」「竹の釣り竿」「竹水筒」「丸太スツール」「手作りのテープカッター」など、作ってみたエピソードも楽しくて。なかでも、「おじいちゃんに教わった竹串」「祖父から次世代へ受け継がれる技術…竹の孫の手」「竹の箸 おまけに湯のみ」では、おじいちゃまとのあったかな思い出とともに今も使われている品々が素晴らしかったですね。それから学校で木工の時間に作った「本棚」のツリーも、みなさん愛着いっぱいで盛り上がりましたw そしてお料理に活用する竹のお話では、「竹を使ってご飯を炊く」「流しそうめん」「竹を使ったタイのお菓子カオラム」、おばあちゃまが作った蒸しもち米の「笹巻き」も美味しそうでした〜♪ さらに快適なイエづくりでも、「すのこ」「すだれ」「竹炭」「レッドシダーの木片を防虫剤に」「夏の夜に涼しさを演出!湿気を吸収する竹シーツ」「元の形を生かした木製の家具」「竹篭」をはじめ、木と竹の性質を活かした実践メッセージがいっぱい! 「ししおどし」や「下駄」といった、日本ならではの情緒を愛でるココロも素敵だったし、廃材のひのきや伐りたての竹を少しもらってきて極上の入浴剤というちょっとしたアイデアもぜひ一度してみたいなぁ…。手にやさしい実用品、手作りの楽しみ、吸湿や防虫の効果、美味しさ、香り、音…、木と竹の活かし方は本当に無限!と、自然素材の恵みにあらためて感謝とオドロキの語らいでしたw
そんななかから、今回も活用のヒントが詰まったアイデア、メッセージとして、★(一ツ星)〜★★★(三ツ星)のピックアップ賞、ノミネート賞を下に選ばせて頂きました。子供たちとの時間、自然がくれる創造力、健康快適な暮らしづくりと、今すぐ試してみたくなる充実のメッセージ。まず一つはじめるとすれば、あなたはどれにしますか?
★(一ツ星)
うちの母が指導員を務めている、夏休みの子ども野外キャンプイベントでは、食事の準備のようなことは、各自専用の箸や食器を子どもたちに作らせるところから始まるそうです。竹は縦に割れやすくて加工がしやすいですね。そして、結構丈夫で長持ちする素材です。というわけで、竹で作っているそうです。
たとえば、ご飯をかき混ぜたり分けたりするしゃもじ、各自のお皿やお茶碗、飲み物のコップなどなど。
そして、自分用のお箸も作ります。普段使っているお箸が、必ずしも本当に自分の手の長さに合っているとは限りませんよね。そこで自分の手の大きさぴったりのお箸を作るのです。お箸は1咫(あた)半の長さがいいといわれています。利き手をグーの形に握ってから小指と親指を立てて、二つの指の間の長さを測ります。この1.5倍がちょうどいいそうです。
もちろん、自分で削った箸ですから、愛着も湧きます。最後に箸のお尻の竹皮をナイフで少し剥いて、自分なりのマークを油性マーカーで入れたりすれば目印になりますよ。
竹で作れば、木工の基本的なこと(ナイフや紙ヤスリの使い方……)を覚えられますし、竹用のこぎりやナタと普通ののこぎりやナタの違いも分かります。竹用のこぎりと木工用のこぎりとでは、歯の細かさが違います。竹は木に比べると繊維が入っていて固いので、普通ののこぎりだと切れないので、えらい細かく歯が入っています。また、刃もやや薄目に作られています。また、ナタは、木工用ナタは「片刃」で片面斜めになっています。竹用は「両刃」といって両面から斜めに削られている山型です。両刃じゃないと、割れ目が斜めに入ってしまってうまく加工できません(実際、竹を片刃ナタで加工しようとしたら痛い目に遭いました。まっすぐ下に割れてくれないんです)。
でも、竹ならではの道具の使い方、加工のコツを覚えれば、最初から中が抜けている分、様々なものをアイデア次第で作ることができて楽しいのです。
キャンプが終わったらそのときに作った箸を自宅に持ち帰れば、きっと、毎日の食事が楽しくなると思います。
……というか、ウチでは母の箸は自作箸です(^^)。わたしも作ろうかなあとか思いつつ。ちょっとうらやましいんですよ。自分のお箸は自分で作っているって、なんだかかっこよくないですか? というか、母かっこいい(身内をほめてるほめてる^^;)。
竹での食器作り。おおざっぱな所はこのWebページに書いてありました。良かったらごらんください。
* 竹で作る「竹食器づくり」(「森の恵み」を利活用」新潟県農林水産部治山課サイトより
o http://www.midori100.com/linksite/megumi/2_b.htm
★★(二ツ星)
私の生まれ故郷は沼津の漁港地区。いまから70年くらい前、第二次世界大戦前くらいまでは毎日大漁だったので活気でした。その中でも、市の中心部を一直線に結ぶ沼津駅から沼津港までの蛇松線という路線があったほどです。それが、今では漁業資源の大量捕獲、潮の大きな変化に伴う漁場の変化、漁師になる世代の減少・・漁港は釧路、気仙沼、境どこもさびれている現状です。さびれた漁港というのが私のイメージでしかないのですが、それがとても残念で仕方ありません。
ただ、かつて華々しかった漁港とは対照的に、私の近所には松林が多く、そこには沼津垣というのが静かにたたずんでいます。沼津垣とは、一般的な竹垣の一部です。沼津周辺は冬は風が強く、潮風が内陸まで運ばれます。そのため、畑の土は塩で荒れ果ててしまい、あるいはトタンやちりとり、小学校のドアのサンなども錆び付いてしまうほど古くから恐れられてきました。経済的な損失も計り知れないと思います。沼津垣は古くから存在する民家や蛇松鉄道の名残である蛇松緑道の一部に、あるいは若山牧水記念館の周りに使われていることが多いです。
沼津を離れてから、沼津が木の工夫や先人の潮風・塩害に対する苦悩の歴史を知りました。都内にも沼津垣が見られるところがあったので、昨年ですが見てきました。竹垣の風を防ぐ機能、沼津垣の折り込み。。当時の工芸に携わる人の技術力の高さを思い知らされました。日常生活への貢献、非日常としての芸術、この2つを兼ね備えた沼津垣の魅力にとりつかれました。自分で作ることができるようになれたら、うれしいんですけどね。
参考までに、wikipediaと写真付きサイトを紹介しておきます。
景観に馴染む、竹独特の安心感がありますよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%BC%E6%B4%A5%E5%9E%A3
沼津垣
http://www.uchiyama.info/oriori/kentiku/kakine/numazu/
沼津垣
★★★(三ツ星)
竹はよく乾燥させると、とても通気性の良いすのこになります。一例をあげると次のような製品です。
http://kaino.info/takeseihin_shousai/takezaiku/siro_sunokoita_ty...
写真を見ると、竹を筏のように組んでいくやり方が分かると思います。そうなんです。材料さえあれば、竹のすのこは自作できるんです。自分で作れば様々なサイズのすのこが実現できますから、棚板に、押し入れの中に、台の上に渡してベランダのベンチにと、応用は自由自在。割った竹や、竹の先端の細い部分や笹を用いれば、生け花のお花器を置く花台などの小さな作品も作ることが出来ます。
さらに筏に組んだ竹に枠を付けて立てかければ、素敵な和のパーティション・ついたてができあがります。室内はもちろん、お庭に使っても素敵です。竹さえ手に入ればアイデアはほぼ無限。皆さんもぜひ自作の竹すのこの活用アイデアを色々考えてみてくださいね。竹すのこベッドなんていうのも素敵です。
さて、ここで竹をめぐるちょっと困った問題を考えてみたいと思います。それは放置竹林による環境破壊の問題です。竹も貴重な緑の一つですが、竹は一年で棹を伸ばし切るくらい成長が早い植物です。もし竹林と雑木林が接していた場合、竹林は雑木林との境界を越えて葉を茂らせます。すると雑木林の中の背が低い木や下草などが衰退し、しだいに林は竹に飲み込まれていってしまいます。竹林が広がってしまうことは、その地域の植物や、それに頼って生きている生き物の種類が激減してしまうことを意味するんです。
ほとんどの竹林は人工だと思います。元を正せば、誰かが竹を育てようと植えたものが今の竹林になっているんです。ですから、竹林は人間の責任で管理する必要があるんです。竹林を竹藪にしてはいけません。
今、竹林がある地域の多くが過疎化、高齢化しています。誰も手を入れることなく薮になっていく竹林が日本中に増えています。それをみんなで何とかしませんか?
http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/suisin/kikaku/mm_gakkou/ta...
横浜にはこんな活動があります。竹林の里親制度や竹取協力隊などの活動を行って、市民参加で竹林の荒廃を防いでいく努力をしています。こういう活動が日本中に広がれば、自然を守りながら文化の香りも豊かな、素敵な景観のマチが作れます。
今回のいわしが、竹を取り入れた暮らしと、そのための竹を手に入れる方法としての竹林作りへの協力の、両方の推進に役立ってくれたらと願っています。
■
「樹皮クラフトをやってみよう」by id:Oregano
とても面白い本を見つけました。
樹皮を編む (谷川栄子の野山を編む)
* 作者: 谷川 栄子
* 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
* メディア: 単行本
■
「和の音色にもエスニックな音色にも聞こえる、竹の風鈴作り」by id:momokuri3
竹の風鈴というと、竹で編んだ篭の中に南部鉄などの風鈴を納めたものなどがあり、とても風情がありますが、ここでご紹介するのは、竹その物が風に揺れて音を出すタイプのウインドチャイムです。
材料には壊れて使い物にならなくなった竹箒の柄を使いました。・・・続きを読む
■
「竹の葉書でごあいさつ」by id:TinkerBell
竹紙ってご存じですか?
竹の繊維を原料にして漉かれた紙のことです。
主に中国で作られていた紙だそうですが、日本でも和紙の一種として作っている所があります。
あまり頑丈な紙ではありませんが、墨の乗りが良く、また竹の成分が虫をよけるので、
書画に用いる紙として珍重されているとのことです。・・・続きを読む
「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
猫用アミューズメントグッズおよび猫
釣り竿状の棒の先に、ネズミのような、カラカラと鳴るぬいぐるみが付いています。これを見せると猫が飛びついてきまして、9歳近くになっても子猫の心を思い出させるようです。普段運動不足なので、時々これで発散します。飼い主も。
ゴロゴロしがちな猫には、こんなアミューズメント&エクササイズは大切ですよね。
うちでも唯一反応してくれるのが、棒の先に荷造りヒモ数本を三つ編みにして長く垂らし、
先の方だけふさふさにしたもの。熱狂的に遊んでくれます、朔ちゃんもお試しあれ!
−ハザマ−
»“リブ・ラブ・スナップ”今回のテーマはコチラから
募集期間中にご投稿頂いた方にもれなくはてなポイント300ptプレゼントいたします。
また、スナップ賞にはアマゾンギフト券3,000円分をプレゼントいたします。