イエ・ルポ 2 #029 PickUp5



みなさまこんにちは、ハザマです。明日14日は聖バレンタインの日! 今年は“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”のタイミングが合わずテーマとしてお話出来ませんでしたが、女性のみなさまはチョコレートの贈り物などをご用意されていることでしょう。私はバレンタイン・デーを、父や弟をはじめ普段お世話になっている男性への感謝の日にしているので、今年はハート型のお煎餅をみんなに(笑)。ご夫婦や恋人同士だと、聖バレンタインの逸話を語りながらお二人一緒の幸せを祝って過ごすのもいいですね。私もきっといつか…の憧れですw


さて、今日は素敵なマチをめぐって語って頂いた“イエ・ルポ 2”#029のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。「大好きなマチ!ここを変えたい守りたい」というテーマで、特徴あるマチをつぶさにルポして下さった書き込み、そしてこんなマチに住みたい!というさまざまな願いがこめられたメッセージがたくさん集まりました。え?!そんなマチづくりをしているところがあるんだ、と驚いたり、小さなマチの光景に心和んだり…。みなさまのマチへの思いが詰まった語らいを、どうもありがとうございました!


イエ・ルポ 2 #029 ピックアップ賞・ノミネート賞

#029では「大好きなマチ!ここを変えたい守りたい」のテーマでご投稿頂きました。
まずは、訪れてみて素晴らしかった!というマチ、写真も交えながらご紹介下さったルポなど、本当に面白かったですね! 「路面電車の走る富山の街」「前橋、馬場川遊歩道の町並み」「戦国時代の城跡、小樽の運河といった古く趣ある風景」「城下町」…。ほかにもいろいろあって、賞にたくさん選ばせて頂きましたw そして住んでいるマチで大切にしたいもの、変えていきたいことのメッセージもいっぱい。「メダカの住む小川」「ニホンタンポポ」「街灯」「小さな寺社」「街の銭湯」「駅前の肉屋のコロッケ」など…。マチ自慢の街路樹や桜並木、樹齢700年を超える神社のご神木といった、景観だけでないココロの財産を思わせる書き込みも素晴らしかった。それに「商店街」のツリーでは、さみしい現状が多い中で、おせんべい屋さん、パン屋さん、お豆腐屋さんなど顔見知りになっていくうれしさ実感のメッセージが素敵でしたね。また、暮らすマチに変わらない願いも多く、「子供が道路で遊ぶ風景」「自然豊かな風景」「のんびり地域猫があくびする風景」「おはよう!こんにちは!!さようなら!!」「お年寄りをひとりぼっちにしないマチ」「花のある公園」をはじめ、みなさんが日頃どんな願いを抱いておられるのかも、とてもよく伝わってきました。


今回はそんななかから、マチならではの特徴や素晴らしさが綴られたルポと、住んでいるマチへの思いが語られたメッセージを、ピックアップ賞・ノミネート賞に選ばせて頂きました。風景が目に浮かぶようなルポに、行ってみたいマチもあるのではないでしょうか? きっと日本じゅうに、こんな誇るべきマチはたくさんあるのでしょう、いつか“マチ・ルポ”として集大成してみたいですね!


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「奈良町、町屋のたたずまい」by id:iijiman


学生の頃、奈良に住んでいました。1980年代終わり頃。
奈良といっても広いですが、奈良市の旧市街「奈良町」に特に惹かれました。
低い屋根の町屋。虫篭窓(むしこまど)。
江戸時代からこの町の人々の間に広まったという「庚申信仰」(庚申さん)。軒先に下がる「身代わり猿」。
古くからのたたずまいが、新興住宅地生まれの私の目には新鮮に映りました。
今は中止されているようですが、庚申まつりの日に街頭でコンニャクをご馳走になったこともありました。
(なぜ庚申まつりの日にコンニャクを食べるかについては、こちらのURLが参考になります。http://www.naramachi.org/what/migawari.html )
奈良町から少し離れたところにある「今西家書院」もお勧め。重要文化財の古い家から眺める日本庭園は、私たちを、とても落ち着いた気持ちにしてくれます。
私が奈良町を知った時期は、ちょうど、奈良町にとっても転換期だったようです。
それまでボロボロのまま放置されていた土蔵が綺麗に修復されたり、舗道が茶色になって町並みとの調和が図られました。
また、立ち寄る観光スポットも「奈良町資料館」くらいしかなかったと記憶していますが、今は色々増えたようです。
奈良にいらっしゃる方は、是非「奈良町探索」をお試しください。
「鹿と大仏しかない」と思っていた奈良の、奥深い味わいが楽しめます。
【参考URL】
奈良市観光情報センター「ならまち」http://narashikanko.jp/j/naramachi/
奈良町資料館 http://www.naramachi.org/index.html
奈良県観光連盟「奈良の街あるき〜奈良町〜」http://www.nara-kankou.or.jp/campaign/2005summer/mati2005_s.html
重要文化財 今西家書院 http://www.harushika.com/imanishike-shoin/index.php


奈良でもう1つ、忘れがたい町並みがあったのを思い出しました。
奈良県橿原市の「今井町」。
http://www.nara-kankou.or.jp/campaign/2005winter/mati2005_w.htm
http://goryo12.hp.infoseek.co.jp/imai0.html
近鉄八木駅から歩いて10分。その一角に入ると、江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚に。
東西600m、南北310mの範囲に、伝統的なたたずまいを守る町屋が軒を連ねています。
今井町重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
ユニークなのは、その集落の中にある銀行。南都銀行畝傍支店。
ちゃんと現代の銀行としての機能を備え、ATMなんかも設置されている訳ですが、周囲の雰囲気を壊さないように配慮した外観となっていて、一見すると、町屋風。中が銀行でびっくりという感じでした。
古い建物や町並みの維持はとても大変と聞きますが、私たちの記憶を確かなものにしてくれる歴史的な町並みは、いつまでも大切に守り続けていかれることを希望します。


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「住民と学生たちが作り上げてきた文化と教育の街、東京都国立市by id:Oregano


直接通っていた大学があったわけではありませんが、少なからぬご縁があってよく訪れていたのが国立市でした。私が守りたいのは、ここを愛した住民や学生たちが手を取り合って作り上げてきた、文教地区にふさわしい数々の特徴です。
まず街の景観からご紹介しましょう。JR中央線国立駅からJR南武線谷保駅までを貫く通称「大学通り」は桜並木になっていて、春には満開の桜が、受験を乗り越えて見事栄冠を勝ち取った新入学生たちを迎えてくれます。
大学通り唯一の歩道橋はスロープが長くて普段は不人気ですが、桜の季節になると絶好のお花見ポイントとして大人気になります。歩道橋の上から眺める桜並木は本当に美しく、それだけでこの街が好きだと叫びたくなります。
国立市の大部分は、1950年代から一貫して「東京都文教地区建築条例」による文教地区に指定され続けています。その背景には戦争がありました。当時、隣接する立川市には米軍立川基地があり、朝鮮戦争勃発によって大挙して進駐してきた米兵相手の商売に沸き返っていたそうです。しかしその多くはいかがわしい商売で、隣接する国立も含めて、付近の治安と環境は悪化ていきました。
そこで立ち上がったのが国立を愛する住民と学生たちでした。国立は1920年代から大学を中心にした学園都市構想で発展したきた街だったので、ここには行動力のある学生がたくさんいたのです。地域住民と学生たちは協力し合いながら、再び戦争に汚されることのない街作りのために立ち上がりました。そして当時まだ公布されたばかりだった「東京都文教地区建築条例」を使って街を守ろうとする運動を始めたのです。この運動が実を結び、市内からいかがわしい商売が締め出され、同時に企業の食い物にされるような乱暴な開発なども禁止されて、現在に至っています。
これが、若い世代を豊かに育む学生の街として、また緑豊かで閑静な環境を保つ住宅街としての国立市の両面の良さを形作っています。
こうした地域住民と若い力による生き生きとした街作りの伝統は今も市政に生きていて、多摩地区では珍しい、地域のボス的市政が通用しない街になっています。
政府の思い通りにならない、市政を企業活動の道具にも使えないといった政財界両方の目の上のタンコブである国立市の財政は、はっきりいって苦しいようです。でも、大企業を誘致したり、乱開発を行ったりしても、それで住民の暮らしが豊かになったためしはありませんから、大学誘致から街作りが始まった伝統をいつまでも持ち続けて、他の街にない特徴的な街作りを続けていってほしいと思っています。
この街のイベントとしては市民まつりが有名で、文教地区の代表的な存在である一橋大学の学園祭との同時開催が特徴です。私は学生時代、自分の大学の行事よりこっちに燃えていました(笑)。このほか、さくらフェスティバルや、1100年以上の伝統を持つ谷保天満宮例大祭なども有名です。また国立市の特産品に朝顔があり、朝顔市も開かれています。
利権の道具としての発展ではない、本当に街を愛する人たちが作り上げてきた街の姿がここにはあります。そういうこの街の特徴がいつまでも守られ続けていくように願っています。


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「今も個人商店が元気な城南の下町」by id:Fuel


私の住んでいるマチではありません。友達の住むマチのことなのです。私のマチにもこんな活気がほしいと願いつつ、その一端をご紹介させていただきたいと思います。
場所は東京品川区。東急大井町線荏原町駅前一帯に広がる商店街です。全体ではなんと200店舗が営業していると言われ、そのうち約3割が日常的な消費生活に密着した食品、物販、飲食などのお店です。歩いてみると、もう本当に典型的な商店街のイメージで、軒先狭しと野菜や果物が並んだ八百屋さん、威勢のいい魚屋さん、そして何グラムと注文するとその場で計って、ちょっとおまけしておくよとサービスしてくれるお肉屋さんなど、まんがやドラマでしか見られないような風景が広がっています。値段もスーパーで買うのとほぼ同じで、大規模小売店舗の薄利多売には負けていない感じです。
なんでこんなに商店街が元気なのでしょう。やはりお店どうしが力を出し合って、商店街振興組合法による法人格を付与された組織として活動して、企業に負けない力を発揮しているからなのではないかと思います。この商店街はそうした地域力結集型活動の成果として区からも積極的な支援策を引き出して、商店街の賑わいを創出しているようです。
それに引き替え私の住んでいるマチは、今はもう、そうして助け合えるだけのお店が残っていません。でも、マチの商業振興って、商店主だけがやるものなのでしょうか。消費者も会員として力を発揮していく商店街振興組合があってもいいのではないでしょうか。何かそういう新しい方法を考えていかないと、個人商店が衰退した地域はもう二度とよみがえれません。
売店といえばコンビニとスーパーしかない町。飲食店といえば大手のファミレスとファーストフード店だけ。どこの町に行っても必ず見かける決まり切った看板しか見えない町。そんなのつまらないです。私のマチは、そこを変えたいです。マチを元気にしたい人たちのいいお手本としても、個人商店が元気な下町には、いつまでも頑張ってほしいと思います。


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「あるがままを守りたい、そこから文化も経済も発展させたい、東京の中の田舎」by id:tough


都心から西に50km前後。秩父多摩甲斐国立公園の玄関口として、風光明媚な御岳山も擁しているのが青梅市です。奥地に踏みいると本当にここも東京都なのかと目を疑うくらいの豊かな自然が広がっていますが、手前の市街地部分も特徴的です。駅に降りたその場から、レトロな昭和キネマの町が広がっているのです。商店街に出ると、あちこちに昔ながらの映画看板が。少し歩くと駄菓子屋さんのようなお店があり、入ってみると私が子供の時代よりさらに昔の商品パッケージ、おもちゃ、ポスター、ブロマイド類などが展示されていました。古びた建物の普通の個人商店かと思ったら、なんとここは「昭和レトロ商店博物館」というミュージアムだったのです。青梅市ではさらに町中を昭和レトロのミュージアムとして楽しめる「フィールドミュージアムおうめまるごと博物館構想」で町おこしを図っています。
足を運んでみてとても好きになった町なので、ちょっとその歴史を調べてみました。すると青梅はとても歴史のある町で、昭和30年代から40年代にかけては、駅周辺を西多摩地域最大の繁華街として栄えた所だったらしいのです。しかし個人経営中心の商店街型繁華街は大型商業施設に圧迫されて衰退していきました。
その打開策として打ち出されたのが、青梅という歴史のある町のレトロな風景をそのまま生かしたまちづくり構想だったそうです。街並みのあるがままの景観を大切にしていけばそれが町の発展の資源になると言う考え方です。
こうして空き店舗を活用した「昭和レトロ商品博物館」が開館(平成11年)、続いて昭和の子供文化を最前線でリードしたギャグマンガの巨匠を記念する「青梅赤塚不二夫会館」を開設(平成15年)。
これらが年間約6万人の集客力を発揮した成功をバネに、さらなる新企画として商店一軒一軒を博物館に見立て、お店の主人や店員さんが学芸員というコンセプトの「まるごと博物館」事業をスタートさせて現在に至っているそうです。
こうした中でイベント「青梅宿アートフェスティバル」で展示した昭和レトロな映画看板が好評を呼び、そのまま常設で町に展示するようになったことから、今や青梅はキネマの町とも呼ばれるようになっています。展示されている看板は全て、過去市内に存在した映画館の専属絵師として看板を描き続けてきた最後の看板絵師・久保板観氏の作品とのことです。
変に作り替えることを狙わない町作り。あるがままの街並みを大切にしながら、そのあるがままを思い切り楽しんでいく町おこし。私はそういうこの町の姿勢にとても共感を覚えます。これからもあるがままの町の自然や景観を大切にしながら、それを資源として発展していく町作りをしていってほしいと思います。また暖かくなったら、電車に揺られて訪れてみたい所です。
なお、青「梅」市というくらいですからここは梅の名所でもあり、吉野梅郷というところにある「梅の公園」には、120品種1500本の梅がそれは見事に咲き誇ります。


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「豊かな自然と郷土愛を守りたい、まんが『もっけ』の舞台となったマチ」by id:TomCat


栃木県下都賀郡大平町。ここは、作品中で明記されているわけではないものの、「もっけ」(2000年より『アフタヌーンシーズン増刊』で連載開始、2003 年より『月刊アフタヌーン』に移って隔月連載中、2007年10月よりTVアニメ化)の舞台と目される場所です。ここは作者である熊倉隆敏氏の出身地で、その作品中には同町の風景や公共施設などが登場してきます。


本題に入る前に、この「もっけ」というまんが作品を簡単にご紹介しておきましょう。主人公は、勿怪(もっけ・物の怪・妖怪)が見えてしまう姉(初登場時中学二年生・現在高校一年生)と、勿怪に取り憑かれやすい妹(初登場時小学五年生・現在中学一年生)。なりたくてなったわけではないのに、それぞれ特殊な霊能力を持って生まれついてしまった姉妹です。そこに、伝統に詳しく霊能力も高い祖父が助言者役として関わりながら、様々な怪異な出来事を通した姉妹の成長を描いていきます。


この物語の中心的なテーマは、豊かな自然の中には勿怪もいて当たり前という考え方。妖怪憑き物と戦う物語ではなく、様々な人外の存在との触れ合いから、何かを学んでいくお話になっています。


この作品に描かれる勿怪と人間の関係は、現実世界における野生動物との関係と、非常によく似ています。動物を、人に危害を及ぼす危険な存在だとか、人の財産を荒らす許せない存在と決めつけたりせず、野や森は本来動物達の住みかだったのだと考えて、うまく世界を分けながら共生していく行き方。それはとても難しいことだけれど、自然を愛し、その声を聞きながらやっていけば可能になるんだという考え方。そういうのと、とてもよく似ていると言えるでしょう。


さて、大平町のご紹介に移りましょう。ここは栃木県の南部、東京から北に約80kmの位置にあり、日立製作所や、いすゞ自動車の関連工場や下請け会社などを中心とした工業地域としても発展してきていますが、いわゆる企業城下町ではなく、町の北西部にある西山田地区という所を中心に栽培されているブドウが町の特産品となっているなど、農業を大切にしたバランスの良い発展が特色です。初秋は各種出店などイベントが盛りだくさんの「ぶどうまつり」にブドウ狩り、そして11月になると町特産のブドウで作った地ワインの新酒が解禁と、町はブドウで沸き返ります。


そのほか、6月上旬から約1ヶ月、西山田「ホタルの里」では、たくさんのホタルの飛び交う姿が見られますし、6月下旬には、なんと今昔物語や雨月物語の舞台ともなっている名刹大中寺参道のあじさいが満開となるなど、四季折々の美しさも満点です。


かと思うと、12月には、東武新大平下駅東口界隈を6万個のLEDが街を彩る「光と音のページェント」が開催され、週末には各種コンサート等のイベントも行われていたりもします。


こんなふうに、乱開発で自然を切り崩して発展してきたわけでもなく、かといって時代に取り残されてきたわけでもない、とてもバランスの良い発展をしてきたのがこの町の特徴だと言えるわけですが、もちろんその影には、地域住民の皆さんの様々な努力がありました。


そのひとつが、地域の自然を将来に残しつつ、美しい里山を育てていこうと活動してきた「西山田地域活性化研究会」という住民団体です。現在ではNPO法人「太平山南山麓友の会」に発展して、町外在住者の入会も受け付けながら、自然の保護・環境美化・伝統文化の伝承・地域の安全などといった多角的な地域貢献活動を行いつつ、自分の好きな農作物を選んでオーナー登録をして《自分の作物》の収穫が楽しめる制度を始めるなど、意欲的な活動を展開しています。


さらに同会は、栃木県への移住などを呼びかける「とちぎ暮らしフェア」(有楽町)にも参加して地元PRに勤めていましたから、今後は県外からのいわゆる田舎暮らし希望者の窓口となってくれることも期待できそうです。


この大平町に関するちょっと気になることは、合併問題です。平成の大合併の余波は今も続いていて、2007年6月には栃木市大平町・岩舟町・藤岡町都賀町・西方町の1市5町が合併に向けての首長懇談会を設置。同11月の県市町村合併推進審議会においては、まずこの1市5町の合併させ、その後小山市野木町まで合併させるという答申が決定されています。


最近は、何でも改革、変えることが時代に乗り遅れないことという小泉政権時代の風潮に対する反省の声が大きくなっていますが、大平町の合併に向けての手続きは今年に入ってからも続けられていて、このままいくと、ほぼ合併は本決まりになってしまいそうです。


平成の大合併は関東の様々な自治体に大きな変動を及ぼしましたが、それで地域住民に何らかのメリットがあったという話はあまり聞こえてきません。どちらかというと、役所が大きくなって住民から遠ざかった、議員の定数が減らされて住民の声が反映しにくくなった、地域行事に対する補助が打ち切られ住民の郷土愛が薄れてきたなど、マイナスな話ばかりが聞こえてきます。

今まで郷土を愛する住民達によって大切に育てられてきた町が「人手に渡ってしまう」ような合併は嫌だなあと思うのですが、せめて住民そっちのけの政治家だけの話し合いで決まってしまうことだけは避けて頂くよう、それだけは強く望んでおきたいと思います。


なお、ここは「もっけ」の舞台になったにふさわしく、ちょっと怪奇なお話も色々伝わっているようです。
大中寺の七不思議→ http://www.cc9.ne.jp/~ohira-kanko/sight/7fushigi/7fushigi.html


でも、実際の大平町にまがまがしい雰囲気はまるでなく、もし妖怪・物の怪のたぐいがいたとしても、それは豊かな自然の中で浄化された恐くない存在だなあと思えます。そんな明るい町なんです。


豊かな自然と人の暮らしの営みがちょうどいいバランスで調和してきたこの町が、いつまでも自然と郷土を愛する心優しい人々の町であり続けることを願っています。


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「沖縄の海をキレイにしたい」by id:iwavan


私2年ほど前に仕事で沖縄県那覇市に住んでいました。
最初、沖縄に行くのは初めてだったので、すごく海がキレイなんだろうなと思っていたら、全然キレイでなくて、ガッカリ。
でも、テレビなどでみた光景はどこへ?と疑問に思い、ある日会社でアルバイトで来ていた、50歳くらいのオバちゃんに聞いてみると・・・続きを読む

「商店街」by id:wacm


私の住んでいる市の駅前の商店街は全く活気がありません。せっかくの週末もシャッター街となってしまっていて買い物が満足にできないです。郊外型の大規模店舗の出店によって、魅力がなくなった。あるいは、駅前自体が集客能力が減った、あるいはマイカーの普及で商店街に行く必要はなくなったのでしょうか?
かつて、地域に根ざした書道道具屋さんや刃物屋さんがいました。・・・続きを読む

「守りたい、コンクリートの中の小さな自然」by id:YuzuPON


私の住むマチはほとんどがアスファルトとコンクリートに覆われた所です。しかし探すとまだ手つかずのまま残されている自然も見つかります。たとえば河川敷の鉄橋の下。ほかはコンクリートでガチガチに固められているのに、なぜかその周辺だけ手つかずの川原と土手が残っています。もしかしたら管理権が違うのかもしれません。そういう行政の隙間のような場所は自然観察の狙い目です。・・・続きを読む

「旧型車輌を守りたい!」by id:teionsinonome


広島電鉄はエコとユニバーサルデザインを謳ったドイツ製のサイバーな新型車量をどんどん投入しているのですが、個人的には昔ながらの車輌も残してほしいです
確かに維持費はかかるし段差もあってそういう点でよろしくないかもしれませんが、陸橋の真下を通る線路の向こう側から旧型車輌がやってきた時のワクワク感って最高ですよ(本当にいい風景なので本通り駅近くのブックオフ前の陸橋は要チェックですよ!)・・・続きを読む

「取り戻したい、自由な表現のマチ」by id:momokuri3


東京都内某JR駅前。そこは都内にしては珍しい、ストリートライブ解放区でした。平日の午後でさえ1〜2組は必ず。金曜の夜になると、もうそこかしこにギターを抱えた人たちが現れます。時にはドラムまで入った本格的なジャズのユニットや、30人くらいの混声合唱団まで現れたことがありました。さらにはアマチュア劇団のパフォーマンスまで始まって、週末の駅前はちょっとしたお祭り騒ぎでした。・・・続きを読む

「北の大地の子育て応援のマチ」by id:TinkerBell


北海道に嫁いでいった友だちがいます。
三笠市という所に住んでいます。
市の面積は302.64平方キロメートル。これはモルディブ共和国の総面積よりちょっと広い面積です。
そこに1万1千人ちょっとの人々が住んでいます。・・・続きを読む

「空き家の維持・景観の保持」by id:aekie


空き家問題って、思ったより深刻なんですね。私の近所でも身よりの以内お年寄りが死んだ家が未だに放置されています。美観や町並みを考えるとそのままにしておいた方がいいのですが、そうもいかず間もなく解体されました。以前とは全く異なる景観の出現に不自然さと驚きを隠せませんでした。ヨーロッパでは石造りの建物なため、いつまでも同じ景観が守られているように思われます。・・・続きを読む

「白いタンポポを守りたい」by id:staples54


両親の住む実家は、日本在来種の白いタンポポが多く見られる地域です。白には清楚な美しさがあって綺麗だなと感じています。
ところがその白いタンポポが年を追うごとに姿を減らしだんだんとセイヨウタンポポの数が増えてきていてこのまま減っていくとこの地域から絶滅してしまわないだろうか?と心配です。・・・続きを読む

「守りたい生け垣のある道」by id:SweetJelly


私の家の周りには、生け垣のお宅があります。特にわが家の並びの道にはサザンカの生け垣が続いていて、それは素敵なんです。皆さん、想像してみてください。夏は深い緑の葉が茂る涼しげな道。そして秋から冬にかけては花が咲いて通る人の心を暖かくしてくれる道。そんな道なんですよ。
サザンカの花が咲くと、時々道から歌声が聞こえてきます。・・・続きを読む

「年に二回の町掃除。」by id:canorps


私の住んでいる市では年に二回
5月と11月に、クリーン大作戦という掃除の日があります。
その日は、市が春と秋、市民のみなさんに呼びかけを行い
この市に住む人がみんな朝の8時から10時までいっせいに市内全域を清掃します。・・・続きを読む

「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」


「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
テーマ「リブ・ラブ〈MYフェイバリット・ファブリック〉スナップ」から、今日の一枚をご紹介!
id:asukabさん、ご投稿ありがとうございました。




万能インド綿布
ベッドカバーになったり、敷き物になったり、この2枚には本当にお世話になっています。現在は、布椅子のカバーとして活躍。ちょっとシミもありますが、洗うたびにどんどんお気に入りになっていきます。色合いと風合い、肌触り、すべてがお気に入りです。



スナップコメント

とっても綺麗な色、シンプルな柄が素敵なマルチクロスですね♪
インド綿は洗いざらしの感じに味わいがあってどんどん使えて。
少し色褪せたところもまた和んだりするんですよねw
私もこの夏にはこんなキレイ色の綿クロスが欲しくなりました〜!
−ハザマ−


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