わが家で素敵なスタディタイム・コンテスト

#063テーマ
「わが家で素敵なスタディタイム・コンテスト」


さてさて、今日は“イエコトミシュラン”#063の語らいのスタートです。今回のお題は、「わが家で素敵なスタディタイム・コンテスト」。先だっては、別テーマの#061で奇しくも「イエに寺子屋」や、「がらんとした和室」で手習いや趣味、といった学びの空間作りのご提案をいただきましたよね。そこでも、家族や友人同士が集まっての豊かな学び時間が語られたのですが、今回はより気軽に自由にわが家で過ごす「スタディタイム」を考えて下さいませ。読書でもクッキングでも、ホビーやモノ作りでも、イエだからこそ気楽に、思わず休日に楽しんでみたくなるスタディプランを。家族のコミュニケーションはもとより、友人との楽しい集いに学びをプラスアルファなんていうアイデアも素敵ですね。もちろん、こんな工夫でイエがたちまちスタディスペースに!というアイデアも大歓迎です! 今回も〈イエはてな〉ならではの豊かな時間が生まれることを楽しみに、みなさまからのメッセージをお待ちしています!


“アイデア・タイトル”
「わが家で一夜たっぷり盛り上がった〈洋楽講座〉!」
by hazama


“メッセージ”
これは先日いただいたメッセージの「各自の得意分野を友人同士でレクチャーし合う」というイエ・スタディタイムをヒントに、この前の連休、うちで実施したものです! あまりに充実して楽しかったので、ちょっとレポートさせてください。


バンドもしていたくらい音楽好きの私ですが、邦楽にかたよっていて、本当に洋楽を知らないのが面白くなくて、古今東西の音楽を幅広く聞いている友人に頼んだのです。名づけて「K子の洋楽講座・第1回」。お泊りで遊びに来るというので、近くの友人も呼んで食事後にワインとともにスタート。基本はロックです。彼女はここぞとばかりにロック黎明期から近年までの代表的なアーティストのアルバムを順番にファイルしてきてくれました。私が気に入るアーティストを探したい、という要望に、彼女は「その歴史と流れを知った方がいい」と、素晴らしい講座を展開してくれました。機材はうちのコンパクトCDプレーヤーひとつです。


まずはロックの源流、アメリカ南部デルタ地帯を発祥とする黒人ロック魂から、フォーク・カントリー・ポップ〜ロックへの流れ。フォークからロックを代表する「ボブ・ディラン」、ロックはここからはじまったといわれる「ザ・フー」などの黎明期。ベトナム戦争を経て新たな精神がロックに吹きこまれ、1969年の歴史的な大野外コンサート「ウッドストック・フェスティバル」を経て、多様に分岐していくジャンル。インディーズ、パンク、サイケデリック、グラム、アンビエントエレクトロニカプログレネオアコオルタナ……。ジャーマン・ロック、マンチェスター・シーン、インダストリアル・ノイズ、ダーク・ロック、シューゲイザーといった、英米各地のムーヴメントも含めて、精神性と音楽性を音源とともにレクチャーしてくれました。


かけ足でひと通り聴き終えたのが深夜3時くらい(笑)。そこから今度はノートパソコンをテーブルに上げて気になったアーティストを「YouTube」で観はじめると、たちまち夜明けに。これはまったくお手本にはならない、とんでもないスタディタイムではありますが、こんなに夢中になって音楽を楽しんだのも、ノートをとったのも久し振りでした! 早くも第2回計画もあり、今回私が反応した(!)アーティストを中心に掘り下げたいジャンルを私なりにスタディして伝え、そこから次のレクチャープランを考えてくれることになりました。ちなみに私が一番響いたのは「イギー・ポップ」と「DNA」……やはりパンクなのか?!


興奮の一夜が明けて、翌日のお昼は、私からちゃんとお返しの「着物講座」しました。実に、ロックと着物という妙な取り合わせのイエ・スタディタイムになりましたが、お互いに新鮮この上ない濃密な集いに。講師とテーマと時間を決めてスタディって、かなり楽しい! 子どもたちと一緒というのももちろんですが、こんな大人のスタディタイムがしばらくマイブームになりそうですw 本当にじっくり楽しむなら、時にはこんな一泊プランもありです(笑)。みなさまは自分が講師を務めるなら、あるいはレクチャーしてもらうなら、どんな講座が魅力的ですか?


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※今回の「いわし」ご投稿は10月4日(月)正午で終了とさせて頂きます。
※今回のミシュラン評価(ピックアップ賞)は10月5日(火)に「イエはてな」にて発表いたします。
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