我が家の一点豪華モノ!こだわり自慢&憧れの暮らしアイテム

#039 お題
我が家の一点豪華モノ!こだわり自慢&憧れの暮らしアイテム」を教えて下さい


“ルポ・タイトル”
「昭和初期、YAMAHA製の折りたたみカフェテーブルセット」by ハザマ


ルポルタージュ
うちに豪華なモノって何にもない…と思って嘆いていたら、ひとつだけ思いあたりました。京都で住んだ集合住宅で毎日使っていた、戦前のYAMAHA製の木の折りたたみカフェテーブルセットです。実はこれ、東京に移る時にマンションのお部屋に合わなくて、ひとまず実家の倉庫に預けてあるものなのですが。


その頃、小さな庭を望むうぐいす色の塗り壁の和室に、和製洋風の昭和初期のアンティーク家具をしつらえていました。白い絨毯敷きに、焦茶色の木製のキャビネットや隅棚や本棚がありましたが、何といってもお気に入りは窓辺のカフェテーブルセット。
このデザインに出会った時には本当に感動の一目惚れでした。日本の和の空間にぴったりの重厚過ぎない小ぢんまりとしたクラシック・モダンなデザインで、テーブルは天板を外してクロス状の脚を折りたためる造りです。二つの椅子は、いわゆるディレクターズチェアのスタイルで背中と座面が取り替え出来る生成の帆布、もちろんこれも折りたためます。もうひとつ脇に、お揃いのディレクターズチェアで脚部がロッキングチェアになっているものも置いて。古くもツヤツヤとした焦茶の木肌と白い帆布のコントラストがきれいで。
京都は戦火をまぬがれている分、古きよき家具もたくさん残っているんですね。今でもアンティーク家具屋さんで同じものが時々出るようです。


このYAMAHA製の折りたたみカフェテーブルがお気に入りで、お茶や読書の時間はいつもそこで過ごしてました。そして転居する時、他のアンティーク家具類は友人たちにそれぞれ引き取ってもらったのですが、これだけは、と実家に送って保管してもらうことにしました。いつかまたきっと、このカフェテーブルが似合うイエに住むから!と。その時には、このテーブルとお揃いで作られていたサイドテーブルも必ずや見つけて揃えて使いたい!と思っているんです。だから、私の豪華一点モノはこのテーブルセット、そして憧れは、いつかこれがぴったり合うクラシックな日本のイエに暮らすことかな? もうイメージは膨らんでいて、終の住みかにぐらいに考えて空想してます(笑)。


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