イエのなかで困った場所の快適対策コンテスト

#032テーマ
「イエのなかで困った場所の快適対策コンテスト」


“アイデア・タイトル”
「カンタン!猫やワンコが出入り自由なドアの改造」by ハザマ


“メッセージ”
これ、私の実家で父がDIYしたアイデアです。実家にも猫がいるのですが、特に父に懐いている子が父の部屋に出入りする時、カリカリと爪で合図をするといちいちドアを開けてあげなければいけないという面倒があったんですね。そこで、カンタン改造を施工! 


まずはドアノブの部分のカチッと閉まる仕組みを取り除きます。するとドアは、柱のストッパー部材の逆方向には軽く押すだけで開けることが出来るようになります。そして次に、ドアの開く側の上部に細くて丈夫なヒモをうまく取り付け、部屋内側の柱の同じ高さの所にヒモを通す簡易な滑車を付けてヒモを通します。ヒモはドアが閉まった時にほぼ一番下までくる長さにして、その先にオモリになるもの(重さはドアの重さや抵抗に応じて調節)を取り付けます。最後に、押してもストッパーで開かない側のドアの柱側下部に、2センチ角ほどの角材を10センチ程度の長さにして取り付けます。これで一応完成!
最後の角材って何?と思われるでしょう? これが、猫でも爪で引くことの出来る取っ手になっているんです。これは角材よりも手が掛けられる丁度いい取っ手にしてあげた方がいいかも知れませんね(笑)。


つまりこの仕組みで、うちの父の部屋の場合は、猫が入ってくる時は頭で押して入る。部屋から外に出る時は下の取っ手もどきを器用に引いて隙間を作ってすっと出ていく。いずれの場合もヒモと滑車とオモリで自動で閉まるというわけです。ストッパーの部材にはスポンジテープを施しているため、閉まった時も静かで、「銀次は音もなく入って出ていくよ」と父はご満悦。


大きなワンコだとノブを自分で回して出入り出来るのでしょうけれど、小さなワンコにもこの改造ドアは便利ではないでしょうか。ちなみに、引き戸の場合は猫だとラクラク開けちゃいますね。でも悲しいかな、閉めるという考えはないようで…。この改造ドアの利点は自動で閉まるところでしょうか。人間にもなかなか便利なようですよ。そういえば、実家のある広島の「ボルゾイ」というカフェ(ちゃんと大きなボルゾイ犬がいる)の扉もこの仕組みの重厚なアンティーク・ドアだったなぁ…。あれは犬のためのドアだったのかも? あまりにピタゴラスイッチ的な仕組みではありますが、実用性はバッチリですw


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※今回の「いわし」ご投稿は3月23日(月)正午で終了とさせて頂きます。
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