木&竹を暮らしに活かすアイデアコンテスト

#031テーマ
「木&竹を暮らしに活かすアイデアコンテスト」


“アイデア・タイトル”
「マチのおじいちゃん手作りの竹の花器」by ハザマ


“メッセージ”
今年の年末・年始に実家へ帰省した時のこと。小さな住宅街である地元もすっかりお正月のお迎えムードで賑わっている中を家族でお買い物しながら、ハッと目を奪われるものがあったんです。地元の古いスーパーマーケットのおもてに、お正月の花々とともに並んだ大きな竹の花器。青々とした竹に、葉牡丹の紫や竹の緑、千両万両の赤い実が鮮やかに映えていました。


太い竹を4、50センチとか約1メートルとかに切ったものを横にして、節と節の間の部分に花と水をいれられるように口が切ってあります。竹の径の半分以内の大きさで四角く。そして底の部分の左右には、半割にした竹が平たい面を下にして黒い縄紐でしっかり留められて台になっていました。花入れの口が一つのもの、二つのもの、三つのものと、バリエーションが並んでいて、花が飾りつけられているものはとても凛として晴れやかな風情。
それからもうひとつ、タテ型のものも素敵でした。これは長く太い竹に小さめの切り込みが3ヵ所入っていて、祝い花を飾れるようになったもの。こちらはそのまま玄関に立てかけておく感じで、いっそう洒落ています。


そのすぐそばには、のこぎりを持って作業するおじいちゃんの姿が。母に「ご近所のおじいちゃんがアイデアで作っているんだねぇ」と感心して言いました。すると、「あれはこのスーパーの初代さんなんだよ。もうご隠居だけど、お正月にはこうして出てきていらっしゃるんだね。イエの近くに大きな竹林を持っておられるからね」とのこと。でも、毎年来ているけど初めて見たので、今年から思い立って作られているのかも知れません。その美しい手仕事に感激してタテ型のものとお花を買い求め、実家の玄関を彩らせて頂きました。


あまりめずらしいものではないかも知れませんが、竹の空洞と節と耐水性を利用して、竹の美しさをそのままに活かした自然の手作りの花器。しかも簡単に出来て、バリエーションもいろいろ考えられる! 私が最近出会った素晴らしい竹のしつらいです。ぜひみなさんにお話したくて、スーパーのご隠居さんに代わって、このアイデアを出品します!


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※今回の「いわし」ご投稿は3月9日(月)正午で終了とさせて頂きます。
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