「旅」「模様」「お祝い品」+「縁起物」

#026テーマ

」「模様」「お祝い品」+「縁起物


“リブ・ラブ・サプリ〜FORTUNE”フレーズ
「世界の月の模様と物語〜満月の晩に私の幸せ物語を編む」by ハザマ


“メッセージ”
模様と聞いてすぐに思い浮かんだのが「月の模様」。日本では兎の餅つき模様ですが、世界じゅうから見える同じ月は、どんな模様に見えるんだろう?と調べてみると、たくさんありました〜! コレがとても面白いんです。いくつか見てみると…。


【日本】・兎がお餅つきをしている。
【韓国】・兎がお餅つきをしている。
    ・女の人が編み物をしている。
【中国】・兎がお餅つきをしていて、桂の木も一緒にある。
    ・蟹の手のちょきちょきはさみ。
【モンゴル】・犬が住んでいて、うそをつく吠える。
オーストリア】・男の人が住んでいて、灯をつけたり消したりしている。
カンボジア】・菩提樹の木の根元に杖を持ったおじいさんが座っている。
ラオス】・おばあさんが足で踏む米搗きでお米を挽いている。
【ブラジル・】サン・ジョルジュという聖人と竜が住んでいる。

(参考「Multi-Cultural-Pedia―異なる文化を楽しみながら学ぶ事典」世界の月に描いた絵〈月の模様〉)


ほかにも、たとえば中国では、薬草をついている兎、天女、雨蛙、ガマ蛙など。ヨーロッパでは、木につながれたロバ、キャベツ畑の泥棒、片手だけのカニ、かぼちゃを食べる男。ローマ神話では、本を読む人。アメリカ・インデアンたちはワニ、トカゲ。ベトナムでは大きな木とその下で休む男の人。アラビアでは立ち上がって吠えているライオン…と、国によって見て取り方がいろいろ違うんですね。


そして、月の模様には、すべて解釈や逸話や物語が付いているんです。日本の月兎だと、兎が仏に他の動物のように捧げものが出来ない兎が焚き火に我が身を投じ、それを哀れんだ仏が月にウサギを送ったという仏教説話があるそうです。モンゴルの吠える月犬は、もともと犬が大変尊敬されている動物であることから生まれた言い伝えだそうですし、
ブラジルのサン・ジョルジュ聖人の模様には、満月の夜に月の中にウサギが見えたら、今恋をしているという言い伝えも。一つひとつひもといていくと、その国の世界観が伺える逸話があって、想像をかきたてられて。
さらに、その模様から生まれた童話もいろいろあるようで、西洋全般では、双子の男の子と女の子が丘を昇って月に辿り着いて帰れなくなったという『ジャックとジル』、茨を盗んだ罪で、月に送られた男の話『エイケン・ドラム』というお話もあるんだそう。月はまるで、万国共通の想像力の神様のようではありませんか?


月の下でそんな物語の数々をひらいてみるのも楽しいですし、もっとすすんで…よ〜く見ると何に見える?と、自分に見えた模様で幸せや願いの物語を作ってみると素敵! 毎夜地上を照らしてくれるお月様が幸福の光で包んでくれるように、私の月物語を編んでみる。今度の満月の晩、あなたも月を眺めてみませんか? どんな模様、どんな願いが思い浮かぶでしょうか…。私も一夜、お月様とのちょっとスピリチュアルな通信を楽しんでみたいと思いますw


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※今回の「いわし」ご投稿は2月16日(月)正午で終了とさせて頂きます。
※今回のピックアップ賞は2月17日(火)に「イエはてな」にて発表いたします。
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