「〈イエ大学〉開校!!」by id:TomCat


私は、イエはてなという存在が、新たな「イエ文化」を創造していくと確信しています。あと50年も経つと、今世紀初頭に登場した「イエはてな」が日本のイエを変えた、新たな文化を創造したと、必ず言われるようになるはずです。イエはてなという存在は、そのくらいのポテンシャルを持っています。


しかし、文化は体系づけられなければなりません。体系的にまとめられ、それが後世に伝えられていかないと、全ては一時の流行で終わってしまうのです。一過性の社会現象と文化の違いはそこにあります。


そこで「イエ大学」です。イエ大学は学校教育法で言う大学ではなく、銀座駅前大学すぎなみ地域大学などのようなカルチャーセンター的存在。イエはてなから育っていった様々なプチハッピーの実践をみんなで実地に楽しんでいく講座を催したり、誰でも参加できるシンポジウムや、様々なジャンルの専門家とイエはてなユーザーとが語り合うトークショー等々、様々なイベントを日本各地で展開していきます。


また、大学と言えば宴会が付き物ですから(笑)、季節ごとに開催されるシーズンサプリイベントや、年に一度の大イベント「イエ大学学園祭」なども楽しそうです。いわしで育ってきたみんなの得意分野を活かしながら、もう今すぐにでも、工作教室やガーデニング教室、お料理ライブ、踊り、着付け、お茶会、フラワーアレンジメント、音楽などなどなど、色んな催しができそうですよね。暮らしの様々な幸せ探しのコツを教えてくれるイエはてなを学校にたとえた意見がありましたが、とにかくそれを本当の学校のような集まりにして楽しんじゃう。それがイエ大学なんです。


さらに、イエ大学には「付属イエ学研究所」を創設し、ここでは大まじめに社会科学としての「イエ学」を研究していきます。イエはてなから育っていくムーブメントを体系的にまとめ上げ、民族文化や社会のありようなどと重ね合わせながら、学問の目的である真理の探究の一環として、ヒトはなぜイエを必要とするのか、ヒトが幸せになれるイエとはどんなイエなのかを、永遠の課題として追求し続けていきます。そのためのライブな研究資料として、イエはてなに寄せられるメッセージが素晴らしい学術的価値を発揮していくのです。


こうして学問としてまとめ上げられていく「イエ学」は、ヒトがいかにして幸せを求めていくかという道筋を研究していくものになりますから、その成果は、世界に平和をもたらしたり、差別や貧困を無くして皆が社会の作り上げる豊かさを享受していける世の中を作ったり、子供達が健やかに成長していける社会を作ったり、自然を守り化学物質や核による汚染を防ぎ温暖化を防止する世の中を作ったり、ヒトと様々な生物との共生をもたらしたりしていく上でも、きっと大きな力となっていくことでしょう。


というか、経済学にしても政治学にしても、自然を相手にした林学とか植物学とか動物学などにしても、研究対象の中に「イエ」「人の暮らし」という要素が入ってきてこそ、現実に即したリアリティのある研究が可能になっていくわけですよね。そういう既存の様々な学問領域に学際的に食い込み、ヒトの暮らしの営みをリアルに反映させていく役割も担っていく「イエ学」の確立で、人の暮らしだけでなく、学問のあり方も変わってきます。


ネットというバーチャルな場所を飛び出してみんなで実践することを楽しむ“講座”。集まること、語り合うこと、盛り上がることを楽しむ“各種イベント”。そして私達の作り上げていくイエはてな発の様々なムーブメントを体系的にまとめ上げて文化に高めていく“イエ学研究”。この三本柱のアウトプット計画で、イエはてなの積み重ねていく成果が、さらに社会に向けて大きく羽ばたいて行くことになるはずです。


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