リブ・ラブ・サプリ〜FORTUNE

「木の実を眺めて楽しむ、お花見ならぬ〈お実見〉」by id:momokuri3


春は花が美しいですが、秋はそれに負けないくらい、木の実がきれいな季節です。まだちょっと季節的に早いですが、10月、11月と季節が深まっていくと、様々な所に様々な木の実を見つけることができます。それを探しながら歩く散歩は、私の秋のちょっとしたお楽しみです。特にテーマを決めて木の実探しの散策をすると楽しいんです。たとえば赤い実だけを求めて歩くとか。
場所によって見られる木は限られますが、都会でも公園などに行けば、きっとニシキギやその仲間がきれいな赤い実を付けているのが見られます。またハナミズキも街路樹などに使われていることがあるので、歩道を歩きながら赤い実が楽しめます。
もうちょっと季節が深まると、お正月にも喜ばれる「○両」系も鮮やかな赤い実を付けます。万両と百両と十両ヤブコウジ科ですが、千両はセンリョウ科、一両はアカネ科で、それぞれ違う種類です。金額が下がっていくごとに実の付き方が少なくなっていくのが面白いです。おめでたい所では、ナンテンも忘れてはなりませんね。こういうのは個人のお宅のお庭などにも見られますから、予めチェックを入れておいて、季節が来たら見に行きます。
最近クリスマスのリースなどに人気のサルトリイバラもきれいな赤い実ですが、これは都会で見るとしたらお花屋さんを覗くのが最も手っ取り早いでしょうか(笑)。あ、この頃になるとサンショウの実も赤く熟しますね。ほかにもモチノキ科の樹木や、色んな木が赤い実を付けます。
主に晩秋の楽しみになりますが、気を付けて探すと、都会でもけっこうきれいな木の実がたくさん見られます。私はこういう木の実を眺める楽しみを、お花見ならぬ「お実見(おみみ)」と名付けていますが、お耳と紛らわしく誰にも通じません(笑)。