イエ・ルポ 2

「やっぱり自分の家が好き。」by id:canorps


今私の住んでる町は、結婚してから、夫の転勤でやってきた町です。
夫は関西の出身。私は関東の出身。
そんな二人に何の縁もない町です。
子供が生まれ、腰を落ち着かそうと家を建てました。
私たちが家を立てたのは小さな山の南だれの土地です。
ですからベランダからは眺めがよく、夫の通勤に使う駅が見え、遠くには30分ほどかけて電車通勤する中心地のびる群が見えます。
目の前に小学校があるので、平日には子供たちの歌声や、体育の掛け声が聞こえてきます。
私がこの町で一番好きなのはこの眺めです。
朝、家族を送り出して、洗濯物を干しながらベランダでこの景色を眺めるのが大好きです。
遠くのビル群の一角では夫が私たちのために働いてくれている。
目の前の小学校では子供たちが。
時折、貨物列車が長い列を成して駅を通り過ぎていくのを遠目で見ます。
夫の帰りが遅い夜には、二階の窓から遠くの町明かりを眺めます。
家族の帰ってくるこの家が私は一番大好きですね。