★(一ツ星)

「新しいイエの収納ルールを決めよう」by id:sumike


 今の住まいに引越す際、思い出の品が次々と出てきて、どれを残すか、手放すかととても悩みました。
思い出のものは年々増えていく一方で、イエの収納スペースには限りがあります。


 生活をはじめる時には、収納できる限界量を考え、その中に収まるように管理していく必要があると思います。
そのためには、まずは新しいイエの収納場所と収納量を知ることが大切です。
新しいイエと今までのイエの収納場所は、多少位置やサイズ、数などは違うことでしょう。
今の荷物をそのまま新居に持っていった場合、同じように収まらなかったり、入れても使い勝手が悪かったりするかもしれません。


 引越し前に図面で測ったり、室内の写真をとっておき、どこに何を収めるか、をあらかじめ考えておきたいですね。
家族でよく話し合って、この物はどこにあると使いやすいのか、どこで使うことが多いのか、などを話し合っておきたいと思います。


 今でも家の中の物それぞれに、収納ルールは決めているのですが、時々”家族共有”で使うものについては置き場所などを見直しています。
頻繁に家族それぞれが出し入れするものは、みんながわかりやすく、しまいやすい収納を心掛けるように努めています。


 わが家のダイニングテーブルでは、書き物をしたり、パソコンをしたり、読書、勉強、テレビ、折り紙、お絵描きをしたりなど、フレキシブルに使用しています。
ここに人が集まるので、文具や爪切り、耳かきといった、使用頻度が高い家族共有の物をダイニング内に置いてあります。
 ここは、文房具が入った箱。こっちは衛生品の入った箱と分けて置いてあるので、子どもたちにも使ってしまう時はココ!とわかりやすいようです。


 それから、よく一緒に使うものはセットにしておくのと便利です。
玄関先で新聞や雑誌を縛るためにビニール紐は置いていたのですが、ハサミもその時に使うので、今ではセットで置いてあります。
 また、洗面所で洗濯物を干していて、ほつれた糸が気になってもリビングまでハサミを取りに行くのは面倒に思う時があります。
子どもの手のとどかない鏡の後ろの収納場所に小さなハサミを入れてあります。
同じものは沢山持つ必要はないといわれますが、その場所で使うものがそこにあった方が導線的にも有利な場合があります。


 ところで引越し前にはあまり荷物の整理ができず、とりあえずほとんどそのままの量を持ってきてしまう場合もあるでしょう。
 その時にはイエの収納スペースに荷物を入れる前に、収納スペースと、現在の荷物の量をチェックしてみましょう。
引き出しや棚などに入りきらなそうでしたら、箱から荷物を一つ一つ取り出して改めてその物が必要かどうかも確かめます。


 新聞などを2枚ほど広げた上に、残したいものと手放そうと思うものを分けて置きます。
その際、時間をかけずに直感的に判断しないと、迷いが出て余計に決められなくなります。
残すか、手放すかの判断ができなかったものは、無理に決めず、判断できなかったものだけを分けて、それは仕舞いこまずによく見る場所に置いておきます。
そして時々手放すか、やはり残したいかを確認します。


 これは引っ越して荷物を一旦収めた後、しばらくたってから改めて棚や引き出し単位で行ってもいいでしょう。
今までは必要であったものも、今は不要になっていることもあるかもしれませんし、あ、ここにあったんだ!?という発見があるかもしれません。


 収納場所が思った位置になく、ここにあると便利なんだけどなぁと思ったら作ってしまいましょう!
コンセント上の壁に収納ボックスを取り付けて携帯の充電スペースを作ったりたり、洗面所の扉の後ろに紙箱を取り付けて収納場所を作り、お掃除セットを入れてあります。


 あと家電の説明書を置く場所ですが、説明書だけまとめてしまっておいてもいいですが、買ったばかりの家電には、その家電のそばにクリアファイルに入れて置いておくほうが最初は便利です。
それぞれのイエでよく話し合って、イエごとの素敵な収納ルールを決められるといいですね^^


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ミシュランコメント

この「モノの置き場・収納場所ルール」リストは、誰しもの新生活にきっと役立つ、いえ必須にしたいくらいポイントの高い“ことはじめ”です! ご経験や実践から、こんな具体的な事例を挙げてくださって、気づきの多かったこと。一人暮らしなのにいつもイエでモノを探している私には、耳が痛いほどでした(笑)。モノはそれぞれ使うことが多い場所にまとめて置いておくという、考えれば当然のようなルールも、適当にではなくイエじゅうきめ細かに考えてこそ、本当に暮らしやすい住まい空間になるのでしょう。そして、家族一人ひとりのモノの収納+共用する生活用品の収納場所をきちんと決めて、「使ったモノは戻す」ルールを守れば、いつもイエはすっきり快適なはず! 必要なモノとそうでないモノの分別も新生活前後には必須ですね。生活実感が生きるこのメッセージに、大きなを贈ります!