イエ・ハック ピックアップ賞

「美に触れる静かなギャラリー空間」by id:offkey


喧騒する社会で静かな空間は一種の贅沢となってきました。
特に、美に触れて落ち着きたいとき、静かな空間は欠かせません。
図書館やギャラリーはそんな時間を過ごしたいときに訪れたい場所ですが、もしマンションの公共施設にそのような空間があれば、わざわざ外に出かけることもなく、気軽に文化的静寂を過ごすことができるのではないでしょうか。


私が理想とするギャラリーは、ある程度図書館と機能を併せ持っています。
といっても、本を本格的にそろえるわけではありません。
まるっきり図書館のようにしてしまうと、お話もままならないので、このギャラリーでそろえるのは、絵本や、絵画集、写真集といった画像中心の本に特化します。
ご存知の通り、絵本はともかく、絵画集や写真集といったものは大きいものが多くて、家でそろえるのはおき場所に苦労します。
ですから絵画集などスタンダードな画家を揃えてあると、教養も身についてうれしいです。
普段は、画像集や絵本に特化した小さな図書室として利用します。


もう一つの利用方法なのですが、ギャラリーというからには、芸術の展示を行いたいところです。
外部から展示会を呼んでもかまわないですし、自分の住むマンション内で美術展があるのは素敵です。
また、マンション内の方で絵を描いたり写真を趣味としてらっしゃる方が、自分の作品を発表する場所として普通は外部のスペースを借りて行うものですが、そこまですることは今のところ望んではいないのだけど、身近な場所でちょっと発表したいな、というときにこのギャラリーを使って欲しいのです。
大人の趣味だけでなく、子供さんの作品の展示会などもここで行うといいですね。
そういう場合はあまり静かではなくなってしまいますけれども、同じマンションに住む人々とのコミュニケーション企画としていいのではないでしょうか。


さらに夢は広がって、もし、芸術家志望の人が住んでいたらこのギャラリーから画家や写真家の卵を育てていくという企画があってもいいかもしれません。
かように、有名無名に関わらず、美術に触れるための空間が身近にあるということは憧れです。


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