イエ・ハック ピックアップ賞

「和室でゲストと共にリラックス」by id:watena


旅館について和室に案内されると、まず畳の上に座って足を伸ばし、「ふぁぁぁぁ」と伸びをする。そして窓の外を眺め、茶をすする。旅の疲れが癒される瞬間ですね。こういうリラックス感をお客様と共に楽しめる和室というのを、私はぜひお勧めしたいと思います。
室内は極力シンプルに。座卓と座布団しか置いていないようなスッキリした状態にしておきましょう。その分、窓の外の景観にはちょっと凝りたいですね。鉢植えや竹の柵などを上手く利用して坪庭風にレイアウト出来たら風情たっぷりです。今までのイエはてなに、そうしたアイデアがいくつかありました。
あ、座椅子はあるといいですね。座椅子には様々なタイプがありますが、座面が高くなっていない最もシンプルなタイプが、くつろぎやすいと思います。
こういう部屋にお客様をお通しして、手足をゆっくりと伸ばしてくつろいでいただくのです。親しい相手なら、寝っ転がってもらってもいいですね。
夏はすだれや打ち水に、イグサの座布団。冬は火鉢に鉄瓶などという風情も今までのイエはてなで紹介されてきましたが、そういう当たり前の和の風景でありながら今の暮らしからは失われがちな要素も、どんどん取り入れていきましょう。
こうして「自分のイエのつもりでくつろいでね」と言いながら、日本人の遺伝子に刻み込まれたくつろぎ感と、普段の暮らしでは味わえない非日常の両極を楽しんでもらう。そういうゲストルーム計画です。
ちなみに最近、小さな箱火鉢を手に入れました。長火鉢よりも小型の、本当にコンパクトな火鉢です。しかし五徳はしっかりした物がセット出来ますので、試しに小型の茶釜を乗せてみました。ちょっと高さがありますが、茶道の真似事をしてみたら、いい感じなのです。これでお抹茶と和菓子を楽しむおもてなしをしたりすると、くつろぎの中に一点キリッとアクセントが加わって、よりリラックス感の増すひとときを楽しんでもらえるのではと思います。



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