★★(二ツ星)

「魔法を効かせた秘密の料理」by id:YuzuPON


好きな相手を虜にしてしまう魔法の料理、というのを教えてもらいました。といっても、昔々の時代に惚れ薬として扱われていたと言い伝えられる食材を使うだけなのですが、以下、いくつかの例をご紹介します。


◆焼きリンゴ
リンゴは古代バビロニアで惚れ薬とされていたとか。シナモンは昔々のアラビアで惚れ薬とされていたそうです。この二つが合わさったら焼きリンゴですね。
甘さはハチミツで。ハネムーンの語源になったほどの食材ですから、これほどすてきな甘味はありません。
同様にアップルパイも、好きな相手を虜にする魔法の料理になるそうです。


◆カレー
日本の代表的なカレールーの一つに「リンゴとハチミツ」をキャッチフレーズにした物がありますね。焼きリンゴの項を踏まえると、もうこれだけで効きそうですw。
カレーにどっさり使われるタマネギは、カーマ・スートラにおいて惚れ薬の扱いです。
辛味はトウガラシを足しましょう。この成分であるカプサイシンは脳内麻薬の異名を取るエンドルフィンの分泌を促進させる働きがあります。
隠し味にはチョコレート。僅かのチョコレートはカレーのコクを増してくれますが、それだけでなくカカオにはある種の神経作用があると言われます。
そしてライスは一手間かけたサフランライス。なんとサフランも昔は惚れ薬と言われていたんですね。


ルッコラ料理
ルッコラは地中海沿岸原産のアブラナ科野菜。これはローマ帝国の時代からの有名な惚れ薬だったそうなのです。サラダなどで生食されることが多いと思いますが、バルサミコを使ったイタリアン風味の炒め物などにしてもおいしいくて、私は大好きです。
フライパンにオリーブオイルをひいて潰したニンニクを炒めて香りを出し、続いてベーコンを炒め、ルッコラを加えてザザッと炒めて火を止め、バルサミコとコショウで和えて出来上がり。手軽に出来ておいしいですよ。
朝食にはこれにスクランブルエッグなどを添えて。余熱でチーズを絡ませるとおいしいですね。卵もチーズも昔はとても高価な食材だったので、惚れ薬と考えられていたそうです。


と、例をあげるとこんな感じ。実はこれらはみな、お付き合いしている女性が作ってくれた料理なのですが、私はすっかり魔法にかかってしまいました。


これらの料理を、バレンタインのイエ・イベントに使ってみたら楽しいと思いませんか。たとえば母と娘の魔法料理大会〜。お父さんには内緒でキッチンに集った魔法使いと魔法少女。お父さんのためにおいしいお料理を作りましょう。


魔法使いのお母さんが、食材の効果を一つ一つ説明しながら、呪文を唱えて切ったり混ぜたり。お玉や菜箸がバトンのかわり。くるくるやって料理に魔法をかけましょう。


こんなお料理大会は、とても楽しいイベントになると思うんです。もちろん仲良しのお友だちとやってもいいですし、いっそのこと男性陣も加えて、家族全員でこの魔法料理大会を楽しんじゃうのもいいかもしれませんね。


ほかにも、好きな相手を虜にしてしまうと言い伝えられてきた食材は色々あると思います。探して研究して、独自の秘密のお料理を開発していってください。


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★★ ミシュランコメント

「惚れ薬」とされてきた食材がいろいろ登場する料理たち、おとぎ話とレシピブックがひとつになった本を読んでいる気分で、まずはとっても楽しいお話でした! リンゴ、シナモン、タマネギ、サフランルッコラ、卵、チーズなどが惚れ薬とされていたなんて、はじめて知ってビックリ。そこに、美味しいレシピや、隠し味にチョコレートも登場したりして、お洒落で気のきいていることといったら! さらに、これらみんな彼女さんが作ってくれたという、ごちそうさま〜な幸せエピソードであるとは、カップルな★★を贈呈せざるを得ませんね〜w レシピはしかとメモしておいて、私もイザ勝負のバレンタイン・デーがやってきたら、きっとこのメニューでいきます! 主食、副菜、デザートと一式バッチリ。また、惚れ薬食材研究の意欲も湧いてきました(笑)!