イエ・ハック ピックアップ賞

「ヌックカウンターに、ホームフリージングなどの組み合わせ」by id:TomCat


キッチンに立って料理を作る立場の人も、たまには作る手間無く気軽にカウンターに座って、ゆったりとブランチなどを楽しみたいですよね。そんな気軽な食事を可能にする準備とヌックカウンターの組み合わせは、ダイニングを素敵な行きつけの喫茶店気分に変えてくれます。


とにかく“チン”すればすぐ食べられる物を、予め色々用意しておきます。私にとって欠かせないのはカレー。カレーを美味しく作るコツの一つは、量を多く仕込むこと。だから、作る時には大きなお鍋で大量に作って、それを冷凍しておくんです。根菜類を使う料理を冷凍する場合のコツは急速冷凍。これさえ上手にこなせば、じっくり煮込んだご自慢のカレーが、手軽にカウンターで楽しめます。福神漬けやピクルス、ラッキョウなどの付け合わせもバラエティ豊かに用意しておきましょう。


軽食メニューとして欠かせないパスタも、ミートソースなどを冷凍保存しておくと、気軽に自分の味が楽しめます。そんなものレトルトでいいじゃないかと言う無かれ。カレーにしてもミートソースにしても味のバリエーションが広いですから、自分で作る人は、自分が最も好む味に作るもの。それが手軽に楽しめてこそ、満足感ある食事になるんです。


ポテトサラダなんかも気軽に冷凍して活用できますね。キュウリやタマネギなどは冷凍に向きませんから、そうした素材は使わずに作りましょう。使う時は、もちろんサラダとして食べてもいいですが、スライスしたフランスパンにお山に盛って、チーズを振りかけてオーブントースターで焼く、なんていう食べ方も楽しいですね。こういう食べ方は、お子さんの軽食用にも向いています。食べ盛りの男の子も、自分で作って食べられますよ。


パンケーキ(ホットケーキ)を大量に焼いて冷凍保存というのもお勧めです。パンケーキ作りの手間のほとんどは、生地作りと、作った後の洗い物の時間。焼いている時間も手間には違いありませんが、不思議にそれはあまり負担には感じないものですよね。むしろいい色に焼けてくれると、何度やっても楽しくなります。


冷凍保存を前提に焼く場合は、いつもよりやや粘度が低いかなと感じられるくらいに、ちょっとだけ生地の水分を多くしておくのがコツかと思います。焼けたら、まだちょっと温かいかな、くらいの状態でラップを掛けて、きちっと密封できる保存袋などに入れて冷凍しましょう。色々な種類のジャムなども常備しておくと、これだけでも素敵な軽食メニューになりますね。


こうした手作りの準備と並行して、市販の冷食も積極的に取り入れていきましょう。特に嬉しいのは冷凍スイーツ。ちょっと高級な品揃えのある所で探しましょう。本当に美味しい物に出会うためには、ある程度の購入遍歴が必要になりますが、こうした「大人のオヤツ探し」も素敵だと思いませんか。もちろん紅茶やコーヒーにも凝りましょう。


こうした下準備を整えておくと、カウンターの向こう側(キッチン)にいる時間はほんの少し。あとはゆったりとこちら側で、上質な時間が楽しめます。ダイニングテーブルに一人では侘びしいブランチも、カウンターなら「個」を楽しむお洒落な時間。もちろん二人で過ごす時間も、テーブルでの向かい合いとは違った時間が過ごせるのがカウンターの良さですね。


そんなカウンターでの時間をたっぷり楽しむためのプロデュースが、ホームフリージングなどの準備です。冷凍を意識して料理を作る。料理に合わせた冷凍方法を工夫する。うまく準備出来れば、手早く、極上の時間を演出していくことが可能でしょう。もちろんこうした準備は、今回のもう一つのテーマである、リビングダイニングでの気軽で便利なお招きじたくにも通じますね。


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