「10月最終土曜日 イエ・レストランの日」by id:TomCat


秋の実りが出揃い、食欲の秋真っ盛りの10月最終週。その週末は、思いっきり食を楽しむ特別な日と位置づけましょう。それも、手作りで。イエをレストランにしてしまう週末です。


レストランといっても、肩肘を張る必要はありません。そもそもレストラン(restaurant)の語源は、回復を意味するラテン語のrestauroであると言われていますよね。つまり、疲れを癒し元気を回復させてくれる食事を出してくれる場所。それがレストランなんです。どうです、手作りの料理が並ぶイエの食卓こそ、レストランと言うにふさわしいではありませんか。


いつもは、加工食品や市販のお総菜などの組み合わせで済ませてしまいがちな食卓も、この日ばかりはオール手作り。メニューは、レストランらしくフレンチのフルコースもいいでしょう。日頃の情報収集力を生かした話題のエスニック料理もいいですね。あるいは、地元の季節の食材を生かした郷土料理なんていうのも素敵です。


秋の新大豆でおぼろ豆腐を作って賞味する、なんていう企画も素敵です。これなら料理の腕前はあまり問われません。初めての人でも科学実験のような好奇心で取り組めますから、やってみると楽しいですよ!!


さらに、10月最終週だとちょっと時期が遅い感じもありますが、仲間を呼んで庭で芋煮会なんていう企画も、素晴らしいイエ・レストラン・イベントになると思います。


ハロウィンが近いですから、手作りお菓子山盛りのお茶会、なんていう企画もいいですね。こういうのは友達を集めて、ポットラックパーティーとして開催しても楽しいです。


とにかく考えれば、色んなアイデアがどんどん湧いてくると思うんです。場所は、何人で楽しむにしても、普段のダイニングやリビングで十分です。そこに、フレンチならちょっとエレガントなテーブルの演出に凝ってみる、和食なら一人用のお膳を使ってみるなんていう非日常性をプラス。こんな工夫で、いつもの部屋が特別な空間に変身します。


草木染めのテーブルクロス、手作りのランチョンマット、あるいは自分で焼いたり絵付けしたりした食器なんていう物のお披露目も兼ねたら、さらに楽しくなりそうですね。


とにかくもう、食を楽しくするあらゆるアイデアを総動員して、秋の一日を、豊かな恵みに感謝しながら過ごしましょう。


「いやー、一年のイエコトは、この日のためにやっているようなもんだね」
「あなたの料理の腕前は一流よ」
「君の教え方が良かったからさ」
「あら〜ん♪」
なんて夫婦でいちゃいちゃもいいですねー。


二人で選んだワインも絶品。
「もう一杯いこうよ」
「もうだめよ、後片づけしなきゃ」
「そんなのいいよ、だって明日は日曜日♪」


だから日程を土曜日にしてみたんです。一人でも、二人でも、みんなでも、誰と過ごしても楽しい「イエ・レストランの日」。毎年繰り返していくうちに、色んな思い出もぎっしり詰まった記念日に成長していくに違いありません。


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