★★(二ツ星)

太陽電池で楽しむ」by id:momokuri3


太陽電池も、その製造過程でたくさんのエネルギーを使いますし、環境負荷も掛かりますから、何でもかんでも太陽電池に変えればエコというわけにはいきません。でも、とりあえず電気の自給自足って楽しいじゃないですか。


もちろん本格的なソーラパネルを屋根に乗せるなんて、そう簡単に出来る物ではありません。でも、小さなソーラパネルで電池を充電するくらいなら簡単に実現できます。今はそのための市販品がありますから、買ってくればその日からミニ太陽光発電が楽しめます。


しかも、従来、太陽光での充電は充電電流の変動が避けられないので、満充電まで持っていくのがちょっと難しかったのですが、最近はバッテリーの方が大きく進化しているので、だいぶ実用的な充電が可能になってきているのです。


一度そういう優れた電池(以下親電池と仮称します)にエネルギーを蓄えれば、あとはそこから別の充電器に電気を供給することで、安価なバッテリーにも確実な充電が可能です。もちろん携帯電話などにも充電可能。


使い勝手としては、親電池を最低2個用意して、1個を使っている間にもう1個を充電するといった使い方をしないと、いつも電気の来ているコンセントの方がずっと楽ということになって長続きしなくなりますが、使う親電池と充電する親電池をワンタッチで切り替えられるように工夫すれば、電池を使う機器は何でもここから充電というライフスタイルに変わります。


音楽プレーヤーも通勤ラジオも、携帯電話も懐中電灯も太陽光。これは楽しいですよ。父は、以前百均で売られていた小型電気マッサージ器(振動モーターがブルブル震えるだけの簡易的な製品)の電池をこれで充電して、お日様の癒しで肩こりが取れると喜んでいます。乾電池に比べてニッケル水素電池などは定格電圧が低いですから、やや振動がソフトになりますが、父に言わせるとそれがいいのだそうです。


今まで何度か書かせていただいたキャンドルナイトもどき、自作LEDランタンを灯して楽しむ夜も、電源はもちろんこれ。昼のお日様を夜に連れてくると考えると、何とも楽しいですね。地球の向こう側の太陽で光る月と、太陽光で充電した電池で光るランタン。自然とハイテク融合の夕べです。


このように、使い方によってはライフスタイルまで変えてくれるソーラパネルと充電器の組み合わせ。ちょっと前までは、それなりに知識のある人が自分で設計し、自分でパーツを集め、自分で組み立てるというマニアックな世界でしたが、今は市販のセットを買うだけで十分実用になるソーラパワーが楽しめます。


問題は価格で、今私が使っているセットは1万円を超しますから、ちょっと購入には二の足を踏む感じですが、たとえば自分へのクリスマスプレゼントとしてソーラパワーで音楽が聴ける環境を構築してみようじゃないか、などという計画は、サイフに余裕があるなら意義あることだと思います。


そしてゆくゆくは、本格的な電力の自給自足が可能な社会へ。そんな夢を見ながら、乾電池を買わず、コンセントからも充電しない暮らしを一歩先取り。電池が充電できる程度では、実生活に役立つというよりは趣味の領域かもしれませんが、それでもトイレの照明くらい太陽光で賄える工夫が出来たりすると、ぐっと実用的な印象が高まるのではないでしょうか。


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★★ ミシュランコメント

音楽プレーヤーに、携帯電話、懐中電灯、小型電気マッサージ器やLEDランタンまで自家で太陽光から作った電気で動いているなんて、ソーラーパワーがぐっと身近な現実に思えました! それも、最近便利に進化しているソーラー発電&充電キットとともに、親電池を2つ用意してしっかり実用するという使い方の工夫があってこそですね。もちろん、そんな実用性に感動ですが、やっぱり自家発電って、夢があって楽しい! これから、小型のソーラーパネルも進化・普及してもっと身近になれば素敵です。イエで電気や光をつくる楽しみを教えてくれる、ソーラーパワー・エコライフに★★を贈ります!