★(一ツ星)

「キッチン・エコライフ」by id:ekimusi


夏前に、キッチンの片付けと掃除をしました。
その際、継ぎ目から水漏れをするようになってしまった約十年愛用してきたステンレスの笛つきのヤカンとお別れをして、白い琺瑯のヤカンを使い始めました。
ところがこのヤカンは沸いても音が鳴らず、音が鳴るのに慣れてしまっていた私達は、沸いてもすぐ気づかなかったのです。


困っていたら「ヤカンに貝殻を入れておくと、お湯が沸騰するとカタカタと音がして教えてくれる」という話を聞き、さっそく色々な貝で実験開始!
我が家には昔、沖縄の海に行った時に拾ってきた綺麗な貝があり、中でもお気に入りの巻き貝がいくつかあったのですが、結果はシンプルな二枚貝の音が最適と判明しました。


これでお湯を沸かしすぎることがなくなったので、改めてお湯を沸かす時にはキッチリ分量を必要な分だけ量り、ヤカンの外側についた水滴は拭き取ってから沸かすようになって、ガス代と水の節約を心がけています♪


おまけに、このお湯を沸かした直後の熱々のヤカンは、アイロン代わりになるんです。
布にヤカンの底を当てると、五秒ほどでちょっとしたシワならとれちゃいます。


ただ、このヤカンでアイロンをするのに気をつけることが二点あって、熱いお湯が飛び出すと危険なので、ヤカンは中身を出して空っぽにしてから使うこと。
そして、温度調節は出来ないので、使える素材は綿と麻のみということです。
それでも、わざわざアイロンの用意をしなくてもお手軽にハンカチやエプロンなどちょっとした小物のシワ伸ばしができるのは助かります。


それから冷蔵庫の掃除をしていたら、中身のチェックはしていたつもりでしたが、賞味期限が切れたドレッシングや、干からびた生姜を発見してしまいました!
ちょっとショックだったので、冷蔵庫の棚の使い方を見直し、手前から見て中央を開けたコの字のようになるように置くことにしました。
こうすることで一目で中身を見渡せるようになり、置いた人でなくてもどこに何があるかがわかりやすく開閉の時間が短縮され、使い忘れも防げるようになりました。


また、大根やジャガイモの皮が、シンクなどの掃除に使えることですが、雑誌などで見かけて昔から知っていましたが実行に移したのはだいぶ経ってからでした。
ある日、シンクに落ちていた皮でシンクを拭いてみたら、汚れがみるみる落ちて、びっくり!
今は必ず野菜の皮はシンクに一旦ためておいて、掃除に使うようにしています。


あとは食器のすすぎ方。
まず洗剤を溶かした桶に入れた食器の中で、お皿など平らなものから洗ってシンクにおきます。
次にはお碗などを洗い、さきほど洗ったお皿の上にそっと重ねていきます(大きなサイズのものから小さなサイズへ)。
全部洗い終わったら、上の食器(小さいサイズのもの)からすすぎ、洗剤を落としていきます。
すると、下の食器へ水がかかり、その水で下の食器はほとんどの洗剤が流れ落ちるので、時間と水の省エネになります。


娘が生まれた直後には一時、光熱費が上がりましたが、様々な節約・省エネ方法を試していき、今では光熱費は以前と同じか以前より少ない月もあるくらいです。


結婚した当初はただ漠然とつけていた光熱費の使用量と費用のメモは、今や我が家の省エネ史です。


アイディア次第で光熱費が節約できたり、効率がUPして家事が楽になるのは楽しいので、素敵な情報は色んな方と交換しあっています。


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ミシュランコメント

毎日の暮らしのなかから生まれて、自然に心地よくなじんでいった様子が素晴らしいキッチンのエコ習慣。湯沸かしの合図やお皿の洗い方など、かつてはこんなふうに、いろんな知恵を使いながら日々を営んでいた……これが人の生活だなぁとしみじみ本当の豊かさを感じました! そして、小さな「節約・省エネ方法」が実際の光熱費にあらわれると、効果も「見える化」して、楽しくモチベーション・アップですね。ホーローのケトルの保温性を利用したアイロンも、なんだか可愛らしいアイデア。楽しさと気持ちよさが伝わるキッチン・エコライフに、大きな贈呈です!