「衣替えが近付いたら編み物の季節」by id:MINT


秋の日は釣瓶落としと言いますが、夕暮れの太陽だけでなく、季節の移り変わりも釣瓶落とし。暑さ寒さも彼岸までなんて言っているうちに、あっという間にフカフカもこもこのセーターなどがうれしい季節がやってきます。


だから私は、衣替えの話題を耳にしたら、それが秋の夜長をゆっくり編み物で過ごすゴーサイン。まだ衣替えなんて先の話だよ、っていう時期から始めるのがポイントです。


編み物のいいところは、毛糸のリユースが可能なこと。編み物は一本の連続した毛糸で編まれていきますから、毛糸がくたびれてボロボロになるまでは、何度も編み直しが可能ですよね。


だから、せっかく編んだけどあんまり身につけなかったなぁ、デザイン失敗した、なんていう物は、惜しげもなくほどいて編み直しです。これ、色を失敗したなぁ、なんていうのは染め直し。ウール100%の毛糸は染めやすく、慣れない人でも失敗が少ないです。もちろん元の色との兼ね合いで想像していなかった色になった!なんていうことはありますが、それはそれで手作りならではの楽しみが広がりますね。


編む物は、その時の余裕しだい。編み物=セーター…じゃありませんよね。マフラー、帽子、手袋、膝掛け、などなど。忙しい年は、平面に編めば済む手間のかからない物や、すぐに完成する小物などを中心に手がけます。


特に帽子は色んなデザインが考えられますから、フェミニンな服装に合わせるかわいい物から、男の子っぽい服装に似合う物まで、手持ちの毛糸で作り放題。ネコミミ付けたり、余り毛糸でおさげのエクステみたいのを作って下げたりするお遊びも楽しいです。


あるいは市販のニット製品も含めて、その繕いやリフォームで秋の夜長を過ごすのもお手軽でいいですね。私の最近のヒット作は、膝丈のニットのワンピをミニ丈に作り直して、余った毛糸でお揃いの帽子を編んだもの。ワンピと帽子のコーディネイトは、自分ながらとてもかわいいですよ〜。これは大成功!


晩秋からの季節をかわいくあったかに過ごす準備は、冬ごもりに備えるリスになった気分。そういうのもとても楽しいひとときです。秋の夜空の見える窓辺で、ホットの紅茶がうれしい季節になったなぁなんて思いながら、一目一目ゆっくりじっくり。とても贅沢なプレ衣替えシーズンの過ごし方です。


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