「夏に栄養たっぷり参鶏湯(サムゲタン)風スープ!」by id:ekimusi


参鶏湯(サムゲタン)は鶏丸ごと一羽の中に、もち米や高麗人参に、ナツメ・栗・にんにく・生姜などを入れて、じっくり煮こんだ滋味あふれる美味しいスープです。


薬膳料理でもある参鶏湯(サムゲタン)は、日本でも寒い冬にいただくことが多いのですが、韓国では夏場にも人気があるスタミナ栄養料理!とのこと。


私たちが夏の土用の丑の日に鰻を食べるのと同じように、盛夏の伏日(三伏の日)といわれる日にこの参鶏湯(サムゲタン)をいただくそうです。


しかし参鶏湯(サムゲタン)の作り方の基本はじっくりコトコト煮込むことですが、夏にイエで作る場合、煮込み時間の長さと、台所の熱気が気になります。


そこで、我が家オススメの炊飯ジャーを使った参鶏湯(サムゲタン)風スープはいかがでしょうか。


ただし、このレシピでは鶏に薬膳具材は詰め込みません。
鶏丸々一羽を使って作るのはちょっと大変!という方や、夏でもお手軽に参鶏湯(サムゲタン)を作りたい方に最適です。


作り方は簡単です、下味をつけた鶏肉と材料を炊飯ジャーに入れて、お水を張ったらスイッチを入れるだけ♪


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炊飯ジャーで作る参鶏湯(サムゲタン)風スープ   (三〜四人分)


 《材料》
 ◎鶏手羽元・・・六〜八本位
 (手羽先や、一口大にカットした鶏の胸肉や、もも肉一枚分でもOK)
 ◎野菜・・・大根(3センチ位)、人参(3分の1位) 冷蔵庫にあるものでOK!
 ◎ネギ・・・1本(一口大にカット)
 ◎もち米・・・2合(玄米やウルチ米でもOK)
 ◎おろし生姜(カットしたものでも)・・・小さじ1
 ◎にんにく(2〜3欠けをつぶしておく)・・・(お好みで)
 ◎栗・・・10粒ほど。甘栗・むき甘栗でもOK(お好みで)
 ◎乾燥ナツメ・・・5〜10粒ほど(お好みで)


 (調味料等)
 #水・・・適量
 #塩・・・小さじ半分ほど
 #コショウ・・・適量
 #ごま油・・・小さじ1
 #酒・・・大さじ2
 ☆松の実(適量)
 ☆クコの実(適量)


 《作り方》
 ・大根と人参の皮をむき、5ミリ位の厚さのイチョウ切り又は半月切りにします。
 ・もち米はサッと研いでおきます。
 ・むき甘栗はそのままでいいですが、栗や甘栗は皮と渋皮をむいておきます。
 ・手羽元に、酒と塩コショウをしておきます。
 ・炊飯ジャーに、◎印の材料をすべて入れ、水を四〜五合目の目盛りまで注ぎます。
 ・材料の上から、酒、塩、コショウ、醤油、ごま油を回しかけ、炊飯ジャーのスイッチをオン。
 (ちなみに我が家の炊飯ジャーは一升炊きです)


あとは炊き上がるのを待ちます。
湯気がいい香りをして、食欲をそそります。


もち米以外にも、玄米や普通のお米、それに余ったご飯、お餅をいれてもいいですね。
お米は水分を吸いますので、炊けた後に味見をしながらお湯を足します。
お米を入れない場合には、とろみのないサラッとしたスープになります。


 ・炊きあがったら保温スイッチを切り、十分〜十五分程度むらし、味を見て薄いようなら塩でととのえてください。
 ・器によそい、あれば松の実、クコの実をトッピングします。


私はごま油の風味が好きなので、炊き上がってから少し追加しました。
野菜は夏には夏の旬の野菜を使ってもいいと思います。


そうそうこの料理、鶏肉やにんにくはもとより、ナツメが女性の美容にものすごく良いんです。
胃腸の働きを促進し、利尿作用が高く、ビタミン・鉄分・カリウムマグネシウムも豊富でアンチエイジングにも効果ありです。
そのため参鶏湯(サムゲタン)を作る際にはナツメを是非入れたいと思っています。


参鶏湯を汁ごといただくとポカポカと体が芯からあたたまり、体の中の余計なものが汗と一緒に出ていくようで元気がでます♪
ボリュームも栄養も満点で、これ一杯でお腹が満たされます。


長時間キッチンに立つ必要がなく、お肉がとろけるほど柔らかくなり、骨からスルッと身がほぐれるのも炊飯ジャーのいいところ。
炊飯ジャーで料理をするようになってから、圧力鍋の出番が減りました。


節電のために、炊飯ジャーを使う場合は、出来れば電力使用が集中する時間帯は避け、また長時間の保温もしない方がいいでしょう。
この時期は炊飯ジャーは電源を落としても保温性が高く、保温スイッチを切っても一時間位は暖かいままです。


夏に熱い料理はちょっと、と思うかもしれませんが、暑い日にこそ熱い料理を食べて新陳代謝を高めましょう。
夏バテや、夏風邪を引いた時の栄養補給にも、参鶏湯(サムゲタン)をどうぞ♪


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